
源泉かけ流しのブログを書いている人間が、入浴剤の湯の記事を書いている。先に結論を言うと、まえばし赤城の湯は温泉ではない。それでも書く気になったのは、水風呂の温度計が11℃前後を指していたからだ。
日曜の午後、道の駅まえばし赤城に寄ったついでの初訪問。入口横の解説板が推すのは「化粧水風呂」だが、私の目当てはサウナと水風呂だった。
- 温泉ではない。サンゴ由来のバスソルトを溶かした湯の「温浴施設」
- サウナ(男湯)は温度計で90℃前後、テレビ付き
- 水風呂は温度計で11℃前後。澄んでいて、潜水もできる
- 人工炭酸泉は38℃前後で、体に付く泡の量がすごい
- 大人 平日600円・土日祝700円。平日は60歳以上・前橋市民・女性などが、曜日と時間帯で500円になる割引がある
まえばし赤城の湯とは|道の駅の2階にある「温泉ではない」温浴施設
まえばし赤城の湯は、前橋市田口町の道の駅まえばし赤城にある日帰りの温浴施設だ。場所は農畜産物直売所の2階。外の階段のほか、「健康スロープ」の案内も出ている。

大事なことなので、もう一度書く。この湯は温泉法でいう温泉ではない。公式サイトにも「温泉」の文字はなく、「サンゴライトバスソルト」をお湯に溶かしていると案内している。前橋市も「温浴施設」と呼んでいる。温泉法の温泉は、地下から湧く水やガスのうち、温度か成分が基準を満たすものを指す。バスソルトのような入浴剤を溶かした湯は、どんなに気持ちよくても温泉にはならない。
ネットの温泉情報サイトの中には、ここに「天然温泉」「掛け流し」の印を付けているところもある。公式サイトに泉質名や温泉分析書の記載はないので、その印はうのみにしないほうがいい。
化粧水風呂|サンゴのバスソルトを溶かした主浴槽

入口横の解説板には、「サンゴ由来のミネラル(サンゴライト)」を使った化粧水風呂で、群馬大学理工学部が開発したものだと書かれている。キャッチコピーは「まるで“浸かる化粧水”」「前橋唯一の“美肌の湯”を体感」。板には肌への効果をうたう説明も並ぶ。どれも施設側の説明で、私が確かめたものではない。
湯温は温度計の目視で41℃前後。入ってみると、私の肌には湯にややとろみがあって、すべる感じがした。温泉の「ぬるすべ」に近い手ざわりだ。ただ、これは私一人の感覚で、成分を測ったわけではない。湯上がりの肌がどうなるかは人によるので、そこは自分の肌で確かめてほしい。
浸かっていると、店の人が一定時間おきにやって来て、白く濁る固形物を湯に溶かしていった。その固形物が何なのかは聞いていない。
浴室にはこの化粧水風呂のほか、人工炭酸泉と寝湯、露天がある。
人工炭酸泉は、機械で炭酸ガスを溶かし込んだ湯のこと。温泉の炭酸泉とは別物と考えておけばいい。湯温は温度計の目視で38℃前後。ここはとにかく炭酸の量が多い。じっとしていると、体に付く泡の量がすごい。
サウナと水風呂|90℃のテレビサウナから、11℃の水風呂へ
この日の山場はここだった。
サウナ室は2段で、テレビ付き。温度計の目視で90℃前後。公式サイトは「男湯には約90〜100°Cの高温サウナを完備しています」と案内している。私が入ったのも男湯で、女湯の設備は見ていない。
サウナを出て水風呂へ。こちらは温度計の目視で11℃前後。
そして、なんといってもこの水風呂が素晴らしい。潜水OKで、水がかなりきれいに澄んでいる。11℃の水は冷たいけれど気持ちよかった。久しぶりに水風呂で潜ってみたら、魂が抜けるような感じがした。この水風呂には、何かこだわりがありそうだ。サウナの直後に潜るなら、無理のない範囲で。
私の回り方は、サウナから水風呂。そのあと化粧水風呂に軽く浸かってから露天に出て、ベンチに座って外気浴。またサウナへ戻る。これを繰り返した。
11℃がどのくらい冷たいかは、このブログで紹介した前橋の3施設と並べると分かりやすい。どれも訪問した日の温度計の数字で、行った時期がばらばらなので目安として見てほしい。
| 施設 | 水風呂の温度計 |
|---|---|
| 毎日サウナ 前橋本店 | 小さい桶6℃・大きめの檜15.8℃ |
| まえばし赤城の湯 | 11℃前後 |
| 七福の湯 前橋店 | 18℃ |
| ナウサ | 21.0℃ |
シングル(10℃未満)の毎日サウナの桶には届かないが、この表の中では2番目に冷たい。
日曜の午後から夕方まで入っていて、混み具合はほどほどだった。
浴室の撮影はしていない。浴場の壁には、銭湯のペンキ絵で知られる絵師・田中みずきさんのペンキ絵があると公式は案内している。代わりに、銭湯風のイメージイラストを1枚だけ入れておく。この施設の実物とは別物で、壁の絵も田中さんのペンキ絵ではない。

