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群馬のぬる湯 日帰り12選|無加温32.8℃〜の長湯温泉【実測】

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熱い湯は3分でのぼせる。けれど32〜33℃台の湯なら、本を一冊読み終えるまで浸かっていられる——群馬には、そんな「長湯できるぬる湯」が日帰りで何湯もあります。

結論から言うと、群馬で一番ぬるいのは 大塚温泉 金井旅館(中之条)。源泉そのままの32.8℃(分析書値・体感も32℃前後)の源泉槽があり、体温より低い湯にいつまでも浸かっていられます。2位以下は下のランキング表のとおりです。

この記事は、実際に日帰りで入って湯温を確かめた群馬のぬる湯を、ぬるい順(源泉・体感温度の低い順)に12湯ならべたものです。新しいぬる湯に入るたびに随時更新していきます。

先に:「無加温のぬる湯」と「加温してぬるめ」は別物

ランキングを見る前に、ひとつだけ。ぬる湯選びで地味に効くのが、その湯が源泉そのまま(無加温)か、加温してぬるめに調整しているか です。

  • 無加温(大塚・鈴森・悠湯里庵のぬる湯槽・ささの湯・東秀館・半出来・砦乃湯の内湯・きむら苑)…源泉が湧いたままの温度。鮮度がそのまま、というのが最大のごちそう。源泉温度が体温前後か、湯船で放熱して下がるので、結果としてぬるい。
  • 加温(根古屋乃湯・芹の湯・石段の湯)…源泉そのものが冷たい(芹の湯は13.8℃の冷鉱泉)か、引き湯で運ぶ間に冷めるため、入りやすい温度まで温めている。長湯しやすさは同じでも、湯使いとしては無加温とは別物。

だから本記事は温度順に並べますが、半出来温泉(源泉42.3℃)のように温度がやや高めでも、無加温で源泉そのままなら「鮮度の意味でのぬる湯」として入れています。湯温だけでなく湯使いまで見るのが、このリストの軸です。なお当ブログでは「源泉かけ流し」を名乗る湯でも、加水・加温・循環・消毒の有無を現地の掲示どおりに書いています。

ぬるい順ランキング(実測)

順温泉ぬる湯の温度湯使いpHエリア日帰り料金
1大塚温泉 金井旅館32.8℃(分析書値・源泉そのまま槽。体感も32℃前後)無加温(上がり湯のみ加温)8.6中之条400円
2仏岩温泉 鈴森の湯約33.5℃(源泉そのまま槽)無加温8.2みなかみ900円
3川場温泉 悠湯里庵体感37℃(ぬる湯・放流式)無加温9.1川場村1,100円
4幡谷温泉 ささの湯露天体感37℃(内湯39〜40℃)無加温(純温泉A)8.7片品村750円
5根古屋乃湯(根古屋城温泉)露天体感37℃(源泉34.2℃)加温(内湯・露天とも100%かけ流し・加水なし)8.1東吾妻400円
6伊香保露天風呂湯口から遠い槽で38℃源泉100%かけ流し(加温は要確認)6.4伊香保600円
7老神温泉 東秀館露天・内湯ぬる場で38℃無加温8.44沼田・老神1,000円
8半出来温泉 登喜和荘内湯・露天とも体感38〜40℃(源泉42.3℃)無加温(混浴露天)7.1嬬恋500円
9上増田温泉 砦乃湯内湯39.1℃無加温(内湯)8.0安中・松井田800円
10天狗の湯きむら苑40度弱(混浴大露天)無加温7.6みなかみ1,000円
11八千代温泉 芹の湯体感40℃(ぬるぬる)加温(源泉13.8℃の冷鉱泉)6.51下仁田800円
12伊香保 石段の湯体感40℃(引き湯)加温(引き湯)6.4伊香保800円(渋川市民500円)

※温度は訪問時の体感・浴槽温度、または源泉そのまま槽の実測値。料金・営業時間は変わることがあるので、最新は各施設の公式でご確認ください。

12湯を一湯ずつ

1. 大塚温泉 金井旅館(中之条)— 源泉そのまま32.8℃

今回の首位交代。分析書値32.8℃(体感も32℃前後)の源泉槽に、加水・加温・循環・消毒なしの湧いたままの湯が張られています。入った瞬間こそひやりとしますが、30秒で体が慣れて、あとは時間の感覚が溶けるだけ。実際、気づけば1時間半浸かっていました。日帰り400円・無人受付の料金箱という湯治場の空気ごと味わう一湯で、冷えたら加温された上がり湯で温まってから出られます。→ 大塚温泉 金井旅館の詳細レビュー

