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月夜野の手打ち蕎麦 守藏(まもぐら)|月夜乃そば実食

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猿ヶ京の温泉農家民宿はしばで朝湯を浴びた帰り、月夜野まで下りて昼にしました。向かったのは、国道から細い道をくねくね登った先にある古民家の手打ち蕎麦店、守藏(まもぐら)。たどり着くまでの道がなかなかの試練で、車1台がやっと通れる細道を「対向車が来ませんように」と祈りながら登っていきます。

それでも、暖簾をくぐった先で食べた一杯が、その苦労を帳消しにしてくれました。注文したのは看板の 月夜乃そば(1400円)。手打ちの蕎麦を、とろろと卵黄でいただく一杯です。

この記事では、守藏がどんな蕎麦屋なのか――たどり着くまでの細道、冷たい蕎麦のみという潔いお品書き、食前の心づかい、そして月夜乃そばの実食まで、実際に立ち寄ってわかったことを書いていきます。

月夜野の山あいに建つ古民家の手打ち蕎麦 守藏の外観
月夜野の山あいに建つ古民家の手打ち蕎麦 守藏の外観

守藏(まもぐら)とは|月夜野の古民家でいただく手打ち蕎麦

守藏は、群馬県みなかみ町の月夜野エリア(旧・月夜野町。2005年の合併でみなかみ町に)、上津(こうづ)の山あいに建つ手打ち蕎麦店です。薪が高く積まれた古民家で、入口には「つきよの 手打蕎麦 守藏」と彫られた一枚板の看板が掛かっています。

読み方は、地元でも少し迷うところですが、お店の公式インスタグラム(@mamogura)の綴りどおり 「まもぐら」 が正解。看板は旧字の「守藏」です(検索サイトによっては新字の「守蔵」や、別の読みで出てくることもあります)。

「つきよの 手打蕎麦 守藏」と彫られた一枚板の看板
「つきよの 手打蕎麦 守藏」と彫られた一枚板の看板

ちなみに、ねとらぼ調査隊の「群馬県で人気のそば店ランキング(2023年1月版)」では第1位。地元で長く愛されてきた一軒です。


たどり着くまでが、ちょっとした試練|離合困難の細道

先に、アクセスの注意から書いておきます。守藏へは、国道17号の 上津大原交差点 から脇道に入り、田畑のあいだの細い道を登っていきます。この道が、車1台でやっと、対向車とのすれ違い(離合)が難しい細さ。地図アプリのナビは必須で、目印はお寺の「大重院」です。

駐車場はお店の前にありますが、5台前後と多くはありません。細い道の先なので、混む時間帯は満車だと切り返しも大変。平日や開店直後の、車が少ない時間に着くのがおすすめです。なお、お会計は 現金のみ(カード・電子マネー・QR決済はいずれも使えません)。山あいの一軒家ですから、現金を用意してから向かいましょう。


お品書き|温かいかけそばはなし、冷たい蕎麦で勝負

席に通されてお品書きを開くと、まず目に留まるのが 「かけそば(温)はありません」 の一文。守藏は、冷たい蕎麦だけで勝負する潔いスタイルです。

守藏のお品書き(2026年6月24日時点・税込)
守藏のお品書き(2026年6月24日時点・税込)

メニューの柱は、基本の もり蕎麦(900円)、看板の 月夜乃そば(1400円)、そして たぬきおろし(夏季限定・1200円)。蕎麦に天ぷらを足したい人は 天盛り(+300円/エビ天・舞茸天・野菜天3種) か、単品の エビと野菜の天ぷら(900円) を。ほかに「おかわり蕎麦の大盛り・そばつゆ(200円)」や、数量限定で1組1つまでの 出汁巻きたまご もあります(価格は2026年6月24日訪問時点の店内お品書きより。最新は店頭でご確認を)。

お酒は日本酒や瓶ビール(サッポロ赤星など)、ノンアルコールも。昼から蕎麦前を一杯、という楽しみ方もできます(運転なら当然ノンアルで)。


食前の心づかい|冷たい蕎麦茶と、香ばしい揚げそば

席に着くと、注文の前に冷たい蕎麦茶と、蕎麦を揚げた香ばしい一品が出てきました。頼んでもいないのに出てくる小さなもてなしで、待ち時間の入りがやわらぎます。揚げそばはポリポリと香ばしく、冷たい蕎麦茶ですっきり。

注文しなくても出てくる、食前の冷たい蕎麦茶と揚げそば
注文しなくても出てくる、食前の冷たい蕎麦茶と揚げそば

ひとつ知っておきたいのは、料理が出てくるまで少し時間がかかること。手打ちで、ほぼ店主の手仕事という体制なので、急いでいるときには向きません。入口にも「お待たせするお店です」という趣旨の貼り紙があるくらい。そのぶん、この食前のひと品が待ち時間の角を取ってくれます。