料金・支払い・持ち物

受付は券売機で、料金はこうなっている(2026年10月時点・入口の看板と公式サイト)。
| 区分 | 平日 | 土日祝 |
|---|---|---|
| 大人 | 600円 | 700円 |
| 子供(小学生以下) | 300円 | 350円 |
券売機では10回券(5,400円・平日と土日祝で共通)や年間パスポート(135,000円)も買える。
券売機は現金のほか、クレジットカード、Suicaなどの交通系電子マネー、PayPayやd払いなどのスマホ決済に対応している(券売機横の「お支払い方法一覧」の掲示より)。
ボディソープ・シャンプー・コンディショナーは備え付けがある。タオルは無いので、持っていくか、券売機で買う。オリジナルタオル250円、レンタルのバスタオルとのセットが350円。館内着は無い。
平日は曜日と対象者ごとの割引
入口の貼り紙では、平日に「平日キャンペーン」をやっている(公式サイトの期間は2026年12月31日まで)。割引になるのは、曜日と時間帯ごとに決まった対象者だけだ。
| 曜日 | 9:00〜12:00 | 12:00〜21:30 |
|---|---|---|
| 月 | シニア朝割 500円 | 前橋市民割 500円 |
| 火 | シニア朝割 500円 | レディースデー 500円 |
| 水 | シニア朝割 500円 | 前橋市民割 500円 |
| 木 | シニア朝割 500円 | シニアデー 500円 |
| 金 | シニア朝割 500円 | こども100円デー 100円 |
シニアは60歳以上で、生年月日の分かるものを見せる。前橋市民割は住所の分かる証明書が要る。祝日は対象外だ。前橋市外に住む60歳未満の男性だと、平日でも600円のままになる。
営業時間と休み
入口の看板は「午前9時〜午後10時」「入浴受付・午後9時30分終了」「年中無休」。一方、公式サイトは「1月1日」を休みとし、機器点検で休む日が年に数回あると案内している。年始や、遠くから行くときは、公式サイトのお知らせを見てから出かけたい。
館内に食事をとれる場所は無く、飲食物の持ち込みもできない(公式サイト)。食事は道の駅側でとる形になる。
道の駅まえばし赤城のこと

駐車場は道の駅全体で499台。広場には巨大なバナナの像が立っていて、台座には「MAEBASHI BANANA」の文字がある。
道の駅まえばし赤城は、ぐんパス(群馬パスポート)のスタンプ設置場所の一つでもある。スタンプ帳を埋めながら近くで温泉にも入りたい人向けに、道の駅ごとの候補をぐんパスの帰り湯まとめに並べている。
まとめ|源泉派でも、サウナ目当てなら寄る価値はある
温泉ではないので、源泉の鮮度や泉質を求めて行くと肩すかしになる。サウナと温泉を一度に楽しみたいなら、群馬の日帰りサウナ温泉のまとめから選んでほしい。
一方で、11℃前後の水風呂と90℃前後のテレビサウナが平日600円・土日祝700円で使えるのは、道の駅のついでなら値段に見合う。
- 向いている人:道の駅に寄るついでに、サウナと冷たい水風呂に入りたい人(サウナは公式の案内では男湯。女湯は見ていない)。平日の割引が使える人
- 向かない人:温泉そのものを楽しみたい人。食事も館内で済ませたい人
▶ 関連:同じ11℃の水風呂を深さで味わうなら、高崎のサウナ専門店温窟サウナかま蔵 高崎店(水深1.2m。入った日の表示11℃・男性専用)。
よくある質問
まえばし赤城の湯は温泉ですか?
温泉ではありません。サンゴ由来のバスソルトを溶かした湯の温浴施設です。公式サイトに泉質名や温泉分析書の記載はありません。
まえばし赤城の湯の料金はいくらですか?
大人は平日600円・土日祝700円、子供(小学生以下)は平日300円・土日祝350円です(2026年10月時点)。平日は60歳以上・前橋市民・女性などが、曜日と時間帯で500円になる割引があります(祝日は対象外)。
まえばし赤城の湯の水風呂は何度ですか?
私が日曜に入ったときは、温度計で11℃前後でした。日によって変わる可能性があります。
まえばし赤城の湯にタオルはありますか?
タオルは無いので持参するか、券売機で買います。オリジナルタオルは250円、レンタルのバスタオルとのセットは350円です。ボディソープ・シャンプー・コンディショナーは備え付けがあります。
まえばし赤城の湯で食事はできますか?
館内に食事をとれる場所は無く、持ち込みもできません。食事は道の駅まえばし赤城の側でとります。
基本データ表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | まえばし赤城の湯 |
| 所在地 | 群馬県前橋市田口町36(道の駅まえばし赤城 農畜産物直売所2階) |
| 営業時間 | 9:00〜22:00(入浴受付は21:30まで) |
| 休み | 入口の看板は「年中無休」。公式サイトは1月1日休み・機器点検の休業あり |
| 料金 | 大人 平日600円・土日祝700円/子供(小学生以下)平日300円・土日祝350円(2026年10月時点) |
| 支払い | 券売機:現金・クレジットカード・交通系電子マネー・スマホ決済 |
| 湯 | 温泉ではない(サンゴライトバスソルトを溶かした湯) |
| 設備 | 化粧水風呂・人工炭酸泉・寝湯・露天・サウナ(公式は男湯に案内)・水風呂 |
| 駐車場 | 道の駅全体で499台 |
| 電話 | 027-233-0075 |
| 公式 | https://maebashi-akagi.jp/enjoy/relax |



コメント