群馬の湯めぐりは、実は財布がほとんどいりません。
草津には観光客が公式に入れる無料の共同浴場が3軒。四万温泉の街なかには無料(寸志)の共同湯が3つ。沢渡は300円、六合の応徳と尻焼の町営 弁天の湯は500円、東吾妻の根古屋乃湯は400円、渋川は小野上温泉 ハタの湯が410円・金島温泉 富貴の湯が500円、みなかみの猿ヶ京温泉は住民センター共同浴場が400円・いこいの湯が300円、太田の尾島温泉 利根の湯は市外500円(市内300円)。日本有数の名湯地帯・群馬の湯に、入浴料ゼロ〜ワンコインで浸かれてしまう。
私は島根の美又温泉や温泉津(ゆのつ)温泉といった中国地方の共同浴場で「安くて本物のかけ流し」に開眼した口です。群馬に来てからも同じ嗅覚で外湯(そとゆ=温泉街にある地元運営の共同のお風呂)を巡ってきました。この記事は、実際に入ってきた17湯+訪ねたが増水で入れなかった1湯(尻焼温泉・川の湯)を1枚にまとめた総覧です。各湯の分析書の数値や浴室の詳細は、それぞれの個別記事に書いてあるので、気になった湯からリンクで飛んでください。

- 先に結論|18湯ひと目比較表
- 「無料の湯」は観光施設ではない|先に作法だけ
- 草津|無料で入れる共同浴場3軒(白旗・地蔵・千代)
- 四万|街なかの無料(寸志)共同浴場3湯(御夢想・上の湯・河原の湯)
- 沢渡|共同浴場(300円)で「一浴玉の肌」
- 応徳|くつろぎの湯(500円)は「4つのなし」がそろう優等生
- 大塚|400円で32.8℃のぬる湯に長湯(金井旅館)
- 東吾妻|土日祝だけの400円かけ流し(根古屋乃湯)
- 長野原|八ッ場ダムで高台に移った外湯(王湯・500円)
- 渋川|吾妻線の駅から歩ける日帰り湯、410円と500円(小野上温泉 ハタの湯・金島温泉 富貴の湯)
- みなかみ・猿ヶ京|地元の区が守る無人の湯、400円と300円(住民センター共同浴場・いこいの湯)
- 太田|市の日帰り温泉、市外500円で3時間(尾島温泉 利根の湯)
- 尻焼|川がまるごと露天風呂(無料)※増水で入れなかった日の記録あり
- モデルコース|無料・ワンコインだけで組む日帰り2案
- 持ち物と小ワザ
- よくある質問
- 関連記事
先に結論|18湯ひと目比較表
| 湯 | エリア | 料金 | 入れる時間 | ひとことキャラ |
|---|---|---|---|---|
| 白旗の湯 | 草津 | 無料 | 8:00〜23:00 | 草津最大。pH約2の酸性硫黄泉がぴりっと肌を刺す |
| 地蔵の湯 | 草津 | 無料 | 8:00〜22:00 | 42℃前後で入りやすい。たまごのにおい |
| 千代の湯 | 草津 | 無料 | 6:00〜23:00 | 3軒で唯一、湯畑源泉に入れる |
| 御夢想の湯 | 四万 | 無料(寸志) | 9:00〜15:00 | 四万発祥のお社風。pH8.7の硫酸塩泉 |
| 上の湯 | 四万 | 無料(寸志) | 9:00〜15:00 | 湯口に厚い白析出。塩気のあるpH7.2 |
| 河原の湯 | 四万 | 無料(寸志) | 9:00〜15:00 | 3湯で最も濃く最も熱い(溶存2.04g/kg) |
| 沢渡温泉 共同浴場 | 沢渡 | 300円 | 9:00〜20:30 | 「一浴玉の肌」。石膏の白析出とあつ湯 |
| 応徳温泉 くつろぎの湯 | 六合 | 500円 | 12:00〜20:00(水曜休) | 加水・加温・循環・消毒すべて「なし」。白い湯の花 |
| 尻焼温泉 川の湯 | 六合 | 無料 | いつでも(増水時は不可) | 川がまるごと露天風呂 ※増水で未入浴 |