月夜乃そば実食|みなかみ・月夜野で食べる、とろろ×卵黄の手打ち蕎麦

運ばれてきた 月夜乃そば(1400円) がこちら。竹ざるに盛られた手打ち蕎麦に、長芋をすりおろした器(山かけ)と卵黄、薬味のねぎとわさび、それに副菜の小皿が付く構成です。

月夜乃そば(1400円)。手打ち蕎麦を、とろろ(山かけ)+卵黄でいただく
月夜乃そば(1400円)。手打ち蕎麦を、とろろ(山かけ)+卵黄でいただく

蕎麦は、しっかりコシがありました。細めで、噛むと蕎麦の香りがすっと返ってきます。つゆは濃いめ。この濃いつゆをそのまま付けると蕎麦の香りに少し被さりますが、そこをとろろと卵黄が橋渡ししてくれます。とろろのなめらかさと卵黄のコクがつゆの角をやわらげ、蕎麦にしっとり絡む。基本のもり蕎麦(900円)に500円足して月夜乃そば(1400円)を選ぶ意味は、ここにあると思いました。(店内で蕎麦粉の産地までは確認できませんでしたが、香りの返りは十分でした。)

そして締めの 蕎麦湯がとても濃厚。残ったつゆを割ると、それだけで一杯のスープのように楽しめます。蕎麦湯がしっかりしている店は、個人的に信頼できる蕎麦屋だと思っています。

湯上がりの締めにこの蕎麦は、満足度のかなり高い一杯でした。


店舗情報・アクセス【守藏・月夜野】

  • 店名:つきよの 手打蕎麦 守藏(まもぐら)
  • 住所:〒379-1315 群馬県利根郡みなかみ町上津2528/電話 0278-25-8436
  • アクセス:関越道・月夜野ICからほど近い。国道17号・上津大原交差点から脇道に入り、細道を登った先。目印はお寺「大重院」。ナビ必須(道の詳細は本文「たどり着くまでが試練」を参照)
  • 駐車場:あり・無料(5台前後と少なめ)
  • 支払い:現金のみ(カード・電子マネー・QR決済すべて不可)

行く前に知っておくといいこと👇

  • 営業は昼のみ(11時台開店〜15時ごろ/蕎麦がなくなり次第終了)。温かいかけそばはなく、冷たい蕎麦のみ
  • 定休は月・火が基本ですが、臨時休業がよくあります。確実なのは公式インスタグラム(@mamogura)での告知=訪問前に必ずInstagramか電話で確認
  • 席の予約は不可(先着・並ぶ前提)。ただし人数分の蕎麦の取り置きは電話で相談可、5名以上は事前に電話を
  • 手打ちで提供に時間がかかるので、時間に余裕を持って。閉店間際は売り切れ終了の可能性あり

よくある質問(FAQ)

Q. 「守藏」は何と読みますか? A. 「まもぐら」です。お店の公式インスタグラム(@mamogura)の綴りが根拠です。看板は旧字の「守藏」で、検索サイトでは「守蔵」や別の読みで出ることもあります。

Q. 支払いに現金は必要ですか? A. はい、現金のみです。カード・電子マネー・QRコード決済は使えないので、現金を用意してから向かってください。

Q. 予約はできますか?定休日は? A. 席の予約は不可で先着順です(蕎麦の取り置きは電話相談可・5名以上は要電話)。定休は月・火が基本ですが臨時休業が多いため、公式インスタグラム(@mamogura)か電話(0278-25-8436)で事前確認を。

Q. 車で行きやすいですか? A. 国道から細い道を登るため、対向車とのすれ違いが難しい区間があります。ナビを使い、運転に注意してください。駐車場は5台前後と少なめです。


まとめ|細道の先で食べる、手打ちの月夜乃そば

細道の試練の先で食べる手打ちの月夜乃そばは、わざわざ登ってくる価値がありました。とろろと卵黄でつゆと蕎麦をつなぐ一杯と、濃厚な蕎麦湯。派手さではなく、丁寧な仕事と潔さで勝負する蕎麦屋です。

温泉のあとに、月夜野で手打ち蕎麦を――そんな締め方をしたい人には、強くおすすめできます。現金を忘れずに、そして訪問前にInstagramで営業確認を。

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本記事は実際に訪れた一個人の記録です。メニュー・価格は2026年6月24日訪問時点の店内お品書きに基づきますが、変更されることがあります。営業時間・定休日は臨時休業が多いため、おでかけ前に公式Instagram(@mamogura)または電話でご確認ください。

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