
火曜の朝、10時45分。高崎・柳川町の「自家製麺 くろ松」に着くと、入口の左の壁にクリップボードが2枚かかっていた。15分きざみの時間枠に、カタカナで名前を書く記帳ボードだ。
- 2026年11月から、店頭の記帳で入る時間を決める方式になっている
- 入り方は3通り:店頭で記帳/TableCheckで来店時間を予約(1人390円)/店頭のQRコードからFastPassを買う
- 中華そばは白醤油か醤油を選ぶ形で、梅1,000円・竹1,200円・松1,600円。つけ麺は1,800円
- かづ屋(東京・目黒)出身の店主の店で、2年続けて百名店入りしている
価格・営業情報は2026年11月時点(店頭の掲示より)。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | 自家製麺 くろ松 |
| 所在地 | 群馬県高崎市柳川町9-5 サラデエスタル1F |
| 営業時間 | 11:00〜15:00(売切れ次第閉店)・ラストオーダー14:45(公式X) |
| 定休日 | 日曜(不定休あり) |
| 入店方法 | 店頭の記帳(2026年11月〜)/TableCheckで来店時間を予約/TableCheck FastPass |
| 席 | カウンター席のみ |
| 支払い | 現金のみ(TableCheckのお店からのお知らせに明記) |
| 駐車場 | なし(駐車券も出ない)。近くのコインパーキングを使う |
| 臨時休業・売り切れの告知 | 公式X @773kuromatu |
| 予約ページ | TableCheck |
2026年11月から記帳制に。入り方は3通り

以前来たときと同じつもりで、店の前の列に並ぼうとした。ところが店先に見慣れない紙が貼ってあり、読んでみると記帳制に変わっていた。始まったばかりのようだった。
記帳ボードの予定時間の欄は11:00から14:45まで15分きざみで、1枠ごとに名前を書く行がある。すでにTableCheckで予約が入っている枠には、店の手書きで「テーブルチェック予約」と書かれていた。
① 店頭で記帳する(私はこれ)
横に貼られた「記帳の注意事項」の要点はこうだ。
- 1人につき1枠。名前はカタカナのフルネームで書く
- 2人なら2枠、3人なら3枠に、代表者の名前を人数分書く
- 1人で2杯以上食べるなら、杯数分の枠を書く
- 予約時間の10分前には店の前で待つ。複数人なら全員がそろってから案内
- 呼ばれたときに店の前にいないと、次の人が先になる
- 書いたあとで人数は変えられない
- カウンター席だけなので、2人以上だと席が離れることがある
- 前のお客さんの進み具合で、案内の時間が前後することがある
この日は10時45分に着いて記帳し、11時の枠に入れた。店の前で待っていると、記帳していない人はいないか、と呼びかける声があった。私と同じように、いつもの感覚で並んでしまう人がまだいるのだろう。11時の枠で店に入り、11時15分すぎには料理が目の前にあった。支払いは食後に現金で済ませた。
② TableCheckで来店時間を予約する
店のTableCheckページで来店時間を指定する方法。お店からのお知らせでは、席の予約ではなく「優先的にお席へご案内できるシステム」と説明されていて、混んでいれば待ち時間は出る。
- 予約が成立した時点で1人390円の手数料がかかり、キャンセルしても返金されない
- 受付は当日の午前0時(前の日の夜12時)まで。7日後の分まで取れる
- 予約時間の10分〜5分前までに店の前へ行き、着いたら列には並ばずにスタッフに声をかける
- 予約時間を30分過ぎると無断キャンセル扱いになる(キャンセル料1人1,500円)
- 1人で2杯以上食べるなら、予約のときに知らせておく(連食分のキャンセルは1杯1,000円)
③ QRコードからFastPassを買う
記帳ボードの下に、TableCheck FastPassの案内が貼ってある。QRコードから買うと、列に並ばずに入れる仕組みだ。案内には「販売数に限りがあるため、売り切れている場合がございます」とある。料金と販売数は掲示に書かれておらず、確認できていない。

店の中にも「予約で順番が前後する場合があります」の貼り紙があった。記帳した時間より少し早く呼ばれたり、少し待ったりは起こりうる、と思っておくと気が楽だ。
メニューと料金