| 弁天の湯(尻焼温泉・町営) | 六合・尻焼 | 500円 | 12:30〜19:30(最終入館19:00・月曜休) | 川の湯に入れない日の受け皿。タイル張りの内湯一つで温度計は42.6℃。湯づかいの掲示なし(かけ流しかは未確認) |
| 王湯(川原湯温泉) | 長野原 | 500円 | 10:00〜18:00(最終受付17:30) | 八ッ場ダムで高台に移転・復活した含硫黄泉。湯かけ祭りの外湯 |
| 金井旅館(大塚温泉) | 中之条・大塚 | 400円 | 9:00〜20:00(2時間以内・延長1時間100円) | 32.8℃の自噴ぬる湯を源泉槽に非加熱かけ流し。無人受付の料金箱に前払い |
| 根古屋乃湯(根古屋城温泉) | 東吾妻・岡崎 | 400円 | 土・日・祝のみ 11:00〜20:00(11〜18時は時間無制限) | 34.2℃の源泉「姫子の湯」を加温し、内湯・露天とも100%かけ流し。開店前に着いたらお茶が出た |
| ハタの湯(小野上温泉・渋川市) | 渋川・小野上 | 410円(2時間) | 9:00〜21:00(受付20:30まで・毎月20日休〔土日祝なら前日〕) | JR吾妻線 小野上温泉駅前。pH9.0のツルツル系。大浴場の掲示は循環ろ過+塩素系薬剤、別料金の浴室付き個室「岩井堂」の掲示だけ循環なし |
| 富貴の湯(金島温泉・渋川市) | 渋川・金島 | 500円(2時間) | 10:00〜21:00(受付20:30まで・毎月15日休〔土日祝なら翌日〕) | JR吾妻線 金島駅から5分(公式の案内)の日帰り専用の温泉。pH6.8、湯は黄土色で鉄の香り。施設の掲示は【かけ流し】・加水なし・塩素なし(加温あり)、温泉利用証に「循環装置 あり」・水質検査結果書に「浴槽水(循環式)」 |
| 猿ヶ京住民センター共同浴場(みなかみ町) | みなかみ・猿ヶ京 | 400円 | 6:30〜22:00(定休日の記載なし) | 料金箱に400円・お釣りなし。源泉は長生館と同じ「共有泉湯島」、掲示は5項目すべて「していません」。男湯は1槽で体感46℃ |
| いこいの湯(猿ヶ京公衆浴場・みなかみ町) | みなかみ・猿ヶ京 | 300円 | 10:00〜22:00(定休日の記載なし) | 券売機で入湯券を買って木箱へ。源泉「村有1号」57.7℃・pH7.5の内湯1槽。湯づかいの掲示なし=かけ流しかは未確認 |
| 利根の湯(尾島温泉・太田市) | 太田・尾島 | 市外500円・市内300円(3時間) | 10:00〜20:00(火曜休〔祝日なら翌日〕) | 市の日帰り温泉で露天・サウナ90℃・打たせ湯まで。分析書は24.3℃の冷鉱泉(溶存1.22g/kg)。掲示は加水・加温・循環ろ過・塩素ありで、循環なしは予約制の福祉浴槽だけ |
※料金・時間は2026年7月時点(弁天の湯・ハタの湯・猿ヶ京の2湯・利根の湯は2026年9月時点、富貴の湯は2026年10月時点)。清掃時間や行事で入れない時間帯があります。草津以外では、四万3湯・沢渡・応徳・尻焼2湯(川の湯・弁天の湯)・大塚の8湯が中之条町、王湯(川原湯温泉)は長野原町、ハタの湯(小野上温泉)と富貴の湯(金島温泉)は渋川市、猿ヶ京温泉の2湯(住民センター共同浴場・いこいの湯)はみなかみ町、利根の湯(尾島温泉)は太田市です。
18湯のpH・溶存物質・主要イオンをもっと細かく見たい方は、群馬の温泉データ比較表に分析書ベースの数値をまとめています。
「無料の湯」は観光施設ではない|先に作法だけ
