
日曜の13時ごろ、前橋市天川大島町の「麺やCo粋(こいき)」へ。「無化調 ラーメンの店」(無化調=化学調味料を使わないこと)と幟に掲げ、店先の幕には「この一杯が、和食。」とある。店内の掲示には、ぐんま麦豚、大間々の醤油、クリスマス島の塩、上州地鶏、前橋の製麺所と共同開発した全粒粉の麺と、食材の名前が並ぶ。前橋の情報サイト mebuku の紹介記事(2023年)では、出汁は本鰹やアゴ、利尻昆布で引いたものとある。食材の名前がそのまま自己紹介になっている店だった。
- 無化調の塩・醤油らーめんが主軸。かけ1,000円、特製1,200円。数量限定の塩坦々とフロマージュ塩も
- 変え玉が3種(土佐酢・醤油・塩)各450円。土佐酢はとろろ昆布と土佐酢、塩はからすみと塩麹
- 定休日は毎週水・木。Web上の「水曜・第1第3木曜」から木曜が毎週休みに変わっている。店頭掲示に貼り替え跡があり、現地が新しい
- 駐車場は店前+向かいの第二駐車場19〜23番。支払いは現金のみ
価格・営業情報は2026年9月時点(店内メニュー・店頭掲示より)。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | 麺やCo粋(こいき) |
| 所在地 | 群馬県前橋市天川大島町1-4-23 |
| 営業時間 | 昼の部 11:30〜15:00(L.O.14:30)/夜の部 18:00〜21:00(L.O.20:30)※店頭掲示。店休日は店舗カレンダー確認との掲示もあり |
| 定休日 | 毎週水・木曜(祝日の場合は営業、翌日休)※店頭掲示 |
| 注文・予約 | 予約不可(グルメサイト表記)。席で口頭注文 |
| 電話 | 027-223-6603 |
| 支払い | 現金のみ |
| 駐車場 | 店前に数台+向かいの第二駐車場(19〜23番がCo粋の枠) |
| 開業 | 2015年(高崎前橋経済新聞 2020年1月の記事より) |
| アクセス | 上毛電鉄 片貝駅が最寄り(グルメサイト各社の表記で徒歩15〜20分)。車が現実的 |
| 公式 | 公式サイトなし。X @coiki_staff・Instagram @menyacoiki1015 |

駐車場と入店前のルール

駐車場は店の前に数台分と、道路を挟んだ向かいの第二駐車場(案内板の名称は「麺や Co粋 第二駐車場」)。向かい側は番号制で、Co粋の客が停めていいのは19〜23番と案内板に赤で示されている。店の外の看板にも「第2P 店舗向い側 駐車場あります 19〜23」とあるので、店前が埋まっていたらこちら。

入口には「入店前にご確認下さい」の掲示がある。要点は4つ。一杯ずつ丁寧に作るので混雑時は時間がかかる。香水をつけての入店、大声、クチャクチャと音を立てて食べる人には退店をお願いすることがある。ラーメンを食べない人はテーブルチャージ300円。飲食物の持ち込みは一切不可。私は無臭・無言・無音で通した。
入店まで少し待った。注文は席で口頭。
メニュー


らーめんは塩と醤油の2本柱で、それぞれ「かけ」1,000円と「特製」1,200円。特製塩にはぐんま麦豚のチャーシュー、生のり、蓮根、柚子、ネギ、三つ葉が乗る。数量限定で塩坦々らーめん1,300円とフロマージュ塩らーめん1,400円。お子様らーめん(小学生以下・塩か醤油)は450円。
この店らしいのが変え玉で、土佐酢(とろろ昆布と土佐酢)、醤油(とり節とたまり醤油)、塩(からすみと塩麹)の3種、各450円。普通の替え玉200円とは別枠で、味付きの麺を小皿で出すスタイルである。ご飯もの・ドリンク・サイドは写真のとおり。表示価格は税込、状況により用意できない商品もあるとの注記つき。

昼は「えらべるLunch Set」1,380円。かけ(塩 or 醤油)に、変え玉3種から1つ、または小ご飯と水餃子3個を組み合わせる。

卓上には日替わりの丼のカードと、「物価高対策の新メニュー」と銘打った鶏節と温玉のまぜそば700円の案内が置いてあった。この日の丼は薬味たっぷりの戻り鰹丼450円。
実食|特製塩らーめん

