※本記事は広告(アフィリエイト)を含みます(楽天=バリューコマース経由・Amazonアソシエイト)。商品の評価は個人の使用体験に基づくもので、効能効果を保証するものではありません。
はじめに|温泉ドライブの帰宅後、自宅シャワーで現実に戻る問題
温泉地で本物のかけ流しに浸かり、露天の縁で外気にあたって体を冷ます。あの一連の動作を体に覚えたまま帰宅して、自宅シャワーの塩素水道湯を浴びると、お湯の感触が一気にキシッと固くなって現実に戻される。月20湯前後のペースで群馬の源泉かけ流しを巡っていると、この「感触の落差」が地味なストレスとして積み重なってきます。
このギャップを埋めるために、温泉ブロガーが続けてきた3段階のアプローチを共有します。入口は¥2,277の脱塩素グッズから始められるので、まず1段目だけでも試せます。
- 段階① 浴槽の塩素対策(クリンスイ SD104-BL ¥2,277、2015年から10年継続)← 一番安く・確実
- 段階② シャワーの塩素対策(ミラブル本体+互換カートリッジ、2022年から3年)
- 段階③ 温泉水を持ち帰って自宅でブレンド入浴(ポリタンク2本運用、温泉ブロガーの実体験)
書き手は東京下町出身・群馬県在住の温泉ブロガーで、過去に島根・美又温泉のヌルヌル湯、大分・別府明礬の硫黄系の湯、九重・寒の地獄の冷泉浴を体験して源泉かけ流しに開眼しました。
本物の湯を体に覚えている分、自宅とのギャップを埋める工夫にも積極的になります。完全に同じにはできないけれど、市販グッズで段階的に近づけることはできます。
コスト感:入口の段階①だけなら数千円、フル装備で約¥55,000+(ミラブル正規品定価込み)。「全部やる必要はない」前提で、自分の生活スタイルに合うところだけ抜き出してください。
家族で使う前提については、本記事で扱う商品はすべて家庭用品(雑貨)であり、赤ちゃん・妊婦・皮膚の弱い人への「効く」「合う」を保証できる性質のものではありません。本記事は家庭用品の使用感の個人的な記録として読んでください。
段階① 浴槽の塩素対策|クリンスイ SD104-BL を10年使い続けている
最初に紹介するのは、3段階のうち一番低コスト・一番効果が分かりやすい段階です。カートリッジ ¥2,277 で試せるので、自宅風呂温泉化の入口として最適。
10年使い続けて、2025年だけで2回リピート購入
これが個人的に物的証拠と呼んでいる、購入の積み重ねです。Amazon と楽天の購入履歴を遡ると、
- 2015年7月13日:Amazon で本体+カートリッジ初回購入(同型を2セット)
- 2025年1月16日:Amazon でカートリッジ単体をリピート購入
- 2025年4月8日:楽天のクリンスイ公式shop で SD104-BL ¥2,277 を追加購入
この製品を10年間使い続けて、2025年だけで Amazon と楽天で2回買い直している。他社品と性能比較したわけではなく、個人的な使用継続の結果として、自分の運用では十分機能していると感じています。
浴槽の蛇口に取り付けて湯張り水を浄水するデバイス
製品は 三菱ケミカル・クリンスイの脱塩素バス バスでピュアピュア SD104-BL(カートリッジ本体¥2,277)。浴槽の蛇口に取り付けて、湯張り時の水道水をビタミンC系のカートリッジで処理する仕組みのデバイスです。