安いから雑でいい、の逆です。無料〜寸志の共同浴場は、地元の組合が自分たちの生活のために維持しているお風呂を、好意で観光客にも開いてくれているもの。スーパー銭湯の感覚で行くと戸惑うはずなので、先に共通の作法だけまとめます。
- かけ湯をしてから入る。体を流すマナーであると同時に、熱い湯に体を慣らす安全策でもあります
- 石鹸・シャンプー類は基本なし。ドライヤーもなし。タオルは必ず持参
- 貴重品を持ち込まない。鍵付きロッカーがない湯がほとんどです
- 浴室内では撮影しない
- 寄付箱(善意の箱)があれば気持ちを入れる。無料の湯を無料のまま残すための、観光客なりの参加方法です
- 長湯しすぎない。入浴時間の目安を掲示している湯もあります。混み合う夕方は地元の方の時間、という意識で
草津|無料で入れる共同浴場3軒(白旗・地蔵・千代)
草津温泉で観光客が公式に入れる無料の共同浴場は、白旗の湯・地蔵の湯・千代の湯の3軒。すべて湯畑から歩いて回れます。pH(ピーエイチ、ペーハーとも=酸性・アルカリ性の度合い)約2の強酸性硫黄泉という、日本でも指折りの個性の湯が入浴料ゼロ。初めて知ったときは「いいのか草津」と思いました。

3軒の使い分けはこうです。
- 白旗の湯:いちばん大きく、いちばん草津らしい。「ぬるめ」「熱め」の2槽。酸がぴりっと肌を刺す鋭さは、群馬の他の湯では出会ったことがありません
- 地蔵の湯:湯温42℃ほどで3軒では入りやすい。まわりは「裏草津 地蔵」として整備され、顔湯・足湯・手洗乃湯が24時間無料
- 千代の湯:3軒で唯一、草津の顔である湯畑源泉に入れる。ぬるめで当たりがやわらかく、私が3軒でいちばん長く浸かれた湯
強酸性ゆえの注意がひとつ。肌の弱い人や乾燥肌の人は、ぴりぴりが強く出ることがあります。無理せず短めに切り上げ、上がり湯で流すかどうかも体調と相談を。3軒それぞれの浴室の様子・源泉の数値・湯めぐりの順番は、個別記事に全部書きました。
→ 詳細:草津温泉 無料で入れる共同浴場3選|白旗・地蔵・千代【日帰り】
→ 有料施設も含めた草津の日帰り全体像:草津温泉の日帰り入浴まとめ
四万|街なかの無料(寸志)共同浴場3湯(御夢想・上の湯・河原の湯)
四万温泉の街なかには、御夢想(ごむそう)の湯・上の湯・河原の湯という3つの共同浴場が点在しています。料金は無料。ただし入口に管理費に充てる善意の箱があるので、私は「寸志(すんし=気持ちのお金)を入れる湯」だと思って、入るたびに小銭を入れています。開放時間は3湯共通で9:00〜15:00。15時で閉まるので、四万では共同浴場を先に回すのが鉄則です。

面白いのは、徒歩圏の3湯なのに源泉の顔がはっきり違うこと。
- 御夢想の湯:四万発祥の伝承を持つお社風の湯屋。カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉(pH8.7・アルカリ性)。3湯ではいちばんやわらかい入り心地でした
- 上の湯:湯口に厚い白い析出物(温泉成分が固まったもの)。塩化物(Cl⁻504mg/kg)が前面に出たpH7.2で、キリッとした塩気
- 河原の湯:3湯で最も高温・最も濃い(溶存物質2.04g/kg)。石段を下りた川沿いの半地下という立地も秘湯感があります
温泉街のド真ん中で「無料の共同浴場文化」が維持されている希少例です。数値の細かい比較や、はしごして分かった3湯の違いは個別記事に譲ります。
→ 詳細:四万温泉の共同浴場3湯比較|御夢想の湯・上の湯・河原の湯【源泉かけ流し】
沢渡|共同浴場(300円)で「一浴玉の肌」
