伊香保の湯(石段の湯や露天風呂)で黄金の湯を浴びたあとの昼。水沢うどんで知られる水沢の、うどん街道からさらに山側の細道を入った先に、ラーメンの隠れ家「わたりや」はある。
伊香保=水沢うどん、のイメージのなかで、青竹打ちの自家製麺と自家製の支那竹(メンマ)で勝負する一軒。結論から言うと、全体にあっさり薄味で、毎日食べても罪悪感のないラーメンだった。

基本データ
| 店名 | わたりや |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県渋川市伊香保町水沢435-15(水沢うどん街道から山道を入る) |
| 営業時間 | 11:30–15:00(売り切れ次第終了) |
| 定休日 | 木曜 |
| 名物 | 支那竹チャーシューメン(看板)。青竹打ちの自家製麺/自家製支那竹=メンマ(穂先と本体)/餃子も皮から手造り |
| 支払い | 現金のみ |
| 駐車場 | あり(広い) |
| 電話 | 0279-72-3443 |
| 訪問 | 2026年6月6日(土)昼 |
アクセス|水沢うどん街道の先、山道の隠れ家
水沢うどんの名店が並ぶ通りから、山側へ一本入る。看板も控えめで、知らなければ通り過ぎてしまう“隠れ家”だが、土曜の昼どきには待ちが出る繁盛店だ。駐車場は広めにとられているので、車で行きやすい。
まずは基本のラーメン(750円)|つるモチ太麺の素の味

チャーシュー・白髪ねぎ・わかめ・なるとに、青竹打ちのつるんとモチっとした太麺。昔懐かしい醤油味は、出汁の輪郭だけでスッと飲ませる軽さだ。麺と支那竹の素の良さがまっすぐ伝わる。脂の膜が薄く、最後まで重くならずにスープを飲み干せたのが、この一杯のいちばんの美点だった。
塩チャーシューメン(1,200円)|麺の甘みが立つ一杯

塩は醤油よりさらにスープが澄んでいて、つるモチ麺の小麦の甘みがよく立つ。チャーシューは、蕎麦屋のラーメンによく乗っている“ジャーキーのよう”な、薄切りで締まった昔ながらのタイプ。脂で攻めるのではなく滋味で食べさせるのが、この店の流儀だ。自家製の支那竹も主役級。
味噌ラーメン(900円)+辛味噌|後入れで味変

味噌でも重たくならないのがこの店らしさで、もやし・メンマが入って後口は驚くほど軽い。卓上に置かれた自家製の「辛味噌」(下の写真)を後入れすると、ピリッとした辛みとコクが加わって、途中で表情を変えられる。「辛味噌が必要な方はお声掛けください」と案内がある。

焼餃子|皮から手造り

皮から手造りの自家製餃子、こんがり5個。あっさりしたラーメンに添える、ちょうどいい相棒だ。
サービスのお通し|漬物とお茶

席につくと、サービスでお新香(漬物)が出てくる。お茶も出してくれて、山あいの素朴で温かい接客が心地いい。
メニュー

ラーメンを軸に、メンマ(支那竹)・山菜・チャーシュー・味噌・塩の各種、餃子、トッピングが揃う。
まとめ|毎日食べても罪悪感のない一杯
こってり全盛のいま、わたりやの魅力は毎日でも食べられそうな軽さにある。つるモチの手打ち麺、自家製の支那竹、蕎麦屋風の昔ながらのチャーシュー——派手さはないが、伊香保の湯上がりにすっと入る一杯だ。看板の支那竹チャーシューメンは今回未食だったので、次に来たら頼みたい。
湯のレポは石段の湯と伊香保露天風呂、同じ水沢で麺つながりなら元祖 水沢うどん 田丸屋もどうぞ。
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