シャワー側で塩素対策をしても、浴槽に湯を張る蛇口側の水道水は塩素入りのまま入ってしまうので、シャワー側と浴槽側で別々のデバイスが必要になります。
多成分カートリッジで湯張り水を処理する仕組み
SD104-BL のカートリッジは、メーカー公表仕様では ビタミンC・亜硫酸カルシウム・活性炭 の多成分で構成されています。湯張り時、蛇口を通過する水道水がこの濾材を通ることで塩素対策が行われる、という設計。
主反応はビタミンC(アスコルビン酸)による還元です。ビタミンCは還元剤として働き、水道水中の遊離塩素(次亜塩素酸)と反応して、自身がデヒドロアスコルビン酸に酸化されることで塩素を塩化物イオンに変える。食品工業でも、野菜の洗浄水の塩素除去に同じ反応が使われています。活性炭は副次的な吸着、亜硫酸カルシウムも塩素還元に寄与します。
ランニングコスト
カートリッジ 1本 ¥2,277。メーカー推奨の交換目安は1〜2ヶ月(浄水能力8,000L)ですが、自分の運用では半年〜1年に1本のペースで使えています(湯張り頻度や水道水の塩素濃度によります)。メーカー推奨どおりなら月あたり ¥1,100〜2,300、自分の運用ベースなら月 ¥190〜380 程度。安全側を取るなら早めの交換が無難です。
体感
塩素を中和した湯のほうが、水の感触としてマイルドに感じます。湯舟に浸かっている間も、塩素由来と思われるキシキシ感がない分、水自体の手触りが柔らかく感じられます。ただし、水道水の「キシキシ感」の主因は塩素単独ではなく、水中のカルシウム・マグネシウム(硬度)と石鹸成分の反応で生じる金属石鹸も大きいので、塩素を抜いても硬度由来の感触は残ります。次のセクション②(シャワー側)と③(温泉水ブレンド)を併用すると、より複合的に水質をいじっていけます。
「温泉そのものになる」わけではなく、あくまで「塩素水道水」が「塩素を抜いた水道水」になるだけ。これが次の段階で「温泉気分」を足していくための下地になります。
注意点
追い焚き式の風呂釜と相性が悪い場合があるので、メーカー説明を確認してから使うのが安全です。家族で使う場合、赤ちゃん・妊婦・皮膚の弱い人への影響については本記事では扱いません(雑貨カートリッジで効能効果を保証できる性質のものではないため、判断はメーカー説明書・かかりつけ医に)。
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段階② シャワーの塩素対策|ミラブル本体+互換カートリッジ
入口の段階①で「水が変わる」体感ができたら、次はシャワーへ。ただし段階②は本体が高額(公式定価ベースで ¥44,990 前後)になるので、家計と相談しながら検討してください。
本体はサイエンス ミラブルプラスの正規品(2022年購入、3年継続)
シャワーヘッド本体として使っているのは、サイエンス ミラブルプラス(軽量タイプ)の正規品。2022年8月に楽天の sma-tech から ¥15,800 で購入したもの(商品名に「【正規品】…シリアルナンバー入り」と明記された出品。下記3点のうち②③は購入時に確認済み)。当時の旧モデル価格で、2026年5月時点のサイエンス公式直販のミラブルプラス価格は ¥44,990 前後に上がっているので、これから買う人は価格差が大きい点に注意。

3年使い続けて言えるのは、シャワーヘッド本体は耐久性が高く壊れない、ということ。日々の塩素対策はカートリッジが担うので、本体は1回投資すれば長く使えます。
「公式・正規取扱店」で買うのが安全
ミラブル正規品はメーカーのサイエンスが「正規取扱店制度」を厳格に運用しており、認定外店から買うと 5年保証が受けられない ことがあります。長く使う前提なら、率直に言えば公式(mirable.jp)で買うのが一番安全。価格は同じか少し高い程度で、保証・サポートが手厚い。
楽天で正規品を買う場合は以下の3点を必ず確認:
- 正規取扱店リスト(sciencewts.jp)に入っているか
- 新品・未使用品か(中古や並行輸入品が混在する)
- シリアルナンバー入り(正規品の証明)
カートリッジは「正規品 → 互換品」に乗り換えた
最初の半年〜1年は正規品カートリッジを使っていました。ただ、正規カートリッジは1本あたり ¥4,000〜5,000 ほどして割高で、毎日のシャワーで使うとランニングコストが地味に効いてくる。半年使ってみて性能差より価格差のほうが運用上は気になったので、互換品に切り替えました。
切り替えたのは、Amazon・楽天で売っている互換品カートリッジ(3本SET+1本おまけ等のサードパーティ品 ¥2,980 前後)。1本あたり ¥750 程度まで下がり、3〜4ヶ月に1本交換のペースで回しています。

互換品はメーカー説明によると活性炭などで水道水中の塩素を吸着・低減する仕様。正規品との差は1年以上使い続けても体感では大きく感じません。「100%除去」ではなく、シャワー時の塩素濃度を低減してくれる、というのが正規・互換どちらも同じ印象です。
互換カートリッジを半年ほど使った後、中の塩素低減剤の粒が目に見えて減っていることは、カートリッジ内の充填材が消費されていることのサインとして実用的です(塩素吸着量の定量データは取っていないため、あくまで交換時期判断の目安として)。

