PR

煮干しラーメン ゼクウ(桐生)実食レビュー|朝ラーとハイドラ

記事内に広告が含まれています。
白タイルの店構え。入口前に本日のメニュー看板、ガラスには煮干しの魚が泳ぐ
白タイルの店構え。入口前に本日のメニュー看板、ガラスには煮干しの魚が泳ぐ

土曜の朝8時過ぎ、桐生市相生町。煮干し中華そば10店を巡った記事で、群馬で濃厚煮干しを求めるなら現状の筆頭だと書いた店に、あらためて単独レビューとして向き合ってきた。煮干しラーメン ゼクウ。桐生の名店「らーめん芝浜」から独立した店主が2021年8月に開いた、朝7時開店の煮干し専門店だ。

  • 朝7:00〜13:00の朝ラー(朝からラーメンを食べる文化のこと)営業・売り切れ次第終了(この日も8時の時点で完売メニューあり)
  • 看板は煮干しラーメン「アルケー」(醤油・塩 ¥950)+50円の濃厚化「RX」
  • この日の変化球は「ハイドラ」=豚頭骨×煮干し(¥1,000)と白醤油の冷やし「ボレアス’26」(¥1,000)
  • 支払いは現金のみ・店前に無料駐車場あり

価格・当日メニューは2026年8月時点(店頭の本日メニュー看板より)。

基本データ

項目内容
店名煮干しラーメン ゼクウ
所在地群馬県桐生市相生町2-588-38(Googleマップで開く
アクセス上毛電気鉄道「桐生球場前」駅から約450m
営業時間7:00〜13:00(売り切れ次第終了)
定休日毎週木曜日+第4木曜日の週の金曜日
予約なし(並んで待つスタイル)
支払い現金のみ
駐車場店舗前にあり・無料(満車時は第2駐車場へ)
開業2021年8月6日(らーめん芝浜からの独立第一号店)
公式X(旧Twitter)で翌日のメニューを告知

※営業時間・定休日は2026年8月時点(公式Xの告知・現地確認より)。

注文システムの読み解き——「アルケー」と「RX」

本日のメニュー看板。「ゼクウのアルケー。+50円でRXできます。」の一文が注文体系のキー
本日のメニュー看板。「ゼクウのアルケー。+50円でRXできます。」の一文が注文体系のキー

ゼクウの初見殺しポイントは、メニュー名がほぼ全部横文字なことだ。看板にある「ゼクウのアルケー。+50円でRXできます。」がこの店の文法で、アルケー=ベースの煮干しラーメン(醤油・塩 ¥950)、RX=+50円でスープを濃厚化するオプション。つまり「アルケー塩のRX」と組めば、濃厚煮干し塩が¥1,000で出てくる。

日替わりの創作メニューには神話や哲学から取ったような名前が並ぶ。開業当初はポセイドン・リヴァイアサンといった神話系、その後「ニボル◯◯」系の時期を経て、この日は「ハイドラ」「ボレアス」。看板に赤字で説明が添えられるうえ、前日に公式Xで翌日メニューが告知されるので、初見でも予習が効く。私は予習してから行ったのに、最後はチャーシューの「ウデかカタか」で固まった。

この日のラインナップは以下の通り。

  • アルケー(醤油・塩 ¥950)
  • ハイドラ(醤油・塩 ¥1,000)=豚頭骨と煮干しのラーメン
  • ボレアス’26(¥1,000)=白醤油の冷やし煮干しラーメン
  • カレーライス(¥400)/2コ限定カレーライス(¥800・大きいウデ肉の塊入り)
  • にんにく和え玉「スコルド」(¥400)ほか

