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川俣駅直結 明和温泉 川俣の湯|HOTEL R9 日帰り入浴500円

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壁一面に富士山のペンキ絵が描かれた大浴場。黒いタイルの横長の内湯
壁一面に富士山のペンキ絵が描かれた大浴場。黒いタイルの横長の内湯

金曜の15時過ぎ、館林でうどんを食べたあとに、東武伊勢崎線の川俣駅に直結するホテルの温泉へ寄った。改札からペデストリアンデッキ(駅と建物をつなぐ高架の歩道)を渡ればもう入口だ。HOTEL R9 Premium 川俣駅前に併設された「明和温泉 川俣の湯」で、明和町に初めてできた天然温泉だと運営会社が案内している。平日料金の500円をカードで払って、富士山の絵の前で湯に浸かってきた。

  • 浴場は内湯・水風呂・サウナが1つずつ。内湯の表示は41.5℃、サウナは92℃、水風呂は21.4℃
  • 湯は加水・加温・循環ろ過・塩素消毒がすべて「有」の掲示。源泉かけ流しではない
  • 日帰りは火〜日が6:00〜9:00と11:00〜24:00、月曜は15:00〜24:00。大人は平日500円、土日祝600円
  • 駐車場は93台で無料。タトゥーのある人は入れない

料金・営業時間は2026年9月時点(公式サイトの日帰り入浴案内と館内掲示より)。

基本データ

項目内容
施設名明和温泉 川俣の湯(HOTEL R9 Premium 川俣駅前=ホテルR9 併設)
所在地群馬県邑楽郡明和町中谷115-1
アクセス東武伊勢崎線 川俣駅 西口から徒歩1分(ペデストリアンデッキ直結)。東北道 館林ICから車で15分(公式サイト表記)
日帰り入浴月曜 15:00〜24:00(最終受付23:30)/火〜日 6:00〜9:00(最終受付8:30)・11:00〜24:00(最終受付23:30)
料金大人 平日500円・土日祝600円/小人(小学生以下)300円。年末年始は土日祝料金。貸出タオルセット300円・アメニティセット300円
支払いカードで支払えた(公式サイトはホテル全体で現金と主要クレジットカード対応と案内)
駐車場93台・無料(ホテルの駐車場に停めて日帰り入浴できた)
泉質ナトリウム-塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
源泉明和温泉(館内掲示は「川俣の湯(明和温泉)」)。源泉43.3℃・使用位置42.0℃・pH8.06・湧出量84.6L/分(動力揚湯)
湯使い加水・加温・循環ろ過・塩素系薬剤による消毒、いずれも「有」(館内掲示)
利用制限タトゥー・刺青のある人は利用不可。7歳以上の混浴不可(公式サイト)
電話0276-56-4691
公式https://hotel-r9.jp/hotels/kawamataekimae/(日帰り入浴案内は https://hotel-r9.jp/special/630/

町が掘った温泉を、駅前のホテルが使っている

駅側から見たHOTEL R9 Premium 川俣駅前の外観。手前にペデストリアンデッキ
駅側から見たHOTEL R9 Premium 川俣駅前の外観。手前にペデストリアンデッキ

このホテルの温泉は、ホテルが掘ったものではない。明和町の公式サイトに残る町長コラムによれば、町は深層地下水型の温泉を目指して掘削を始め、2020年7月に起工、11月には群馬県の認可した最深度の1,500mに到達したとある。事業主体は町が1億円を出資して設立した「まちづくり会社」で、当時の町長が初代の社長に就いたという。

その後の町長コラムには、5年計画のコンパクトシティ構想の最終章として天然温泉付きのビジネスホテルを誘致し、そのホテルが「明和温泉『美人の湯』を大浴場に活用」する、と書かれている。「美人の湯」は町がそう呼んでいる、という話として受け取っておく。

ホテルは2025年9月2日に開業し、温泉の日帰り入浴は同年11月10日に始まった。日帰り入浴はいったん臨時休業を挟み、公式サイトのお知らせでは2026年2月28日に再開している。休業の理由は公式に書かれていない。