2. 仏岩温泉 鈴森の湯(みなかみ)— 源泉そのまま33.5℃

群馬のぬる湯ならまずここ。源泉そのままの約33.5℃の浴槽は、体温より低いのでのぼせる感覚がほとんどなく、ただ静かに浸かっていられます。pH8.2のカルシウム‐硫酸塩泉。中国地方で濃い食塩泉を巡ってきた身からすると、群馬のぬる湯はあくまで清澄で軽い。隣に41℃の通常浴槽もあるので、冷えたら温まれる二段構えです。→ 鈴森の湯の詳細レビュー

3. 川場温泉 悠湯里庵(川場村)— 無加温の体感37℃

無加温・放流式の「ぬる湯」槽が体感37℃前後。pH9.1のアルカリ性単純温泉で、肌あたりはやわらか。ほかの槽は加水・加温・消毒を併用しているので、無加温なのはこのぬる湯槽だけ、という点も現地で確かめています。→ 悠湯里庵の詳細レビュー

4. 幡谷温泉 ささの湯(片品村)— 内湯39〜40℃、露天は体温ほど

源泉42.1℃を無加温のまま流すので、浴槽に届くころにはぬるい。内湯で39〜40℃、露天はさらに下がって体感37℃と、まさに体温そのもの。加温・循環・消毒・添加をすべてしない「純温泉A」認定のアルカリ性単純温泉(pH8.7)を、片品村の山あいでじっくり長湯できる一湯です。日帰り750円。公式サイトの告知では、2026年10月1日〜12月18日の平日は14時からの営業です。→ ささの湯の詳細レビュー

5. 根古屋乃湯(東吾妻)— 加温かけ流しの露天で体感37℃

土・日・祝しか開かない東吾妻の日帰り温泉。源泉「姫子の湯」は34.2℃のぬる湯で、加水せず加温だけして内湯・露天とも100%かけ流しにしている。露天は湯船の中央に白い傘が立つ不思議な景色で、体感は37℃前後。400円で11時から18時まで時間無制限という条件も、長湯派には効く。ここは「源泉そのまま」ではなく「加温してぬるめ」の枠だが、薄めずに温めるという湯使いの誠実さは掲示で確認できる。

▶ 根古屋乃湯の詳細レビュー

6. 伊香保露天風呂(伊香保)— 湯口から遠い槽で体感38℃

伊香保の名物「黄金の湯」を段々の湯船に流す共同露天。湯口に近い槽はあつめでも、湯口から遠い奥の槽まで来ると体感38℃ほどまで下がって、ここが長湯向きのぬる湯ゾーンになります。鉄分を含む中性のpH6.4、100%源泉かけ流し(加温の有無は掲示で要確認)。600円。開館は4〜9月が9時、10〜3月が10時で、閉館は18時(渋川市公式)。→ 伊香保露天風呂の詳細レビュー

7. 老神温泉 東秀館(沼田)— 露天も内湯のぬる場も38℃

老神温泉の宿で、自家源泉100%を無加温・源泉かけ流し。源泉は50.7℃と熱めですが、露天と、内湯のぬるいところは体感38℃ほどまで下がっていて、ここでじっくり長湯できます。pH8.44のアルカリ性単純温泉で、湯口には黄色い析出が厚く育つ。受付は午後からと短いので、電話で確かめてから。1,000円。→ 東秀館の詳細レビュー

8. 半出来温泉 登喜和荘(嬬恋)— 無加温の混浴露天、体感38〜40℃

源泉42.3℃を無加温・源泉かけ流し。数字だけ見ると高めですが、広い混浴露天に張られた湯は放熱して、内湯・露天とも体感38〜40℃としっかりぬるい。溶存物質は4,954mg/kgと、群馬の泉質比較データでも上位に入る濃さで、浴後に肌へ塩気が残るタイプの塩化物泉です。混浴の露天なので、入り方は詳細レビューを参考にどうぞ。入りやすさで選ぶなら群馬の混浴温泉 日帰りガイドへ。500円。

9. 上増田温泉 砦乃湯(安中・松井田)— 内湯39.1℃

内湯が無加温の39.1℃。露天は加温ありなので、ぬる湯狙いなら内湯です。内湯のぬる湯でじっくり長湯し、冷えたら加温のある露天で温め直す(夏は逆に、露天で外気に当たってクールダウン)。この二段構えができるのが砦乃湯の使いどころ。pH8.0のナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物泉、800円。→ 砦乃湯の詳細レビュー

