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花山うどん本店(館林)実食|鬼ひも川と待ち時間・駐車場

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金色のたぬき像が座る花山うどん本店の直売所の入口。お食事処の入口はこの隣
金色のたぬき像が座る花山うどん本店の直売所の入口。お食事処の入口はこの隣

金曜の昼下がり、館林の花山うどん本店に寄った。創業明治27年、うどん日本一を決める大会で三年連続優勝した「鬼ひも川」の店だ。東武伊勢崎線館林駅の東口から歩いて1分の場所にある。店頭の記帳台に名前を書いて、20分待った。

  • 頼んだのは数量限定の「丸ごと玉葱の南極カレーつけ」を鬼ひも川で。並盛1,480円
  • 鬼ひも川は幅5センチほどの幅広麺。ほとんどのメニューで「鬼ひも川」と「うどん」から麺を選べる
  • 営業は11:00〜15:30(LO15:00)で日曜定休。麺が無くなり次第終了の場合あり
  • 持ち帰りは不可。支払いは現金のほかカード(VISA・Mastercardなど)と交通系ICの掲示あり

価格・営業情報は2026年9月時点(店内メニューの記載より)。公式サイトの営業時間は「11:00〜15:00」となっていて、店内のメニュー末尾にある「十一時〜十五時三〇分(ラストオーダー十五時)」と食い違う。本記事は現地の掲示に合わせた。

基本データ

項目内容
店名花山うどん 本店 お食事処
運営株式会社 花山うどん(創業 明治27年・1894年)
所在地群馬県館林市本町2-3-48(東武伊勢崎線 館林駅 東口から徒歩1分)
営業時間11:00〜15:30(ラストオーダー15:00)※麺が無くなり次第終了の場合あり
定休日日曜日 ※臨時休業あり
予約不可。店頭の記帳台に名前を書いて順番待ち
電話0276-74-7766(お食事処)/直売所は0276-74-0178
支払い現金で支払った。レジの掲示はVISA・Mastercard・TS3と交通系電子マネー(Suica等)。アメックス・PayPayは不可
駐車場店舗横に専用駐車場あり。私が数えた限り14台で、訪問時は満車
持ち帰り不可(保存料不使用のため、と店内に明記)
直売所隣接の本店直売所は定休日が1月1日(メニュー記載)
公式https://www.hanayamaudon.co.jp/honten/
地図Googleマップで開く

予約不可・記帳して待つ|金曜13時台の待ち時間は20分

建物の角に立つ「商標登録 鬼ひも川」の袖看板
建物の角に立つ「商標登録 鬼ひも川」の袖看板

予約はできない。入口脇にクリップボードとペンを載せた記帳台があり、カタカナで名前と人数を書いて、呼ばれるのを待つ方式だ。

私は昼のピークを避けて13時台に着いた。それでも20分ほど待った。空席が出たのは食べ終わる頃だったので、遅く着くほど待ちは短そうだが、ラストオーダーは15時で、麺が無くなり次第終了の店でもある。数量限定の南極カレーは、ネット上の来訪報告では昼前に売り切れた日もある。私は着席した14時台でも頼めたが、これが目当てなら遅い時間は賭けになる。

麺は注文を受けてから茹でる。メニューの欄外に「ご注文を受けてから麺をゆでますので、ご提供にお時間を頂く場合が御座います」と断ってあるので、記帳から着席、着席から配膳の二段階で待ちを見込んでおくといい。

鬼ひも川とは|幅5センチの復刻麺

店内のメニュー冊子。「手打ち純生うどんが出来るまで」の見開き
店内のメニュー冊子。「手打ち純生うどんが出来るまで」の見開き

鬼ひも川は、群馬のご当地麺「ひもかわ」の中でも特に幅が広い麺で、公式サイトによれば「ゆで上がり幅は約5センチ」。大正時代に二代目の橋田藤吉が考案し、昭和30年代に一度廃番になったものを、2013年に復刻したと説明されている。

復刻した年に「うどん日本一決定戦 U-1グランプリ2013」で日本一になり、続く「うどん天下一決定戦」の2014年・2015年も優勝して三連覇。店内のメニューでは、鬼ひも川専用の「鬼釜」に「うどん日本一を決める大会で十五万人のお客様に選ばれ、三年連続優勝したメニューです」と添えてある。

冊子には手打ちの工程も書かれていた。小麦粉・塩・水を混ぜた塊をポリ袋に入れ、「三〇〇回以上繰り返し繰り返し踏んで」から一晩熟成させる。「均一の厚みに延ばします」「力任せに延ばしてはコシが台無しです」という二文を、幅5センチでも厚ぼったくならず、コシが残る理屈として読んだ。

なお、メニュー冊子によれば、館林は江戸時代に館林藩から将軍家へうどんが献上されていた土地だ。館林のうどんは、群馬県の観光サイトでは桐生のひもかわ、渋川の水沢うどんと並ぶ「群馬三大うどん」の一つとして紹介されている。

花山うどん本店のメニューと価格

冷たい麺のメニュー。ざる800円から天ぷら盛り合わせとざる二味1,950円まで
冷たい麺のメニュー。ざる800円から天ぷら盛り合わせとざる二味1,950円まで

麺は「鬼ひも川」と「うどん」から選べる品がほとんどで、どちらを選んでも同じ価格。冷たい麺は「ざる(醤油つゆ)」800円が入口で、醤油つゆと胡麻つゆの二種で食べる「ざる二味(にみ)」が980円。群馬県産麦豚を使う「鬼釜」は鬼ひも川専用で1,250円、私が頼んだ「丸ごと玉葱の南極カレーつけ」は数量限定で1,480円だった。

温かい麺のメニュー。花山かけ850円から天ぷら盛り合わせとかけ1,820円まで
温かい麺のメニュー。花山かけ850円から天ぷら盛り合わせとかけ1,820円まで

温かい麺は「花山かけ」850円から。上州麦豚のかけと上州しいたけのかけが各1,250円、数量限定の「丸ごと玉葱の南極カレー」は温かい版も1,480円で並んでいる。麺の大盛りは各150円増しだ。

おすすめ御膳のページ。花山御膳1,350円・鬼御膳1,790円・分福御膳1,600円
おすすめ御膳のページ。花山御膳1,350円・鬼御膳1,790円・分福御膳1,600円

御膳は3種類。麺と小丼を組む花山御膳が1,350円、鬼釜などに天ぷら盛り合わせを付けた鬼御膳が1,790円、釜玉に天ぷらを付けた分福御膳が1,600円で、御膳は麺の大盛りが無料になる。

本店限定と季節限定

「分福茶釜の釜玉うどん」1,000円は本店限定のメニュー。館林を舞台にした昔話「分福茶釜」にちなんだ品で、館林うどん組合の各加盟店がそれぞれの釜玉うどんを出している、とメニューに書いてある。冷たい麺のページでは「分福茶釜の冷やし釜玉うどん」として同じ1,000円で載っている。どちらも麺はうどんのみで、鬼ひも川は選べない。

季節限定「赤城鶏と木の子の五彩かけ」1,650円の別綴じメニュー
季節限定「赤城鶏と木の子の五彩かけ」1,650円の別綴じメニュー

別綴じで季節限定の「赤城鶏と木の子の五彩かけ」1,650円が出ていた。群馬県産の赤城鶏と、椎茸・舞茸・しめじなど秋の木の子を合わせたかけで、仕込み数が終わり次第終了と書いてある。公式サイトのお知らせでも「本店秋限定」として告知されている。

店頭のショーケースと「分福茶釜」の説明カード
店頭のショーケースと「分福茶釜」の説明カード

店頭のショーケースには、たぬきの蓋つき器に盛られた食品サンプルが並ぶ。添えられた説明カードによれば、館林には分福茶釜ゆかりの茂林寺(もりんじ)があり、「分福」は「たくさんの福を皆で分け合う」のこと。おいしさという福を届けたい、という思いでたぬきの器を使っているのだという。

実食|丸ごと玉葱の南極カレーつけ(鬼ひも川)

丸ごと玉葱の南極カレーつけ(鬼ひも川)の配膳。蓋を閉じた状態
丸ごと玉葱の南極カレーつけ(鬼ひも川)の配膳。蓋を閉じた状態

運ばれてきたのは、黒い盆に載ったたぬきの蓋つき器と、竹ざるに盛られた鬼ひも川。麺は幅5センチほどで、ざるの上に一枚ずつ重ねてある。箸で持ち上げると、うどんというより一枚の布に近い。

麺はつるつるで、もちもちだった。厚さは普通で、幅のわりに重くはない。公式サイトが理想に掲げる「柔らかいのにコシがある麺」の、柔らかい側がこのもちもちだと思う。

たぬきの蓋を開けた南極カレーのつけ汁
たぬきの蓋を開けた南極カレーのつけ汁

蓋を開けると、カレーのつけ汁。皮付きの鶏肉が二かけら入っていた。玉葱の甘さははっきり感じたが、品名にある「丸ごと」の玉葱がどこにいたのかは、最後まで確かめられなかった。

味はスパイシーで、それでいて甘い。粘度はややスープ寄りなのに、幅広の麺にはしっかり絡んだ。一枚の麺の表面積が広いぶん、つけ汁を持ち上げる量も多いのだと思う。麺を一枚ずつくぐらせて食べ終えた。

「南極」の名の手がかりは公式サイトの沿革にある。1956年の南極地域観測隊の昭和基地に、花山うどんが観測隊の携行品として持ち込まれたのだという。公式ブログは春限定版の紹介で、このカレーを「うどん屋の鶏だしとかつおだしの旨みに、玉葱の甘みが感じられる当店自慢の南極カレー」と説明していて、私が感じた甘さの正体は、たぶんそこにある。