運営会社は千葉県市川市の株式会社デベロップで、公式サイトはこのホテルを「R9 HOTELS GROUPの最上級ブランドホテル」と位置づけている。

受付は2階、風呂は1階

木目の扉に「HOTEL R9 Premium 川俣駅前」のロゴが入ったエントランス
木目の扉に「HOTEL R9 Premium 川俣駅前」のロゴが入ったエントランス

入口から入るとまずエレベーターで2階へ上がり、フロントで日帰り入浴の受付をする。料金はここで払い、私はカードで済ませた。そのあと階段で1階へ降りると浴場がある。上がって降りる動線は少し妙だが、迷うほどではない。

赤いソファとテレビが置かれたラウンジ
赤いソファとテレビが置かれたラウンジ

1階には赤いソファのラウンジがあり、日帰り客も使える。2階のフロント前にも似た休憩スペースがある。湯上がりに腰を下ろす場所がある日帰り湯は、駅前ではありがたい。

湯づかい|貯湯槽・循環ろ過・塩素消毒の湯

館内の成分掲示板。成分表と「成分に影響を与える項目の掲示事項」
館内の成分掲示板。成分表と「成分に影響を与える項目の掲示事項」

館内の成分掲示板には、温泉法に基づく利用状況の表が載っている。逐語で写すとこうだ。

  • 加水:有「衛生管理のために貯湯槽で加温後、その後の温度調整のため」
  • 加温:有「貯湯槽を有するので、衛生管理のため」
  • 循環利用:有「衛生管理のため循環ろ過装置を使用」
  • 入浴剤等の添加:無
  • 消毒処理:有「衛生管理のため、塩素系薬剤による消毒を実施」

つまり、貯湯槽にためた湯を加温し、循環ろ過して塩素で消毒し、湯温の調整に加水している。かけ流しは名乗れない湯使いだ。なお公式サイトに掲載されている成分表のPDFでは循環利用が「無」になっていて、館内掲示と食い違う。本記事は現地の掲示に合わせた。

源泉は43.3℃で、掲示の「使用位置」は42.0℃。動力揚湯で毎分84.6リットルと分析書にある。

泉質データ|明和温泉(2024年1月15日分析)

壁に掲示された温泉分析書(泉第23020号)と別表
壁に掲示された温泉分析書(泉第23020号)と別表
項目
源泉名明和温泉(申請者:株式会社 邑楽館林まちづくり)
泉質ナトリウム-塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
泉温43.3℃(調査時)
pH8.06(試験室)/8.1(現場)
溶存物質2.364g/kg(成分総計2.367g/kg)
主要成分ナトリウムイオン793.8mg/塩化物イオン1,159.0mg/炭酸水素イオン240.4mg/メタけい酸98.1mg/メタほう酸21.0mg(いずれも1kg中)
湧出量84.6L/分(動力揚湯)
分析2023年12月25日調査・2024年1月15日分析終了(一般社団法人 栃木県薬剤師会検査センター・泉第23020号)

溶存物質2.364g/kgは、療養泉の基準である1g/kgを超えている。塩化物イオンが陰イオンの約89%を占め、炭酸水素イオンが約11%で続く。分析書の知覚試験には「微褐色澄明、微金属味のち塩味、弱特異臭」とある。

同じ東毛のナトリウム-塩化物泉である太田の安眠の湯は溶存物質6.16g/kgで、壺湯を加温かけ流しにしている。こちらは濃さで半分以下、湯使いは循環という違いがある。

適応症は分析書の別表(環境省の療養泉分類に基づく)に、泉質別で「うつ状態、きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症」と記載されている。泉質別の禁忌症は「該当項目なし」と記載されている。効き目を保証する話ではなく、掲示にそう書いてある、という記録として残しておく。

浴室|富士山の前で41.5℃、サウナは92℃

浴場は奥行きより幅を取った内湯が1つ。壁一面に富士山のペンキ絵が描かれていて、運営会社の案内では「銭湯絵師によって描かれた」ものだという。湯温の表示は41.5℃だった。

奥に小さめの水風呂が1つあり、表示は21.4℃だった。サウナと水風呂を往復する温冷交代浴については別記事で論文を当たっている。サウナは1つで、表示は92℃。3人ほどで満員になる小さな箱だ。公式サイトではサウナは男性用のみと案内されているので、女湯の構成は違うと思われる。

