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焼肉あおぞら 渋川|地元53年の上州定食と名物カルビラーメン

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サウナの檜の香りに、ほんのり焼肉の匂いが混ざる——スカイテルメ渋川のサ室でそう書いた続きである。朝風呂と交互浴で整えた体は、当然のように肉を要求してきた。幸い、答えは車で15分ほどの場所にあった。「うまい焼肉♪あおぞら」渋川インター店。土曜11:30の開店に合わせて滑り込んだ。

レンガ造りに青い看板。「地元に愛され50年!」の文字が堂々と掲がる
レンガ造りに青い看板。「地元に愛され50年!」の文字が堂々と掲がる

地元に愛されて53年のレンガの店

外の看板は「50年」、店内のメニューには「53周年」とある。細かい差はともかく、50年を超える老舗であることは間違いない。渋川に2店、沼田と原町(東吾妻)に1店ずつという地元密着のチェーンで、店内の掲示によれば、焼肉は1枚1枚の手切り、注文の都度タレを絡めて出す方式。休みは大晦日と元旦だけという営業ぶりからも、地元の日常に食い込んでいる感じが伝わってくる。メニューをめくると、お持ち帰りは1割引き、高校生の部活・同窓会向けに2,400円プランまであった。観光客ではなく、渋川の家族と学生を50年相手にしてきた店の品揃えだ。

店内の壁には味のルーツを語る掲示がびっしり貼られている。それによれば、53年前の創業時に東京の焼肉店で修業した初代チーフが地元向けの味を作り、現在は「調理は科学」を掲げる社長のもとでレシピを定量化して味のバラつきを潰しているという。老舗が精神論ではなく再現性の話をしている。温泉分析書を読み込むタイプの人間として、こういう店は信用したくなる。

そしてこの店、「カルビラーメン発祥の店」と言われている。カルビラーメンは群馬県北部の焼肉店で育ったご当地麺で、その元祖格がここだという(メディアの取材記事に創業者の手記の話が出てくる)。というわけで今日は、名物の定食と例のラーメンを両方確かめる。

上州定食2,288円|夕方5時まで限定の名物

注文したのは名物の上州定食(税込2,288円)と、単品のカルビラーメン(税込968円)

上州定食は夕方5時まで限定のセットで、中身は熟成生上州牛のカルビ1人前+上州産豚ロース1人前+名物あおぞらサラダのミニ版+手造り豆腐+自家製お漬物+新潟直送こしいぶきのごはん+汁物。焼肉屋の定食としてはかなりの陣容で、上位版(デラックス・プレミアム・まぼろし)まで4段階ある。

上州定食シリーズのメニュー。2,288円から「まぼろし」まで4段階
上州定食シリーズのメニュー。2,288円から「まぼろし」まで4段階
先発隊。刻み海苔のあおぞらサラダ、自家製お漬物、かつお節ののった手造り豆腐
先発隊。刻み海苔のあおぞらサラダ、自家製お漬物、かつお節ののった手造り豆腐

熟成生上州牛|冷凍しない、というこだわり

店内に「熟成生上州牛」の解説が掲示されている。地元群馬のブランド牛・上州牛を1ヶ月ほど寝かせて熟成させ、冷凍保存をせずに「生」のまま提供する——冷解凍で旨みの元の肉汁が流出しないから「しっとりジューシー」なのだ、という理屈だ。

上州定食の肉皿。熟成生上州牛のカルビと上州産豚ロース、かぼちゃ添え
上州定食の肉皿。熟成生上州牛のカルビと上州産豚ロース、かぼちゃ添え

理屈はいい。実際どうだったか。柔らかい上州牛のカルビを、フルーティーなタレに絡ませて食べるライスが最高だった(個人の感想)。豚ロースも含めて網の上の往復が止まらず、こしいぶきの白飯が着実に消えていく。朝風呂上がりの体に、これは効く。

新潟直送こしいぶきの白飯と味噌汁。焼肉の合間に減っていく
新潟直送こしいぶきの白飯と味噌汁。焼肉の合間に減っていく

カルビラーメン968円|発祥説の店の一杯は、意外にサッパリ

そして本題、発祥説のあるカルビラーメン。真っ赤なスープに卵とじ、ニラ、刻み海苔、そしてタレ色に染まったカルビ。見た目は激辛系の顔をしているが、飲んでみると印象が変わる。化学調味料っぽさが前に出てこない、サッパリした後味(個人の感想)で、辛さも暴力的ではない。焼肉の合間に麺をすすり、スープで口をリセットしてまた肉に戻る。麺もスープも辛さも主張しすぎない、焼肉屋のラーメンとしてよくできた設計だと思う。

カルビラーメン。真っ赤な見た目に反してサッパリ系だった
カルビラーメン。真っ赤な見た目に反してサッパリ系だった

メニューには「うちより美味い店あったら教えて!」という強気の文言がある(ラーメンではなくカルビスープの説明文だが、店の気概はよく出ている)。少なくともこの日は、教えに行ける店を思いつけなかった。

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まとめ|サウナ→焼肉の渋川半日コースが完成した

朝イチでスカイテルメの朝風呂コース(1,600円)に入り、11:30にあおぞらで上州定食とカルビラーメン(3,256円)。締めて5,000円弱で、土曜の半日が過不足なく完成する。サ室で焼肉の匂いを嗅いだら、我慢せずにスカイテルメの円盤から車で15分、が正解だった。帰りの車で出た結論は単純で、群馬の焼肉といえば、あおぞら。私の中の序列は、この日そう更新された。

渋川エリアの他の記事は伊香保・丸本館の黄金の湯水沢うどんの田丸屋、サウナ側の地図は群馬の温泉×サウナまとめもどうぞ。

よくある質問

Q. 上州定食とはどんな内容ですか?
A. 熟成生上州牛のカルビと上州産豚ロースの焼肉に、名物あおぞらサラダ(ミニ)・手造り豆腐・お漬物・ごはん・汁物が付く夕方5時まで限定の定食です。訪問時の価格は税込2,288円で、上位のデラックス・プレミアム・まぼろし上州定食もあります(2026年7月時点・現地メニューより)。

Q. カルビラーメンはどんなラーメンですか?
A. 赤いスープにカルビ・卵・ニラなどがのった、群馬県北部の焼肉店で育ったご当地麺です。あおぞらは発祥の店と言われています。見た目より辛さは穏やかで、後味はサッパリ系でした(訪問時 税込968円)。

Q. 営業時間と定休日は?
A. 11:30〜21:30(ご注文は21:00まで)。定休日は大晦日と元旦のみで、それ以外は休まず営業と案内されています(2026年7月時点・店内メニュー表記)。

基本データ

項目内容
店名うまい焼肉♪あおぞら 渋川インター店
所在地群馬県渋川市渋川999
電話0279-24-4545
営業時間11:30〜21:30(注文は21:00まで)
定休日大晦日・元旦のみ(それ以外は無休)
アクセス関越道 渋川伊香保ICから車で約5分(公式)/スカイテルメ渋川から車で15分ほど(実走)
名物上州定食2,288円(〜17時限定)/カルビラーメン968円(2026年7月時点)
予約週末は混雑のため電話予約推奨との案内あり(Googleマップ・2026年7月時点)
支払い渋ペイカード利用可(公式案内)
駐車場あり(店舗前)
店舗渋川インター店のほか渋川西・沼田・原町の計4店舗
公式yakinikuaozora.com
訪問土曜の昼(開店直後)・スカイテルメ渋川の帰りに立ち寄り

※価格・営業情報は訪問時の現地メニュー表示に基づきます(2026年7月時点)。味の感想は個人のものです。

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