中華そばは「白醤油または醤油からお選び下さい」の形式で、梅・竹・松の3段階。
- (梅) かけそば 1,000円
- (竹) 中華そば 1,200円
- (松) 特上中華そば 1,600円
- 特上 白醤油つけ麺 1,800円
価格はすべて税込み。ワンタン皿・チャーシュー皿・卵黄漬けごはん・肉ごはんなどのサイドも並んでいるが、店頭のお品書きには値段が書かれていなかった。
店内には、毎週土曜日の15時からの限定「松麺」(30食・550円。通常の営業が終わる時刻からの別枠のようだが、掲示以上のことは確認していない)と、おみやげ(ラーメン500円・まぜそば400円・メンマ250g 550円)の貼り紙もあった。
竹の白醤油中華そば

竹の白醤油は、チャーシューとワンタンが乗り、まん中に三つ葉が立っている。スープは底の麺が見えるくらい澄んだ色だった。
スープは上品で、いろいろな旨味が重なっている。その中で節系(かつお節やさば節のように、魚を煮て干した「節」からとるだし)の風味がやや強めに出ていた。
チャーシューは甘めで、複雑な味わいがある。ワンタンは生姜が効いていた。
麺は細麺。ツルッと口に入る、きれいな麺だった。
特上 白醤油つけ麺とごはんもの

特上 白醤油つけ麺は、麺が透明な液に浸かった状態で出てきた。つけ汁にはワンタンとすだちの輪切りが浮かび、チャーシューやメンマ、味付け卵は別の皿にまとめてある。
その麺を、まずはそのまま食べてみた。私には塩が欲しかった。
すだちがいいアクセントになっていた。


ごはんものは、炙ったチャーシューに白髪ねぎとレモンを添えた肉ごはんと、漬けた卵黄に削り節をかけた卵黄漬けごはん。お品書きには「ごはん(土釜炊き)」ともある。
かづ屋出身の店主、百名店は2024年と2025年
くろ松の店主は、東京・目黒の「支那ソバ かづ屋」の出身。かづ屋の公式ブログ(2017年2月)が、「故郷にて独立開業を果たした」元スタッフとしてくろ松を紹介している。
食べログ ラーメン EAST 百名店には、2024年に初めて選ばれ、2025年にも続けて選ばれた。2025年に群馬から選ばれたのは、くろ松・鳴神食堂・らーめん芝浜の3店。鳴神食堂も店頭の記帳で時間枠を決める店で、私は朝7時40分に記帳して、湯都里で朝風呂をはさんでから食べに戻った。くろ松はこの日、開店15分前の記帳で11時の枠に入れた。
温泉・銭湯とセットで回るなら
- 浅草湯:同じ高崎の街なかにある銭湯。熱い湯とぬるい湯の2つの湯船がある。火曜定休で、開店は午後2時
- 湯都里:高崎の日帰り温泉。朝風呂のあとに昼のラーメンへ、という組み立てがしやすい
- 魚平:高崎の仲卸直営の魚屋。帰りに刺身を買うなら
まとめ
白醤油のスープも細麺もチャーシューも、こだわりがあって、美味しかった。
そのうえで悩むのが値段だ。竹で1,200円、松なら1,600円する。メニューも、麺は梅・竹・松の中華そばとつけ麺の4つだけと少なめ。美味しいのは分かっていても、気軽に通うかどうかは迷うところだ。
行くなら、現金を持って早めに記帳しておきたい。
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くろ松のある高崎市も、ふるさと納税の寄付先に選べます。返礼品の一覧は下のリンクから見られます。
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よくある質問
Q. 自家製麺くろ松は予約できますか? A. TableCheckで来店時間を指定できます(1人390円の手数料・キャンセルしても返金なし・当日の午前0時〔前の日の夜12時〕まで)。席の予約ではないため、混雑時は待ち時間が出ます。2026年11月からは、店頭の記帳で時間枠を決める方法もあります。
Q. 記帳はどうやって書きますか? A. 店頭のボードの時間枠に、1人1枠でカタカナのフルネームを書きます。2人なら2枠に代表者の名前を書き、予約時間の10分前には店の前で待ちます。
Q. 駐車場はありますか? A. 店の駐車場はなく、駐車券も出ません。近くのコインパーキングを使います。
Q. 支払い方法と定休日は? A. 支払いは現金のみです。定休日は日曜(不定休あり)で、営業時間は11:00〜15:00(売切れ次第閉店)です。



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