露天風呂はない。外気浴の場所もない。駅前のビジネスホテルの温泉として、湯・水・サウナの三点を詰めた作りだと思えば納得できる。

塩素消毒ありの掲示だが、入っているあいだはそれほど塩素臭を感じなかった。ただし、持参したタオルには塩素のにおいが残っていた。湯船で気にならない程度でも、布には移る。

平日の15時過ぎという中途半端な時間なのに、私が入っているあいだに3、4人が入ってきた。地元の人に使われている湯だ、という感じがした。

館内の掲示と、湯上がりの選択肢

THE R9 DININGの掲示。湯上がりセットとスイーツのメニュー
THE R9 DININGの掲示。湯上がりセットとスイーツのメニュー

1階のレストラン「THE R9 DINING」の前には湯上がり向けの掲示が2枚出ていた。湯上がりセットは980円(税込1,078円)。飲み物に加えて、上州もつ煮2種の食べ比べ・群馬県産上州麦豚の生姜焼き・上州舞茸の天ぷらの3つから、おつまみを1品選ぶ形だと掲示にある。「お一人さま大歓迎」の文字も添えてある。もう1枚は「ゆあがり すいーつ」で、あんこバタートーストや抹茶わらびもちパフェなどがコーヒーか紅茶付きで各800円(税込880円)。営業はランチ11:30〜14:00(LO13:30)、ディナー17:00〜21:00(LO20:15)と掲示にある。私はどちらも使っていない。

公式サイトの日帰り入浴案内には、貸出タオルセット(バスタオル・フェイスタオル)300円、アメニティセット300円とあり、タオルは持参したほうが安い。タトゥー・刺青のある人は利用できず、7歳以上の子供の混浴はできない。

館林・太田とセットで回るなら

  • この日は先に館林の花山うどん本店で幅5センチの鬼ひも川を食べてから来た。館林駅から川俣駅は東武伊勢崎線で茂林寺前駅を挟んだ2駅先なので、電車でも組みやすい
  • 東毛の塩化物泉を濃さで比べるなら太田の安眠の湯。かけ流しの壺湯がある
  • 麺のはしごなら邑楽町の麺龍。佐野ラーメンと餃子の店

群馬県の移住ポータルには、北千住から川俣駅まで東武伊勢崎線で約60分とある。東京側から日帰りで来て、風呂に入って帰る使い方もできる立地だ。

まとめ

かけ流し派の私にとって、循環ろ過と塩素消毒の湯は本命にならない。それでも、駅の改札からデッキを渡って1分、500円で天然温泉とサウナと水風呂に入れる場所が館林の隣にできた意味は小さくない。町が1,500m掘って、ホテルがそのそばに建った。湯の使い方に文句を言うより先に、掘った人に一礼しておく。

▶ 駅から歩ける群馬の温泉は車なしで行く群馬の日帰り温泉に、サウナのある日帰り温泉は群馬の日帰りサウナ温泉まとめにまとめている。

よくある質問

Q. 明和温泉 川俣の湯の日帰り入浴の時間と料金は?
A. 月曜は15:00〜24:00(最終受付23:30)、火曜〜日曜は6:00〜9:00(最終受付8:30)と11:00〜24:00(最終受付23:30)です。料金は大人が平日500円・土日祝600円、小学生以下の小人は300円です(2026年9月時点の公式サイト案内)。年末年始は土日祝料金になります。

Q. HOTEL R9 川俣駅前の温泉は源泉かけ流しですか?
A. 源泉かけ流しではありません。館内の掲示では、加水・加温・循環ろ過・塩素系薬剤による消毒がいずれも「有」となっています。源泉は43.3℃のナトリウム-塩化物温泉で、使用位置の湯温は42.0℃と掲示されています。

Q. 日帰り入浴でも駐車場は使えますか?
A. 使えます。ホテルの駐車場は93台で無料と公式サイトにあり、私も日帰り入浴でホテルの駐車場に停められました。川俣駅の西口からペデストリアンデッキで直結しているので、電車でも徒歩1分です。

Q. サウナと水風呂はありますか?
A. あります。男湯にはサウナが1つあり、私が入ったときの表示は92℃で、3人ほどで満員になる広さでした。水風呂は小さめのものが1つで、表示は21.4℃でした。公式サイトではサウナは男性用のみと案内されています。露天風呂はありません。

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