蛇口規格が合わなければアダプタ¥1,000
ミラブル系のシャワーヘッドは、自宅の蛇口規格(KVK / MYM / INAX / 東京ガス / リンナイ等)によっては変換アダプタが必要です。自分の場合は シャワーホース交換アダプタ 4パターンSET(¥1,000) を別途購入して取り付けました。
体感
カートリッジを使い始めて自分が体感したのは、シャワーの水の手触りそのものの違いです。冬場のシャワー後の水の感触が、一段マイルドに感じる程度。髪・肌への作用については本記事は触れません(雑貨カートリッジの範囲を超えるため、化粧品・医薬部外品としての効能を訴求するものではありません)。
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番外編|パックテストで残留塩素を実測したら、まさかのオチだった
ここまでの①②は、正直に言えば全部「体感」の話でした。塩素を抜くと水がマイルドに感じる、と書いておきながら、数字の裏付けは一つもない。そこで「ビフォーアフターを色で見せる」つもりで、簡易水質測定でよく使われる共立理化学研究所のパックテスト 残留塩素(遊離)WAK-ClO・DPを買いました。DPD比色法(遊離塩素と反応してピンク色に発色する試薬で、色の濃さを標準色と見比べて濃度を読む方式のこと)で、水を吸い込んで10秒、0.1〜5mg/Lの範囲を判定できる、50回分入りの簡易検査キットです。

同じ晩に3種類の水を採って測定
採取したのは以下の3種類。グラスに汲んで、パックテストのチューブで同時に測りました。
- 左:水道水(蛇口から直接・浄水なし)
- 中央:ミラブル通過水(段階②・互換カートリッジ経由のシャワー水)
- 右:クリンスイ通過水(段階①・SD104-BLを通した湯張り水)

結果(10秒後):3本とも、ほぼ無色

期待していたのは「水道水だけ濃いピンク、浄水した2本は無色」という分かりやすいコントラストでした。ところが規定の反応時間10秒で見比べた結果は、3本とも標準色のいちばん薄い0.1mg/Lにも届かない、ほぼ無色。ビフォーアフターを見せるつもりが、ビフォーの時点ですでにアフターでした。
なぜ差が出なかったのか|そもそも水道水の塩素が低かった
調べて分かったのは、水道水の残留塩素には法律上の「下限」があるということ。水道法施行規則では、家庭の蛇口(給水栓)で遊離残留塩素0.1mg/L以上を保つことが水道事業者に義務付けられていて、一方で水質管理上の目標値は1mg/L以下。つまり蛇口の水の残留塩素は一律ではなく、下限0.1〜目標1mg/Lの間で地域や住まいによって結構な幅があることになります。うちの水道水は、このパックテストのいちばん薄い標準色0.1mg/Lにも届かない=10秒の目視ではほぼ無色のレベルで、浄水する前から法定の下限に近い、もともと低めの水準だったようです(簡易キットの目視判定なので、0.1前後の細かい判別まではできません)。企画倒れを受け入れて、チューブを片付けずにその場を離れました。
ところが約1時間半後、水道水だけピンクになっていた

片付けようと戻って、二度見しました。3本のうち水道水のチューブだけ、うっすらピンクに発色している。クリンスイとミラブルを通した2本は、時間が経っても無色のままでした。
先にお断りしておくと、これは規定の反応時間(10秒)を大幅に過ぎた状態なので、標準色と見比べて「◯mg/L」と数値を読むことはできません。それでも、同じ場所に同じ時間だけ置いた3本のうち、この時点で発色していたのは水道水だけ。水道水にはごく微量の塩素分が残っていて発色が先に進み、クリンスイ・ミラブルを通した水ではそれが取り除かれていた。そういう「発色スピードの差」を示唆する結果だと受け止めました(浄水した2本は給湯器を通した湯でもあるので、カートリッジ単独の効果と言い切るつもりはありません)。
そして翌朝、3本とも真っピンクになっていた