ワンコイン圏に入って、まずは沢渡(さわたり)温泉。「一浴玉の肌」と讃えられ、強酸性の草津で湯治した肌をここで整えたことから「草津の仕上げ湯」と呼ばれてきた湯です(いずれも古くからの伝承・キャッチコピーで、効能の根拠ではありません。このあたりの整理は温泉の効能記事で)。その本家本元が、地元組合運営の共同浴場で300円。

浴室は「あつ湯」「ぬる湯」の2槽で、源泉かけ流し100%。湯口には白い析出物がびっしり付いていて、正体は硫酸カルシウム=石膏(分析書の主要イオンとも一致)です。pH8.32・カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉。営業は9:00〜20:30、入浴は2時間以内のルール。源泉の持ち帰り(10L 200円・浴用)が公式に認められているのも珍しいポイントです。
→ 詳細:沢渡温泉 共同浴場 日帰り入浴レビュー|「一浴玉の肌」を300円で味わう
応徳|くつろぎの湯(500円)は「4つのなし」がそろう優等生
六合(くに)の道の駅にある応徳温泉 くつろぎの湯は、大人500円(町外)。この記事のワンコイン上限ですが、中身がすごい。掲示の湯使い(加水・加温・循環・消毒)がすべて「していません」で揃う、正真正銘の源泉かけ流しです。

泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(pH8.1)。緑がかった湯に白い湯の花が浮かび、加温なしで浴槽41℃前後という「ちょうどよさ」も源泉の実力そのままです。12:00〜20:00・水曜休・現金のみ。配管トラブルでの休業歴があるので、遠くから行くならひと電話を。
→ 詳細:応徳温泉くつろぎの湯 日帰り|白い湯の花と源泉かけ流し
大塚|400円で32.8℃のぬる湯に長湯(金井旅館)
中之条町の大塚地区、一軒宿「金井旅館」の日帰り湯です。32.8℃の掘削自噴泉を、源泉槽には加水・加温・循環・消毒なしのまま張る湯治場で、受付は無人。木の料金箱に400円を前払いする方式です(2時間以内・延長1時間ごと100円)。ぬるさを活かした長湯が身上で、加温された上がり湯で温まってから出られます。詳しくは大塚温泉 金井旅館 日帰りレビューへ。
東吾妻|土日祝だけの400円かけ流し(根古屋乃湯)
東吾妻町の高台にある根古屋乃湯(根古屋城温泉)は、営業が土・日・祝だけという変わり種。そのかわり400円で、34.2℃のぬる湯源泉「姫子の湯」を加水せず加温だけして内湯・露天とも100%かけ流しにしている(受付前の掲示に明文)。11時から18時までは時間無制限で、露天は体感37℃前後の長湯向き。開店前に着いたら中で待たせてもらえてお茶まで出てきた、人柄ごと味わう類いの湯です。館内の食堂の支那そば(600円・無化調表示)と合わせて1,000円で昼が完結します。詳しくは根古屋乃湯 日帰りレビューへ。
長野原|八ッ場ダムで高台に移った外湯(王湯・500円)
長野原町の川原湯(かわらゆ)温泉にある共同浴場王湯(おうゆ/王湯会館)は、八ッ場(やんば)ダムの建設で旧温泉街が水没予定地となり、2014年に高台の代替地へ移転再建された湯です。大人500円・10:00〜18:00(最終受付17:30)・現金のみで、定休は毎月第3木曜日と年末年始(1/1〜1/3)、毎年1月20日の「湯かけ祭り」当日も休館します。泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉で、源泉が75.3℃と高温なため加水のみ(加温・循環ろ過・消毒なし)の源泉かけ流し(浴室の掲示より)。私が入った日曜の午前は、緑がかった透明の湯で、硫黄の匂いは「ほんのり」程度でした。詳しくは川原湯温泉 王湯 日帰り入浴|八ッ場ダムで蘇った共同浴場へ。