主役の一杯——ハイドラ塩

ハイドラ塩。灰褐色に濁ったスープに炙りチャーシュー、刻み玉ねぎ、海苔
ハイドラ塩。灰褐色に濁ったスープに炙りチャーシュー、刻み玉ねぎ、海苔

頼んだのはハイドラの塩。豚頭骨と煮干しを合わせた一杯で、注文時にチャーシューの部位を「ウデかカタ」から選ぶ方式だった(写真はウデ)。

スープは煮干しの灰褐色に濁っているが、口に入れると印象が変わる。豚頭骨の動物系が混ざることで角が取れて、まろやかで食べやすい。以前アルケーをRXで頼んだときは煮干しの苦味・エグみが前面に来たが、ハイドラは動物系が下支えする分だけ間口が広い。それでいて塩ダレだと煮干しの味とエグみは醤油よりくっきり際立つので、煮干し感が薄まるわけではない。パツパツの細麺はこの濃度のスープによく絡む。

チャーシューは箸でちぎれる柔らかさで、これがまた美味しい。ウデ肉というと硬めの印象があるが、ここまで柔らかく仕上がっているのは正直意外だった。

RXとハイドラのどちらを頼むべきか。私見では、煮干しのエグみを浴びたいニボラー(煮干しラーメン愛好家のこと)はRX、煮干しは好きだが苦味が強すぎるのは苦手という人はハイドラが入口として最適だと思う。RXの方が通好み、ハイドラの方が万人向け。どちらも¥1,000前後で試せるのだから、桐生の朝は贅沢だ。

この日テーブルに並んだ他の3品

ハイドラ醤油。塩と違い、チャーシューはレアめの低温調理系が乗る
ハイドラ醤油。塩と違い、チャーシューはレアめの低温調理系が乗る

ハイドラ醤油。同じハイドラでも塩とはチャーシューの仕立てが異なり、こちらはレアめの一枚が乗る。スープの色味も塩より明るく見えるのが面白い。

ボレアス'26。白醤油の冷やし煮干しに、うずら味玉・ばらのり・長ネギ
ボレアス’26。白醤油の冷やし煮干しに、うずら味玉・ばらのり・長ネギ

ボレアス’26(¥1,000)は白醤油の冷やし煮干しラーメン。トッピングはうずら味玉・ばらのり・長ネギという構成で、キリッと整列した細麺が涼しげだ。ボレアスはギリシャ神話の北風の神。冷やしにこの名前を付けるセンスが憎い。

カレーライス(¥400)。ひき肉と玉ねぎのルーがたっぷり
カレーライス(¥400)。ひき肉と玉ねぎのルーがたっぷり

カレーライス(¥400)。ラーメン店のサイドとは思えない本格的な見た目で、ひき肉と玉ねぎがたっぷり入ったルーがかかる。この値段なら朝ラーの〆に付けたくなる人が多いのも頷ける。

朝ラー事情——土曜8時で2人待ち

土曜の朝8時過ぎ到着で2人待ち。回転は良く、席に着いてからは待たされなかったが、帰るまでの間にも続々と客が来ていた。口コミを見る限り週末は駐車場が埋まることも多く、限定メニュー狙いなら開店直後が安全圏だろう。実際、2コ限定カレーは8時で完売していた。

店を出るとき、ガラス窓に描かれた煮干しの群れが朝日に光っていた。朝7時から煮干しを浴びに来る客が絶えない街、桐生。芝浜の朝営業の流れを汲むこの店が、桐生の朝ラーを確実に太くしている。

群馬の煮干し・ラーメン記事はこちら

よくある質問

Q. ゼクウの営業時間と定休日は?
A. 朝7時から13時までの朝ラー営業で、売り切れ次第終了です。定休日は毎週木曜日と、第4木曜日の週の金曜日です(2026年8月時点・公式X告知より)。人気メニューは朝のうちに売り切れることがあります。

Q. 駐車場はありますか?
A. 店舗前に無料駐車場があり、満車のときは第2駐車場が使えます。週末の朝は埋まりやすいので、早めの到着がおすすめです。

Q. 予約はできますか?行列はどのくらいですか?
A. 予約はできません。土曜の朝8時過ぎで2人待ちでしたが、その後も続々とお客さんが来ていました。限定メニュー狙いなら開店直後の到着が無難です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました