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わがきんラーメン部(前橋)実食|八百屋の無化調中華そば

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わがきんラーメン部の外観。木の看板とOPENの札
わがきんラーメン部の外観。木の看板とOPENの札

日曜の昼、前橋の中心街・千代田町。何度か通っている「わがきんラーメン部」に、また来てしまった。

店名に「部」が付くのには理由がある。店主の本業は八百屋(青果の仲卸)で、ラーメンはいわば部活動なのだ。私の日曜昼は、その部活に部費1,000円で参加させてもらっている。

  • 煮干しを中心とした完全無化調(化学調味料を使わないこと)の中華そば
  • スープは白醤油と黒醤油、麺は細麺と太麺から選ぶスタイル
  • 中華そば・肉そばとも1,000円、かけそばなら600円
  • 予約不可の食券制。中心街の店なのに、なぜか毎回わりと空いている

価格・営業情報は2026年8月時点(店内掲示・券売機より)。

基本データ

項目内容
店名わがきんラーメン部
所在地群馬県前橋市千代田町4-1-12
営業時間昼の部 10:30〜15:00(日〜金)/夜の部 18:00〜21:00・L.O.20:30(月〜金)。祝日は昼のみ営業(店頭掲示より)
定休日土曜日(日曜・祝日は夜の部なし)
予約不可(券売機の食券制)
支払い券売機は現金式(紙幣は千円札対応。硬貨は「旧500円のみの対応です」の掲示あり=新500円玉は不可)
駐車場店専用は確認できず。私は毎回近隣のコインパーキングに停めている
開業2022年8月(現在地に「わがきんラーメン部」として)
公式X(旧Twitter)わがきん 部長。 ※臨時の営業変更はここで告知される

入口の券売機で全部決める

現金式の券売機。中華そば・肉そばが白黒各1,000円
現金式の券売機。中華そば・肉そばが白黒各1,000円

入ってすぐの券売機で食券を買うシステム。現金式なので、千円札を何枚か持って行くのが確実だ。硬貨は「旧500円のみの対応です」の注記があるので、新500円玉をあてにしないほうがいい。

メニューは「白か黒か、細麺か太麺か」

店内のお品書き。麺・御飯・おつまみ・セットまで一望
店内のお品書き。麺・御飯・おつまみ・セットまで一望
店頭黒板の4種解説。かけそば600円の札も
店頭黒板の4種解説。かけそば600円の札も

メニューの骨格はシンプルで、スープが白醤油か黒醤油か、麺が細麺(中華そば)か太麺(肉そば)かの掛け算になっている。店頭の黒板がそれぞれの性格を一言で説明してくれていて、中華そば白醤油は「スッキリとキレのある上品なお吸い物系」、黒醤油は「コクとキレの深みある黒醤油」。肉そばに至っては「まるで関西風うどんの様なクセになる逸品」とある。ラーメン屋の黒板に「うどん」と書いてしまう度胸がすごい。

600円のかけそばから、だし飯・水餃子などのサイド、ちょい飲み用のセットまで揃う(詳細は写真のお品書きを)。

夏限定の黒板。冷たいラーメン1,200円とつけ麺1,000円
夏限定の黒板。冷たいラーメン1,200円とつけ麺1,000円

5月〜9月は夏限定の冷たいラーメン(細麺白醤油)1,200円と、つけ麺(太麺黒醤油)1,000円も出る。

八百屋が本業だから、の完全無化調

こだわり掲示。無化調宣言と食材の黒板
こだわり掲示。無化調宣言と食材の黒板

壁の掲示にはこうある。「煮干しを中心とした完全無化調」「素材が持つ本来の旨みを存分に抽出した自然な味わいの中華そばです」。

食材の黒板も具体的だ。卵は久保ファーム『たまごの力』、肉は上州麦豚肩ロース、麺は北海道小麦(こだいら製麺)、煮干は広島県産片口イワシ。「すべて安心の国内産使用」と締めてある。

この店は「八百屋さんのラーメン」として前橋で親しまれてきた。前身の店を本業多忙で一度閉め、2022年8月に現在地で「ラーメン部」として復活したという経緯がある(前橋新聞mebukuの特集による)。素材で勝負する姿勢は、毎日青果を扱うプロの本業と地続きなのだと思う。

素材の看板に嘘をつかない店は、加水も加温も循環もしない源泉かけ流しと同じ物差しで通える——というのがこのブログの持論で、無化調ラーメンの食べ歩きは牡蠣ラーメン3店の比較でも書いた。