渋川|吾妻線の駅から歩ける日帰り湯、410円と500円(小野上温泉 ハタの湯・金島温泉 富貴の湯)
渋川市の小野上温泉 ハタの湯(渋川市小野上温泉センター・大人410円/2時間)は、JR吾妻線 小野上温泉駅の目の前にある市の日帰り温泉です。営業は9:00〜21:00(受付20:30まで)、休館日は毎月20日(土日祝に当たる日は前日)。源泉「幸の湯」はpH9.0のナトリウム-塩化物温泉(平成30年分析・源泉46.8℃・溶存物質約1.21g/kg)で、肌の上を湯がすべるツルツル系です。ただし湯づかいは掲示どおりに書きます。男子浴室・露天風呂の掲示は「循環ろ過装置を使用」「塩素系薬剤を使用」、別料金の浴室付き個室「岩井堂」(2時間3,130円・入館料別・要予約)の掲示は「循環利用していません」「加温していません」で塩素の記載なし。410円で入れるのは前者の大浴場で、この総覧の中では源泉かけ流しの湯ではありません。それでも駅前で朝9時から夜9時まで、列車待ちの合間にも浸かれる市の温泉なので、ワンコイン枠として載せておきます。以前に何度か入った大浴場の記憶では塩素臭は気にならず、私が個室で見た湯温計は41〜42.5℃でした。詳しくは小野上温泉 ハタの湯|個室 岩井堂は循環なし、大浴場は循環へ。
同じ渋川市の金島温泉 富貴の湯(大人500円/2時間)は、JR吾妻線 金島駅の近くにある日帰り専用の温泉です。公式の案内は「JR:金島駅から5分」。営業は10:00〜21:00(受付20:30まで)、休館日は毎月15日(15日が土・日・祝日のときは営業して翌日休み)。料金は2時間制で延長は1時間毎に100円、支払いは現金のみです。館内の分析書(令和2年8月20日)では、カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉(低張性中性温泉)・泉温32.9℃・pH6.8、溶存物質は掲示の数値を合算して約2.49g/kg。湯は黄土色で、鉄の香りがします。湯づかいは掲示どおりに書きます。施設のパネルは「当温泉は、【加水】していません。」「当温泉は、【かけ流し】です。」「消毒のための塩素等は一切使用していません。」で、源泉が33℃なので温めて使っています(加温あり)。一方、日本温泉協会の温泉利用証(1号露天風呂・2010年発行)には「循環装置 あり」(目的は「浴槽内の温度を均一に保つ為」)、水質検査結果書(2号内湯・令和8年6月)には「浴槽水(循環式)」とあります。このため個別記事では「源泉かけ流し」とは書いていません。共同浴場や外湯ではなく会社が運営する日帰り湯ですが、大人500円で入れるのでワンコイン枠に載せています。私が入ったのは金曜の昼で、体感では41度くらいでした。詳しくは金島温泉 富貴の湯|かけ流しと循環装置あり、掲示3枚を読むへ。
みなかみ・猿ヶ京|地元の区が守る無人の湯、400円と300円(住民センター共同浴場・いこいの湯)
みなかみ町猿ヶ京温泉の猿ヶ京住民センター共同浴場(運営 猿ヶ京区・大人400円・小学生以下200円)は、受付の料金箱に現金を入れる無人の共同浴場です。営業は6:30〜22:00(現地掲示・定休日の記載なし)で、お釣りは出ないので400円ちょうどを用意してください。源泉は長生館の野天風呂と同じ「共有泉湯島」(55.5℃・pH7.6・ナトリウム・カルシウム−硫酸塩温泉・溶存物質 約1,204mg/kg)。掲示の温泉利用状況は加水・加温・循環ろ過・入浴剤・塩素系薬剤の5項目すべて「していません」(浴槽水を毎日完全入替)で、受付にはレジオネラ検査「検出されず」の報告書も貼ってあります。男女別の内湯で男湯は1槽、私が入った日曜の朝は体感46℃の熱い湯で、加水は奥の水道から。刺青・タトゥーのある方と泥酔の方は入浴不可の掲示があります。詳しくは猿ヶ京住民センター共同浴場|400円で共有泉湯島のかけ流しへ。
