
土曜の昼、東吾妻の根古屋乃湯(根古屋城温泉)で湯に浸かったあと、館内の食堂で支那そばを食べてきた。温泉施設の食堂と侮るなかれ、ここの支那そばは食べログに専用ページが立つくらいには知られた一杯だ。
- 支那そば600円。スープは「化学調味料は一切使用しておりません」の木看板つき
- 見た目も味も、なると・海苔ののった懐かし系のあっさり醤油
- 頼んでいない小鉢が黙って付いてくる(サービス)
- 入浴400円と合わせて1,000円で湯とランチが完結する
価格・メニューは2026年8月時点(店内の品書きより)。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | 根古屋乃湯(根古屋城温泉センター)食堂 |
| 所在地 | 群馬県吾妻郡東吾妻町岡崎根古屋309-1(施設内) |
| 営業日 | 施設営業日に準ずる(土・日・祝のみ) |
| 電話 | 0279-59-3361 |
| 支払い | 現金のみ |
| 名物 | 支那そば600円(化学調味料不使用の表示) |
品書き|麺は5種、一品ともつ煮、酒は聖酒造

品書きは写真のとおり。麺は支那そば600円を筆頭に、焼きそば600円、チャーシューメン・唐しつけメン・唐みそメンが各1,000円、大盛りは200円増し。一品はもつ煮500円から。酒類は生ビールに加えて、地元群馬・聖酒造の日本酒が置いてある(持ち込みは禁止)。
品書きにも黄色い帯で「化学調味料を使用していないスープです」とわざわざ書いてある。食堂の木看板と合わせて二度書きするほどの、ここの譲れない一線らしい。
食堂は畳の大広間。奥にはカラオケのステージ

食堂は畳の大広間で、座卓とテーブル席が混在する。奥の厨房には「支那そば」の暖簾。壁の書、扇風機、水槽、だるま。めし屋というより、親戚の家の広間に上がりこんだ気分になる。

広間の一角には赤い絨毯のステージがあり、歌謡コンサートの横断幕が掛かっていた。地域の歌謡ショーや温泉祭りがここで開かれてきたのだろう。ひと昔前の「温泉センターの広間」の空気が、そのまま生きている。
実食|支那そばは、澄んだ醤油の懐かし系
支那そばは、ひと口目から輪郭の見えるすっきりした醤油味。雷紋の丼、なると、海苔、ねぎ、チャーシューという古典的な構成で、無化調表示のとおり雑味のないすっきりした後口だった。奇をてらった一杯ではない。温泉上がりの体に、するすると入っていくタイプの支那そばだ。

こちらは唐みそメン(1,000円)。唐辛子の辛さがしっかり効いた味噌スープで、辛味油を浮かせるタイプではなく、スープそのものが辛い。もやしがたっぷりで、支那そばとは正反対のパンチのある一杯だ。

もつ煮(500円)は白もつがごろごろ入った醤油ベースで、見た目の印象よりあっさり。これがうまかった。群馬のもつ煮は味噌の濃い口が主流なので、醤油であっさり食べさせるもつ煮は、それだけでこの食堂の個性だと思う。そして頼んでいない小鉢がさりげなく付いてくる。この日は玉ねぎときゅうりの小鉢だった。口コミでも「小鉢のサービス」の証言が年をまたいで繰り返されており、この店の流儀らしい。
温泉400円+支那そば600円=1,000円の完結
この施設の一番の使い方は、やはり「湯とセット」だと思う。11時に湯に入り、昼に支那そばをすすって1,000円。土日祝しか開いていないという制約はあるが、逆に言えば週末の昼の予定としてこれ以上シンプルな組み立てはない。
湯そのもののレポートは根古屋城温泉 根古屋乃湯|土日祝だけの400円かけ流し【東吾妻】で書いている。
同じ東吾妻の中華そばなら、原町の肉汁中華そば 槻ノ木も個性がまったく違って面白い。あちらは肉出汁の専門店の一杯、こちらは温泉の広間で食べる懐かしの一杯。東吾妻で「中華そばの2軒はしご」も、悪くない週末だと思う。
よくある質問
Q. 根古屋乃湯の食堂はいつ営業していますか? A. 施設の営業日(土・日・祝のみ)に準じます。訪問前に電話 0279-59-3361 で確認すると確実です。
Q. 支那そばの値段は? A. 600円です(2026年8月時点の品書き)。大盛りは200円増し、チャーシューメンは1,000円です。
Q. スープは無化調ですか? A. 食堂の木看板に「化学調味料は一切使用しておりません」、品書きにも「化学調味料を使用していないスープです」と表示されています。実食でも雑味のないあっさりした醤油スープでした。
Q. 温泉とセットだといくらですか? A. 入浴400円+支那そば600円で1,000円です。入浴は11:00〜18:00なら時間無制限です。



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