10. 天狗の湯きむら苑(みなかみ)— 40度弱の混浴大露天

みなかみ町・小日向にある混浴の大露天。自家源泉100%を無加温・かけ流しで使い、毎分200〜230Lと湯量が豊富。肝心の湯は40度弱のやわらかいぬる湯で、湯船の中ほどは体温近くまで下がっていて、いつまでも入っていられます。pH7.6のカルシウム・ナトリウム‐硫酸塩泉。1,000円。→ きむら苑の詳細レビュー

11. 八千代温泉 芹の湯(下仁田)— ぬるぬるの体感40℃

源泉13.8℃の冷鉱泉を加温して使うタイプ。炭酸水素塩(重曹)系の湯で、名前のとおり湯ざわりが「ぬるぬる」。これはアルカリ性のヌルすべではなく重曹成分(炭酸水素イオン)由来で、pHは6.51の中性。温度もぬるめに設定されていて長湯向きです。→ 芹の湯の詳細レビュー

12. 伊香保 石段の湯(伊香保)— 石段街の引き湯40℃

伊香保の源泉地から「黄金の湯」を約2km引き湯した共同浴場。引き湯のあいだに冷めるぶんを加温していて、体感40℃ほど。鉄分を含む中性のpH6.4。石段街さんぽの締めに寄りやすい立地です。→ 石段の湯の詳細レビュー

ぬる湯の長湯、ここだけ注意

ぬる湯は温度が低いぶん長く浸かっていられるのが魅力ですが、気持ちよくてつい長湯になりがちです。消費者庁も冬季の入浴中の事故に注意を促しています。ぬる湯でもこまめに水分を補給し、立ちくらみを感じたら無理せず湯から出ること。長湯のあとは肌も乾きやすいので、湯上がりの保湿をひと手間かませると快適です(実際に使っているゲルはメディプラスゲルのレビューに書きました)。

ちなみに水分補給のほう、うちの定番は箱買いのラベルレス強炭酸水です(毎月1ケースは空く)。長湯した日は、湯上がりの冷えた一本までがセットという運用になっています。

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秋冬は体が冷えやすいので、温かい上がり湯やとなりの通常浴槽がある施設(大塚温泉 金井旅館・鈴森の湯・砦乃湯)を選ぶと安心です。夏は逆に、無加温のぬる湯(鈴森の33.5℃など)がとくに気持ちよく感じます。

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よくある質問(FAQ)

Q. 群馬で一番ぬるい日帰り温泉は? 大塚温泉 金井旅館(中之条)です。源泉そのままの32.8℃(分析書値)の源泉槽があり、体温より低い湯にゆっくり浸かれます。次点は仏岩温泉 鈴森の湯(みなかみ)の約33.5℃です。

Q. そもそも「ぬる湯」は何度くらいから? 明確な定義はありませんが、体温に近い36〜40℃前後を「ぬる湯」と呼ぶことが多いです。34〜36℃前後は、体温との差を感じにくい「不感温浴」帯とも呼ばれます。本記事は体感40℃前後を中心に、無加温で源泉が新鮮なものは42℃台でも「鮮度のぬる湯」として収録しています。

Q. 無加温で源泉そのままのぬる湯はどれ? 大塚温泉 金井旅館・鈴森の湯・悠湯里庵(ぬる湯槽)・幡谷温泉 ささの湯・老神温泉 東秀館・半出来温泉 登喜和荘・砦乃湯(内湯)・天狗の湯きむら苑です。根古屋乃湯・芹の湯・石段の湯は加温してぬるめにしています。

Q. 夏でもぬる湯は入れる? 入れます。むしろ無加温のぬる湯は夏にいちばん気持ちよく感じます。冬は湯冷めしやすいので、温かい浴槽が併設された施設を選ぶと安心です。

Q. ぬる湯で長湯すると湯あたりしない? 高温より体への負担は小さいですが、長湯になりやすいので水分補給は必須です。立ちくらみを感じたら無理せず休みましょう。

まとめ

群馬のぬる湯は、源泉そのままの鮮度を楽しめる 無加温の大塚・鈴森・悠湯里庵・ささの湯・東秀館・半出来・砦乃湯・きむら苑 と、入りやすく整えた 根古屋乃湯・芹の湯・石段の湯 に大きく分かれます。「とにかくぬるい湯に長く浸かりたい」なら、大塚温泉 金井旅館の32.8℃から試すのがおすすめです。

泉質や成分の濃さで選びたい人は群馬の源泉かけ流し52湯 泉質比較(pH・メタけい酸)、一人で静かに独り占めしたい人は貸切・独湯で選ぶ群馬の温泉もあわせてどうぞ。新しいぬる湯に入りしだい、この一覧は更新していきます。

逆に、温泉まで行けない週は自宅の風呂をぬる湯仕様に近づける手もあります。脱塩素と温度の整え方は自宅風呂を温泉化する3段階にまとめました。

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