同じ猿ヶ京温泉の猿ヶ京公衆浴場 いこいの湯(みなかみ町公衆浴場・指定管理者 猿ヶ京区・大人300円・小学生100円)は、券売機で入湯券を買って木箱に入れる無人方式で、営業は10:00〜22:00(現地看板・定休日の記載なし)。源泉は「猿ヶ京温泉 村有1号」(57.7℃・pH7.5・ナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物温泉・溶存物質 約1,268mg/kg)で内湯が1槽。ただし温泉利用状況の掲示は無く、浴槽脇の水道の蛇口で客が水を足す造りなので、かけ流しかどうかは未確認と書いておきます。洗い場はハンドシャワー1基で、石鹸・シャンプー・ドライヤーの備え付けはありません。詳しくは猿ヶ京温泉 いこいの湯|300円の無人公衆浴場・源泉 村有1号へ。
太田|市の日帰り温泉、市外500円で3時間(尾島温泉 利根の湯)
太田市備前島町の尾島温泉 利根の湯(太田市尾島健康福祉増進センター・3時間 大人 市内300円/市外500円)は、太田市社会福祉協議会が指定管理者として運営する市の日帰り温泉です。営業は10:00〜20:00、休館日は火曜(祝日の場合は翌日)と12月30日〜1月3日(公式サイト)。入館券は券売機で買い、3時間を超えると1時間ごとに100円を帰りに受付で精算します。館内の分析書(令和4年11月)では、源泉「利根の湯」は24.3℃・pH7.72のナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(溶存物質1.22g/kg)。ネットに残る「56.8℃」は、現在の分析書の値ではありません。湯づかいは掲示どおりに書きます。加水・加温・循環ろ過・塩素系薬剤の使用ありで、循環ろ過していないのは福祉浴槽だけ。福祉浴室は予約制で介助者の付き添いが前提の設備なので、ふらっと来て入れるのは循環ろ過の浴槽です。この総覧の中では源泉かけ流しの湯ではありませんが、市外の大人でも500円で露天(表示40.3℃)・サウナ90℃・打たせ湯まで回せるので、ワンコイン枠に入れています。私が入った月曜の夕方は浴室に20人ほどいて、湯の肌ざわりはさっぱりしていました。詳しくは尾島温泉 利根の湯(太田)日帰り|56.8℃と24.3℃の謎へ。
尻焼|川がまるごと露天風呂(無料)※増水で入れなかった日の記録あり
正直に書きます。尻焼(しりやき)温泉の川の湯だけは、まだ入れていません。 雨の日曜に訪ねましたが、川が濁って増水し、足を入れると冷たくて入浴できませんでした。その日の記録と、入れない日の代替2湯(星ヶ岡山荘・町営の弁天の湯500円)は尻焼温泉 川の湯|増水で入れなかった日と代替2湯にまとめています。ここから先は中之条町公式サイトなどの公開情報の整理で、入浴の実体験ではありません。入れたら、この記事に体験を追記します。
尻焼温泉は応徳と同じ六合エリアの奥、長笹沢川の川底から温泉が湧き、川そのものが天然の露天風呂になっている場所です。町公式サイトによると、入浴は無料でいつでも可能。泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉と案内されています。ただし自然の川なので、大雨や雪解けで増水すると入浴できません。脱衣所らしい脱衣所はなく、男女の区別もない混浴の川なので、水着の着用が推奨されています。
ひとつ大事な最新情報。川沿いにあった小さな内湯小屋は、2025年5月上旬に、管理していた地元組合により解体されました(中之条町公式サイト・2025年6月更新)。古いブログや動画には湯小屋が写っていますが、現在は川の湯だけです。行かれる方は最新状況を町公式で確認してください。
そして、川の湯が駄目な日の受け皿として同じ尻焼温泉にあるのが、中之条町営の弁天の湯(町外者500円・町内者300円)です。営業は12:30〜19:30(最終入館19時)で月曜定休、利用は2時間まで。タイル張りの内湯が一つだけの飾らない施設で、私が入った雨の日曜は貸切、浴槽の温度計は42.6℃を示していました。源泉は根広共有泉(49.7℃・pH7.7)のカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉で、川の湯と同系統。ただし浴室に加水・加温・循環・消毒の掲示が見当たらなかったので、かけ流しかどうかはこの記事では断定しません。タオル200円・シャンプーと石けん50円は受付で買えます。星ヶ岡山荘の日帰り入浴(最終受付13:45)に間に合わなかった午後でも19時まで開いているのが、この湯のいちばんの価値です。詳しくは尻焼温泉 弁天の湯 日帰り500円|町営の内湯と分析書へ。
モデルコース|無料・ワンコインだけで組む日帰り2案
① 草津デー(入浴料0円)
朝イチで白旗の湯 → 裏草津 地蔵で顔湯・足湯 → 地蔵の湯 → 湯畑を散策して千代の湯。これで草津の3源泉(白旗・地蔵・湯畑)を制覇して0円です。物足りなければ、仕上げに有料の大滝乃湯で合わせ湯という贅沢も。
② 中之条デー(寸志+800円)
午前に四万の3湯(9時開放・15時終了に注意)→ 国道353号を戻って沢渡温泉 共同浴場(300円)→ 暮坂峠を越えて六合へ、道の駅の応徳温泉(500円・12時開館)で締め。全部かけ流しで計800円+寸志。さらに奥に進めば尻焼温泉の川の湯もこの動線の先ですが、私が行った雨の日は増水で入れませんでした(その日の記録)。行かれる場合は町公式で最新状況の確認を。中之条から渋川方面へ戻る吾妻線の途中、小野上温泉駅前のハタの湯(410円・21時まで)は帰りの締めに使えます。ただし大浴場は循環ろ過の湯です。
ただし体験談として言うと、1日のはしごは2〜3湯までが現実的です。コース②をフルで回るのはさすがにやり過ぎで、私なら四万を御夢想+河原の湯の2湯に絞ります。名湯ほど体力を持っていかれるので、入浴の合間の水分補給と休憩は必ず。
持ち物と小ワザ
- タオル:レンタルなし前提。何湯もはしごするなら、絞ってすぐ乾く速乾系のタオルが便利です
- 小銭:善意の箱用の100円玉と、沢渡・応徳・王湯の入浴料。応徳と王湯は現金のみ。猿ヶ京の2湯と金島温泉 富貴の湯も現金のみで、猿ヶ京住民センター共同浴場の料金箱はお釣りが出ません
- 石鹸・シャンプー:必要なら持参。ただし共同浴場は「浸かる湯」と割り切るのも手
- 沢渡の源泉持ち帰り(10L 200円・浴用)を使うなら、ポリタンクを。持ち帰った源泉は浴用に、当日中に使い切るなど衛生面にも気をつけて。使い道は自宅風呂の温泉化記事に書きました
よくある質問
Q. 群馬に無料で入れる温泉は本当にあるの?
あります。草津の白旗の湯・地蔵の湯・千代の湯の3軒は観光客も無料で入れる共同浴場です。四万温泉の御夢想の湯・上の湯・河原の湯の3湯も無料(善意の箱への寸志推奨)。尻焼温泉の川の湯も無料です(中之条町公式の案内による。増水時は入浴不可)。