実食:中華そば 白醤油(細麺)1,000円

中華そば白醤油。澄んだスープに豚と鶏のチャーシュー、三つ葉と蓮根
中華そば白醤油。澄んだスープに豚と鶏のチャーシュー、三つ葉と蓮根

澄んだ淡い琥珀色のスープに細麺、チャーシューは豚と鶏の2種。三つ葉と、花形の蓮根が上品に乗る。

味は、黒板の「スッキリとキレのある上品なお吸い物系」がそのまま当てはまる。誇張でも謙遜でもなく、書いてある通りの一杯が出てくる。煮干し中心の無化調スープは飲み口が軽く、それでいて出汁の芯があるので、レンゲが止まらないタイプだ。

だし飯250円は、〆の茶漬けまでが一皿

中華そば白醤油とだし飯
中華そば白醤油とだし飯
だし飯と〆の出汁茶漬けの案内ポスター
だし飯と〆の出汁茶漬けの案内ポスター

だし飯は「自慢の出汁で炊きあげた」茶色いご飯。そのままでも十分だが、店の掲示が推奨する食べ方がある。麺を食べ終えたら、残ったスープをだし飯にかけて、卓上のゆず七味をひと振り——〆の出汁茶漬けだ。

実践してみたら、これが正解だった。お吸い物系のスープと出汁の炊き込みご飯、合うのも道理ではある。中華そばを頼むなら、だし飯250円は最初からセットで考えていい。

水餃子350円も当たり

水餃子。ネギと糸唐辛子、ごまだれ
水餃子。ネギと糸唐辛子、ごまだれ

サイドの水餃子は、皮がもちもちで当たりだった。350円でこれなら文句はない。

名物「肉そば」は本当に「ラーメンうどん」だった

今回は白醤油の中華そばにしたが、何度か通ううちに、中華そばの黒醤油も、太麺の「肉そば」も白・黒とも食べている。つまり白か黒か×細麺か太麺かの4象限は、全部実食済みだ。

肉そばは、黒板の「まるで関西風うどんの様なクセになる逸品」「『ラーメンうどん』と呼ばれるほど」という説明に偽りがない。極太もちもち麺で、ラーメンを食べに来たのにうどんの満足感が返ってくる、この店だけの一杯だ。

4つをどこから入っても外さない、と全部食べた上で言える。あっさり派なら中華そば白、うどん的などっしり感なら肉そば、と好みで選べばいい。

中心街なのに、毎回わりと空いている

今回も日曜の昼どき(11時半頃)で先客は数組、待ちなしで座れた。前橋新聞mebukuに何度も特集されている店でこれなのだから、中心街のラーメンとしては貴重な穴場だと思う。

土曜が定休で、日曜・祝日は夜の部がない点だけ注意。臨時の変更は店主のXアカウントで告知されるので、遠方から行くなら出発前に一度見ておくと安心だ。

前橋中心街でセットで回る

同じ千代田町には、男性向け(レディースデイあり)の予約制サウナナウサがある。サウナでととのえてから無化調の中華そばで締める、日曜昼のコースが組める。実際この日は、昼をここで済ませてから荒牧町の毎日サウナ 前橋本店に向かった。隣の本町まで歩けば、13時でも満席の魚食堂みやたや(こちらは木・日・祝定休なので平日向き)や、店先で鮎を炭火焼きする鮮魚店魚健もあって、前橋中心街の食の圏内がひとつにつながる。

まとめ:書いてある通りの一杯が出てくる店

黒板に「上品なお吸い物系」と書いてあれば本当にお吸い物系が、「ラーメンうどん」と書いてあれば本当にうどんのような一杯が出てくる。八百屋が本業の店主が、素材の看板にも味の看板にも嘘をつかずに作っている店だ。

壁の掲示にはもうひとつ、「飽きのこない毎日でも食べられるラーメンです」とある。何度か通っている実感も、この一文と一致する。毎日食べられるラーメン。だから私がこの店で悩むのは、券売機の前で白か黒か、細麺か太麺か、それだけでいい。

よくある質問

Q. わがきんラーメン部の定休日と営業時間は?
A. 土曜日が定休です。営業は昼の部が日〜金曜の10:30〜15:00、夜の部が月〜金曜の18:00〜21:00(ラストオーダー20:30)で、日曜・祝日は夜の部がありません。臨時の変更は公式X(わがきん 部長。)で告知されます(2026年8月時点)。

Q. 駐車場はありますか?
A. 店専用の駐車場は確認できていません。前橋中心街の店なので、私は毎回近隣のコインパーキングに停めています。

Q. 予約はできますか?
A. 予約はできません。入口の券売機で食券を買う方式で、券売機は現金式(紙幣は千円札対応)です。

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