実験はまだ終わっていませんでした。翌朝見たら、浄水した2本も含めて3本とも、標準色の1〜2に迫る濃いピンクになっている。ここまで来るとさすがに調べ直しました。パックテストのDPD試薬(発色剤)は、塩素がなくても空気中の酸素で数時間かけてゆっくり酸化され、塩素と反応したときと同じピンク色素を作る性質があります。反応時間が「10秒」と決められているのは、この空気酸化による発色と区別するためでもあります。つまり翌朝の真っピンクに塩素の情報はもう含まれていません。標準色カードに刷られた「反応時間10秒」の意味を、一晩かけて学びました。
整理すると、今回分かったのは3つ。①うちの水道水はもともと残留塩素が少ない(規定の10秒判定で3本とも無色=いちばん薄い標準色0.1mg/Lにも届かないレベル)。②それでも浄水の前後で「発色の早さ」に差はあった(1時間半後の時点で水道水だけ先にピンク。仕様外の参考観察)。③試薬は放置すれば塩素ゼロでも発色する(翌朝の3本真っピンク。10秒ルールには理由がある)。「カートリッジで塩素がゼロになる劇的ビフォーアフター」の証明にはなりませんでしたが、段階①・②で書いてきた体感が完全な思い込みでもなさそうだ、という程度の手がかりは残りました。段階①のカートリッジがメーカー推奨(1〜2ヶ月)よりずっと長持ちしてきたのも、元の塩素が低いなら辻褄が合います。
逆に言うと、残留塩素が1mg/L近い地域にお住まいの方ほど脱塩素グッズの意味は大きくなるはずで、まず自宅の蛇口を10秒測ってから投資判断する、という順番がおすすめです。パックテスト自体は1回あたり数十円なので、引っ越し先や実家の水道水チェックにも使えます。
なお試薬は目への刺激性がある薬品です(GHS警告表示あり)。測定に使った水は飲まず、チューブは子どもの手の届かない場所で扱ってください。
翌日|プールの水で「答え合わせ」してきた
「10秒で無色」が試薬の不良でないことを確かめるため、翌日、遊離残留塩素が確実に入っている水=プールの水で答え合わせをしてきました。遊泳用プールは衛生基準で遊離残留塩素0.4mg/L以上・1.0mg/L以下が望ましいとされています。