駐車場は店舗横に14台、満車なら近くのコインパーキング

店舗横に専用の駐車場がある。私が数えた限り14台ぶんで、13時台でも埋まっていたので、近くのコインパーキングに停めた。ネット上の来訪報告には、開店前から並んだ話や、満車で空き待ちになった話が複数あるので、車なら最初からコインパーキングを前提にしたほうが気が楽だ。駅前の店なので、電車で来て東口から歩くほうが話は早い。

持ち帰り不可・支払いは掲示で確認

レジ。カード・交通系ICの掲示と、たぬきの合格守り
レジ。カード・交通系ICの掲示と、たぬきの合格守り

店内メニューの末尾に「お持ち帰りについて」の一文がある。保存料を一切使っていないため、持ち帰りはご遠慮いただいている、という五代目名義の断り書きだ。食べ残しを包んでもらう前提で大盛りにしないほうがいい。同じ末尾には、そばを含む製品と同じ場所で麺を打っている旨のアレルギー注記もある。

支払いは現金で済ませた。普段使っているアメックスは使えず、レジの掲示はVISA・Mastercard・TS3のカードと交通系電子マネーで、PayPayなどのQRコード決済は使えない。レジの表示は預かり2,000円、釣り520円で、1,480円ちょうどの計算だった。あとから考えれば、Suicaで払えた。口コミには「現金のみ」と書いたものもあるが、少なくとも訪問時の掲示はカード可だった。

レジ横では、受験や勝負事に、と書かれた「たぬき合格守り」を売っていた。うどん屋で合格祈願をする発想はなかったが、たぬきの町なら筋は通っている。

群馬のうどんを食べ比べるなら

館林の花山うどんは、水沢うどん・桐生のひもかわと並べて語られる。当ブログでは、麺の系統ごとに次の記事がある。

  • 渋川・伊香保の元祖 水沢うどん 田丸屋。天正10年創業の大本家で、中太でつるりとした麺を二色つゆで食べる。館林の幅5センチとは別の系統
  • 草津なら鴨鉄。鴨汁ひもかわが本命で、群馬三大うどんの食べ比べも出している
  • 館林に隣接する邑楽町の麺龍(めんたつ)。佐野ラーメンと餃子の店で、麺のはしごなら

温泉とセットで回るなら

まとめ

幅5センチの麺は見た目の話題性で語られがちだが、実際に食べると、幅の広さはつけ汁を運ぶ道具として機能していた。さらりとしたカレーが一枚の麺にきちんと乗って口に入る。復刻して三連覇したという肩書を裏づけていたのは、食べた麺のつるつるともちもちのほうで、冊子の三百回踏む工程はその説明として読めた。

昼のピークを外しても20分並び、駐車場は満車。持ち帰りもできない。それでも駅前という立地が、駐車場の心配を軽くしてくれる。待ちは受け入れるしかない。もうひとつ惜しいのは、本店限定の分福茶釜の釜玉うどんが、麺をうどんしか選べないことだ。鬼ひも川を食べに来た日に限って、その一択が惜しくなる。電車で来る口実がひとつ増えた。

よくある質問

Q. 花山うどん本店は予約できますか?待ち時間はどのくらいですか?
A. 予約はできません。店頭の記帳台に名前と人数を書いて順番を待つ方式です。私は金曜の13時台に着いて20分ほど待ちましたが、食べ終わる頃には空席が出ていました。数量限定の南極カレーは昼前に売り切れた日もあるという来訪報告があるので、目当てなら早めの時間が無難です。

Q. 花山うどん本店の営業時間と定休日は?
A. 営業時間は11:00〜15:30(ラストオーダー15:00)、定休日は日曜日です(2026年9月時点の店内メニュー記載)。麺が無くなり次第終了する場合があり、臨時休業もあります。公式サイトでは「11:00〜15:00」と案内されているので、遅い時間に行くなら電話で確認してください。

Q. 花山うどん本店に駐車場はありますか?
A. 店舗横に専用駐車場があります。私が数えた限り14台ぶんでしたが、訪問時は満車で、近くのコインパーキングに停めました。館林駅東口から徒歩1分なので、電車で行くのも現実的です。

Q. 鬼ひも川と普通のひもかわの違いは?
A. 幅です。公式サイトによれば鬼ひも川はゆで上がりの幅が約5センチで、群馬のご当地幅広麺ひもかわうどんの中でも特に幅が広い麺とされています。花山うどん本店では、ほとんどのメニューで鬼ひも川と普通のうどんから麺を選べます。

Q. 鬼ひも川は持ち帰りできますか?
A. お食事処の料理は持ち帰りできません。保存料を使っていないため、と店内に明記されています。家で食べるなら、公式通販に鬼ひも川(つゆ付きセットなど)があります。隣接する本店直売所には今回寄っていないので、店頭の品揃えは確認していません。

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