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伊香保 石段の湯 日帰り入浴|黄金の湯と洗い場つき共同浴場

石段の湯 アイキャッチ
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365段の石段街——伊香保のシンボルを上っていく途中に、その名の通り石段沿いに建つ共同浴場が「石段の湯」だ。源泉地の露天(伊香保露天風呂)と同じ黄金の湯を、こちらは内湯+洗い場つきで浴びられる。

露天で「浸かる」、石段の湯で「洗ってさっぱり」。同じ黄金の湯を役割分担ではしごする日の、もう一方の主役である。2026年6月、土曜の朝に立ち寄ってきた。

石段街沿いに建つ石段の湯の外観
石段街沿いに建つ「石段の湯」

基本データ

施設名伊香保温泉浴場 石段の湯(いしだんのゆ)
所在地群馬県渋川市伊香保町伊香保36(石段街の途中)
日帰り料金一般 大人800円/小人・障害者・高齢者(65歳以上)400円。渋川市民 大人500円/250円。乳幼児無料。クレジットカード・PayPay可
営業時間10:00–20:00(最終入館 19:30)
定休日毎月 第2・第4火曜
泉質黄金の湯(カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉/総合湯)=伊香保露天風呂・丸本館と同じ源泉
湯使い引き湯(約2km)・加温・注し湯あり/循環なし(湯は縁からあふれる)。体感40℃
設備内湯+カラン約6か所の洗い場。休憩室2フロア(1階=眺望/2階=飲食可・アルコール不可)
駐車場石段の湯駐車場 無料・約10台(坂沿いで停めづらい)
電話0279-72-4526
訪問2026年6月6日(土)10時ごろ

アクセス|365段の石段街の途中

伊香保のシンボルである365段の石段街(「1年365日の繁栄を」と2010年に延伸された)。石段の湯は、その石段を上っていく途中に建つ共同浴場だ。

駐車場は石段の湯の無料駐車場が約10台あるが、石段街の坂沿いで停めづらい。混む日は周辺の市営駐車場に置いて、石段を上りながら向かうのが無難だ。

黄金の湯|同じ源泉でも、露天とは表情が違った

ライオンの湯口にこびりついた析出物
湯口にこびりついた析出物

石段の湯も、源泉地から石段沿いに引かれてくる黄金の湯。引かれているのは複数の源泉を混ぜた「総合湯」で、成分は伊香保露天風呂・丸本館と同じだ——pH 6.4(中性)・鉄(II)イオン 7.23 mg/kg・メタけい酸 181 mg/kg(いずれも総合湯の分析値。詳細は伊香保露天風呂の記事に)。

黄金の湯はもともと黄土色で金属臭のある湯。ただ、この日(土曜の朝)に入ったときは、鉄の匂いはあまりせず、色もそこまで濁っていなかった。同じ日に入った源泉地の露天は茶褐色が濃く出ていたのに、ずいぶん表情が違う。黄金の湯は空気に触れた酸化の進み具合で色も匂いも変わるので、この日はたまたま控えめだったのかもしれない。同じ源泉でも一期一会というのが、温泉のおもしろさだ。

体感の湯温は40℃ほど。手すりのある側の下から、温かい湯が足されていた。源泉地から約2km引く間に湯が冷めるため、加温と注し湯で温度を保っているという。それでも湯は浴槽の縁から絶えずあふれ、ろ過して使い回す循環の湯ではない。源泉地で加温なしの100%かけ流しを浴びる露天が“鮮度”なら、石段の湯は“入りやすい温度に整えた黄金の湯”だ。それでいて、湯口にはしっかり析出物がこびりついていた。2kmも引いて加温・注し湯までしているのに湯口に鉱物が育つということは、ここもろ過して使い回す湯ではない——という何よりの物的証拠だ。

内湯+洗い場|露天にはない「洗える」共同浴場

石段の湯の内湯とカランの洗い場
内湯とカラン約6か所の洗い場

源泉地の露天(伊香保露天風呂)は洗い場のない“浸かるだけ”の湯だが、石段の湯にはカランが6か所ほど並ぶ洗い場がある。髪も体もしっかり洗ってさっぱりできる。

だからこの日は、源泉地の露天で黄金の湯にどっぷり浸かってから、石段の湯で髪も体も洗い上げる、という流れが理にかなっていた。同じ黄金の湯を、源泉地と街なかで役割を分けて巡れるのが、伊香保ならではの楽しみ方だ。

休憩室は2フロア|1階は眺望、2階は飲食可

石段の湯1階休憩室からの眺め
1階休憩室からの眺め

石段の湯には休憩室が2フロアある。1階は眺望が最高で、窓から伊香保の街並みを見渡せる。2階は飲食可(※アルコールは不可)の畳の休憩室だ。

石段の湯2階の畳の休憩室
2階の畳の休憩室(飲食可・アルコール不可)

湯上がりに1階の眺めでひと息ついて、もう一度湯に入る。洗い場のない露天にはない、こうした“滞在型”の使い方ができるのも石段の湯の強みだ。

独湯率|開館前から行列の人気湯

10時の開館前に着くと、すでに常連が2人並んでいた。10時の開館時には8人ほどの行列。石段街のシンボル的な共同浴場だけあって人気が高く、露天(先客7名)と同じく、当ブログでいう「独湯率(他の客と居合わせず独り占めできる確率)」は高くない。

独り占めを狙うなら、開館一番手か、平日の遅めの時間が現実的だ。

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こんな人におすすめ

  • 黄金の湯を、洗い場つきでしっかり堪能したい人
  • 源泉地の露天とセットで「浸かる→洗う」をしたい人
  • 365段の石段街の散策の途中に、一風呂浴びたい人

同じ黄金の湯を源泉地の露天で浴びるなら伊香保露天風呂、旅館の内湯で味わうなら丸本館。群馬の源泉を泉質で横断したい人は源泉かけ流し 泉質比較もどうぞ。

派手な施設ではない。けれど、365段の石段の途中で、洗い場も休憩室も整った黄金の湯に800円で浸かれて、湯上がりにそのまま石段街の食べ歩きへ繰り出せる。源泉地の露天とあわせて巡れば、伊香保の黄金の湯を一日で味わい尽くせる。

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