結果は写真の通り。10秒を待つまでもなく、水を吸い込んだ瞬間にピンクに発色しました(この日は標準色カードとの照合をしていないので、数値の読み取りはなしです)。塩素があれば一瞬で反応する試薬が、自宅の3検体では規定の10秒でどれも無色だった。つまり試薬は正常で、無色だったのは水のほうの事情。これでようやく裏付けが取れました。
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実測の話はここまで。次の段階③は、水質を測るのでも整えるのでもなく、温泉水そのものを持ち帰る話に戻ります。
段階③ 温泉水を持ち帰って自宅でブレンド入浴|ポリタンク2本の持続可能ライン
ここまでの①②は、市販グッズで自宅風呂を温泉気分に近づける段階の話でした。段階③は、温泉ブロガー本人の習慣。商品紹介ではなく、飲泉所のある温泉宿で温泉水を直接持ち帰って自宅の湯舟に加える「ブレンド入浴」の話です。
今の運用|20L×2本=40Lで持続可能なブレンド
現在のスタイルは、20Lのポリタンクを2本車に積んで、温泉地で満タンに汲んで持ち帰る。合計40L、重量で約40kg。米10kg×4袋ぶんなので決して軽くはありませんが、ポリタンク2本なら何往復もせず一気に運べる現実的なラインです。
自宅浴槽(一般的な家庭浴槽で約200L)に対して40Lは1/5=20%。本物の温泉地のような体感には到底届かず、あくまで「自宅で温泉気分を足す」程度のブレンド比率です。
持ち帰り温泉水の衛生運用|48時間以内に使い切る
これは温泉水を持ち帰るようになって学んだ実用ノウハウですが、塩素ゼロの温泉水を常温保存すると雑菌繁殖が早いので、自分の運用では以下を守っています。
- 持ち帰った温泉水は原則48時間以内に使い切る(夏場の車内40℃越え時は当日中)
- 汲む量=今週使い切る量、と運用を逆算
- ポリタンクは使用後に水洗いして乾燥
- 追い焚き循環は使わない(湯張り時に40Lを一気に投入してその日の入浴で使い切る。配管にレジオネラ等が繁殖するリスク回避のため)
- 飲泉所での飲用提供は温泉法第15条第1項に基づく浴用・飲用利用の許可の枠内で、家庭での浴用利用はその許可の射程外になる点も認識
80L運用から40L運用に落ち着くまで
自宅風呂温泉化に一番熱を入れていた頃(2025年4月〜夏ごろの約半年間)は、20Lのポリタンクを4本車に積んで、温泉スタンドで満タンに汲んで持ち帰っていました。合計 80リットル。塩素水道湯は1滴も混ぜず、持ち帰った源泉だけで湯舟を張る運用(給湯器の湯で湯煎加温はしている)。
家に着いてからの段取りも一通りルーチン化していて、
- 浴槽にポリタンク4本を並べて置く
- 給湯器から50℃前後の湯を浴槽に張ってポリタンクを湯煎で温める(ポリタンクの耐熱温度は製品ごとに違うのでメーカー記載を要確認・自分の運用では湯煎水は50℃まで、約20分でポリタンク内の源泉が38〜40℃に上がる)
- 浴槽から湯煎水を抜き、温まったポリタンクから源泉80Lを浴槽に注ぐ
- 80Lで肩まで浸かれるラインを毎回確保
ただ、半年でロジスティクス側が破綻しました。ポリタンク4本(満タンで80kg)を温泉スタンド→車→自宅玄関→風呂場まで何往復もするのがいちばんきつい。階段でポリタンクを運ぶのが辛い週があり、温泉宿に着いた時点で「次は2本でいいか」が頭をよぎるようになる。
そこで2本(40L)に減らしたところ、ポリタンク往復回数が減って、その分宿で滞在する時間が増えた。20L×4 を続けていた頃は温泉ドライブが「持ち帰り作業」とセットになりすぎて、純粋に湯を楽しむ時間が削られていましたが、2本に絞ってからは、
- 温泉宿の浴室・湯口・析出物をゆっくり観察する余裕ができた
- 露天風呂の縁で外気クールダウンを楽しむ時間も取れる
- 帰路の道中に寄り道する体力が残る
- 自宅でも「特別な湯」感を維持しつつ、毎週続けられる
という、温泉ブロガーとして本来やりたかったことに時間を使えるようになりました。
使っているポリタンク|コーナンSOUTHERNPORT 20L コック付き
容器は、近所のコーナン(ホームセンター)で買った コーナン オリジナル SOUTHERNPORT コック付水缶 20L(食品衛生法適合品・約¥1,690)。手を入れて洗える広口・コック付き・背面に手掛かりミゾあり、というシンプルだが必要十分な仕様。