Q. 観光客が入っても迷惑にならない?
この記事で紹介したのは、いずれも観光客に公式に開放されている湯だけです。ただし地元の生活の場をお借りする意識は必要で、かけ湯・貴重品を持ち込まない・浴室内で撮影しない・清掃時間を避ける、といった作法は守りましょう。
Q. 石鹸・シャンプー・タオルはある?
基本的にありません。タオルは持参必須。石鹸類は置いていない湯がほとんどで、ドライヤーもない前提で行くのが無難です。
Q. 尻焼温泉は今も無料で入れる?
中之条町公式サイトによると、川の湯は無料でいつでも入浴可能です。ただし増水時は入浴できず、水着の着用が推奨されています。川沿いの内湯小屋は2025年5月に解体されたため、現在は川の湯のみです。
Q. 尻焼温泉で川の湯に入れない日、500円以下で入れる湯はある?
あります。中之条町営の弁天の湯が町外者500円(町内者300円)で、営業は12:30〜19:30(最終入館19時)、月曜定休です。タイル張りの内湯が一つで、私が入った日の温度計は42.6℃でした。浴室に湯づかいの掲示が見当たらなかったため、かけ流しかどうかは現地で確認してください。
Q. 電車だけで行ける無料〜ワンコインの温泉はある?
あります。渋川市の小野上温泉 ハタの湯はJR吾妻線 小野上温泉駅の目の前で、大人410円(2時間)、営業は9:00〜21:00(受付20:30まで)、休館日は毎月20日(土日祝に当たる日は前日)です。ただし大浴場の掲示は循環ろ過装置と塩素系薬剤の使用ありで、源泉かけ流しの湯ではありません。循環なしの掲示があるのは別料金の浴室付き個室「岩井堂」だけです(2026年9月時点)。同じ吾妻線の金島駅から5分(公式の案内)の金島温泉 富貴の湯は大人500円(2時間)、営業は10:00〜21:00(受付20:30まで)、休館日は毎月15日(15日が土・日・祝日のときは営業して翌日休み)です。施設の掲示は【かけ流し】・加水なし・塩素なしですが、温泉利用証と水質検査結果書に循環の記載があり、個別記事では「源泉かけ流し」とは書いていません(2026年10月時点)。
Q. 猿ヶ京温泉にワンコイン以下で入れる湯はある?
あります。みなかみ町猿ヶ京温泉の猿ヶ京住民センター共同浴場は大人400円(小学生以下200円)、営業は6:30〜22:00で、受付の料金箱に入れる無人の湯です(お釣りは出ません)。掲示の温泉利用状況は加水・加温・循環・入浴剤・塩素の5項目すべて「していません」で、源泉は長生館と同じ共有泉湯島です。同じ温泉街の猿ヶ京公衆浴場 いこいの湯は大人300円、営業は10:00〜22:00の券売機方式ですが、湯づかいの掲示は無く、かけ流しかどうかは未確認です(いずれも2026年9月時点)。
Q. 太田市にワンコインで入れる温泉はある?
あります。太田市の尾島温泉 利根の湯(太田市尾島健康福祉増進センター)は市の日帰り温泉で、3時間 大人 市内300円・市外500円、営業は10:00〜20:00、休館日は火曜(祝日の場合は翌日)と12月30日〜1月3日です。ただし掲示は加水・加温・循環ろ過・塩素系薬剤の使用ありで、源泉かけ流しの湯ではありません。循環ろ過していないのは予約制の福祉浴槽だけです(2026年9月時点)。
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この記事の18湯のうち8湯(四万3湯・沢渡・応徳・尻焼の川の湯と弁天の湯・大塚)は中之条町にあります。中之条町ふるさと寄附の感謝券は、応徳温泉「お宿 花まめ・しらすな」などの町内取扱事業所で使えます(2026年4月(令和8年)時点)。
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