購入動線:
- Amazon:コーナン オリジナル SOUTHERNPORT コック付水缶 20L(店舗購入と同価格帯)
- 楽天:同じコーナン製品は楽天には流通していないので、「給水ポリタンク 20L コック付き」検索で同等品を選ぶのが現実的
飲泉所のある宿|群馬で温泉水を持ち帰れる場所(代表2施設)
群馬には飲泉所のある宿・温泉スタンドが複数あります(草津・伊香保・四万・水上・宝川・磯部 等)。網羅版は別記事で書く予定ですが、自分が定期的に汲んでいるのは以下の2施設:
- 釈迦の霊泉(奈女沢温泉)(みなかみ町上牧):入浴客は飲用温泉水を4Lまで無料で持ち帰り可、10L 販売もあり。pH 9.5・メタケイ酸 54.7 mg/kg・源泉温度22.5℃。温泉法第2条別表の19成分のうち、メタケイ酸(ケイ素由来の成分で、温泉では肌触りに関わる指標とされる)が50 mg/kg以上で「温泉」と認定される基準を満たすタイプ。なお、20%希釈のブレンド入浴では温泉施設と同等の効果は期待できません。飲泉所には銅の蛇口と緑色の桶があり、自分の容器で汲む形式。
- 南郷温泉しゃくなげの湯の温泉スタンド(沼田市利根町):建物外の温泉スタンドで、有料で大量持ち帰り可能。アルカリ性単純温泉(pH 9.27)。
「20L×4で湯舟ごと源泉」をやっていた頃は、しゃくなげの湯の温泉スタンドが主力でした。1回あたり大量に汲めるのと、ポリタンク前提の設備設計になっていて運用しやすかったからです。釈迦の霊泉は「飲泉所で4Lまで無料」と量的には控えめなので、ブレンド入浴のメイン補給源というよりは、少量の足し湯としての位置づけ。飲用については施設の掲示と環境省の基準に従ってください。
ブレンド入浴をどう捉えるか
「温泉水を自宅の湯舟に入れて、本当に効くの?」と聞かれます。率直に答えると、温泉法上の「温泉」の効能は温泉施設で適切な温度・湯量・浴用方法で利用した場合に環境省指針に基づき表示されるもので、家庭の浴槽に持ち帰って希釈した湯に同じ効能があるとは認められていません。本記事のブレンド入浴は温泉ブロガーの趣味としての習慣で、効能を期待するものではありません。
自分が続けている理由は、塩素水道水より水の感触が柔らかく感じること(プラセボの可能性は否定しません)と、好きな温泉地のお湯が混ざっているという気分の満足感です。追加コストは温泉水自体は無料 or 数百円。「温泉ブロガーの習慣」として共有しているだけの話です。
力を抜いた「2本ブレンド」が、続けられる最終形
20L×4で湯舟ごと源泉、というガチ運用はもう続けていません。今は20L×2本のブレンド入浴スタイル。「群馬で本物の源泉かけ流しを巡って、その帰りに少しだけ持って帰る」という習慣は、温泉地と自宅のつながりを作ってくれる段階です。
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まとめ|3段階の費用感と続けやすさ
ここまでの3段階を、初期費用・ランニングコストで並べると以下の通り(段階③は習慣の話なので投資効果には乗りにくい点を踏まえてご覧ください)。
費用感まとめ
| 段階 | 商品 | 初期費用 | ランニング | 推す層 |
|---|---|---|---|---|
| ① 浴槽脱塩素 | クリンスイ SD104-BL | ¥2,277 | 月 ¥190〜2,300(メーカー推奨1〜2ヶ月/自分の運用は半年〜1年) | 一番安く・確実に変化を感じたい人 |
| ② シャワー浄水 | ミラブル本体+アダプタ+互換カートリッジ | 正規品定価 約¥48,000〜(公式・正規取扱店) | 互換カートリッジ ¥750/本(3〜4ヶ月) | 毎日のシャワーから本格的にやりたい人 |
| ③ 温泉水ブレンド | ポリタンク2本(容器のみ) | 約 ¥3,400(コーナン¥1,690×2) | 入浴料は別途 | 温泉巡り習慣がある人・群馬住み |
なお、脱塩素が実際どの程度意味があるのかは、番外編のパックテスト実測で正直に検証しています。
用途別の入口案
一番低コストで変化を感じたい
→ ① 浴槽脱塩素 SD104-BL(¥2,277)から。10年使い続けて、2025年だけでも Amazon・楽天で2回リピート購入している商品です。
シャワー派
→ ② ミラブル本体+互換カートリッジ運用。本体は公式・正規取扱店で買って、カートリッジだけ互換品でランニングコストを抑える二段運用が現実的。
群馬の温泉ブロガー的に推したい
→ ③ 温泉水ブレンド入浴。コストは容器代と運搬の手間だけ。群馬の源泉かけ流し 泉質比較で訪ねたうち、飲泉所のある宿は限られていますが、温泉巡りの「持ち帰る楽しみ」を作るだけで、ドライブの締めが変わります。20L×2本(40L)からスタートするのが、続けやすいラインです。
続けてきて気づいたこと
長く続けてみて、いちばん感じるのは「家のお風呂を温泉そのものにすることはできない」という当たり前の事実です。①②で塩素を抜いて③で温泉気分を足しても、温泉地の湯口から出る本物の源泉とは別物。湯口の析出物や湯の華を眺める時間、露天で外気にあたって体を冷ます時間は、自宅では絶対に作れません。
ただ、「温泉ドライブから帰った後の落差を、ちょっとだけマシにする」という、ささやかで現実的な目標は達成できます。そして、その「ちょっとマシ」が毎日積み重なると、群馬で温泉巡りを続けるモチベーションそのものを支えてくれる、というのが続けてきての結論です。
関連記事
お断り
本記事の体験談はすべて個人の感想で、医薬品・医薬部外品・化粧品としての効能効果を訴求するものではなく、家庭用品の使用感の個人的な記録です。本記事にはバリューコマース LinkSwitch 経由のアフィリエイトリンクおよび Amazon アソシエイトリンクを含みます。価格は2022〜2026年の購入時点・記事執筆時のもので、現在の楽天価格と異なる場合があります。



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