頼んだ品を順に書く。まず特製塩らーめん1,200円。スープは澄んだ黄金色で、蓮根の輪切り、三つ葉、生のり、麦豚のチャーシュー、柚子が乗る。あっさりしていて、柚子が効いている。mebukuの紹介にある本鰹やアゴ、利尻昆布の出汁に、掲示にある上州地鶏という組み合わせだという。これは美味しい。これは美味しい。
実食|土佐酢の変え玉

変え玉は土佐酢450円を選んだ。とろろ昆布とネギ、チャーシューを乗せた麺の小皿で、土佐酢の酸味が立ち、チャーシューは香ばしい。スープに入れずそのまま食べても、一皿として成立する。塩らーめんのスープを少し残しておいて、最後に合わせるのも手だと思う。
実食|鶏節と温玉のまぜそばと戻り鰹丼

鶏節と温玉のまぜそば700円は、麺の上に温玉と鶏節、緑の葉(特製塩と同じ三つ葉に見えた)。卓上の瓶のタレ(店の案内では特製出汁醤油)をかけて食べる。煮干しの風味と酸味があって、私の印象はポン酢に近い。700円でこの一皿なら、「物価高対策」の看板どおりだと思う。
戻り鰹丼450円は、酢で締めた鰹に大葉と貝割れを乗せた小丼。薬味は効いているが、私には鰹の生臭さが残った。「本日の丼」なので、日によって中身は変わる。
掲示にある厳選素材

店内の掲示「麺やCo粋の厳選素材」に、使っている食材が5つ並んでいる。
- ぐんま麦豚。麦類中心の飼料で育てた群馬の銘柄豚で、チャーシューと秘伝のつけダレに使う
- 日本一醤油。群馬県みどり市大間々の「岡直三郎商店」の醤油。公式サイトによれば創業は天明7年(1787年)、木桶仕込みの天然醸造を続けている。掲示では濃口や再仕込みなどを独自にブレンドとある
- クリスマス島の塩。ハワイの南2,000kmのキリバス共和国クリスマス島の天日塩。掲示では「奇跡の塩」と紹介されている
- 上州地鶏。群馬県が県内唯一の特定JAS認証地鶏(2017年取得)として紹介する銘柄で、鶏ガラスープに使う
- 国産小麦・全粒粉。前橋の製麺所「山岸製麺」と共同開発した麺。長野県産小麦に全粒粉を加えている
前橋観光コンベンション協会のサイトでは、山岸製麺は創業67年(掲載時点)の老舗製麺所と紹介されている(公式サイトで確認できた点は公式の表記に合わせた。「奇跡の塩」は公式にない呼び方なので、掲示の紹介として書いている)。
店の背景
高崎前橋経済新聞の2020年1月の記事によれば、店主が2015年に前橋で開いたこの店が1号店で、高崎市井野町の「塩らーめん小粋」が2号店。地元のWebメディアには、店主を元和食料理人と紹介する記事もある。幕の「この一杯が、和食。」は、その線で読むと腑に落ちる。
前橋のラーメンと、自分の軸
前橋のラーメン記事は、八百屋が作る煮干しの無化調中華そば「わがきんラーメン部」、貝出汁の「麺や貝灯」と続いてきた。Co粋は化学調味料を足さない点でわがきんと同じ側にいて、柚子で仕上げる和食寄りの作り。貝の主張が強い貝灯に対して、Co粋は主役を立てずに全体をまとめる。加水も加温も循環もしない源泉かけ流しを追いかけているブログとして、出汁と塩と柚子で一杯を立てる引き算の作りを同じ物差しで見るのは筋が通っていると思う。濃度で押す牡蠣ラーメンを一番に置く私でも、柚子の効いた澄んだ一杯を、濃さ抜きで美味しいと言えた。
温泉とセットで回る動線
同じ前橋市天川大島町には、スーパー銭湯の「七福の湯 前橋店」がある。露天の生源泉風呂とサウナを朝に回してから、昼の部の開店に合わせてCo粋、という組み合わせは無理がない。夜の部は18時からなので、夕方の入浴後でも間に合う。
- 七福の湯 前橋店|サ室100℃・水風呂18℃と露天の生源泉風呂
- PIZZERIA PESCA! 六供町本店|ピザ食べ放題ランチの仕組みと待ち時間(七福の湯の湯上がりメシとして、Co粋と並ぶ選択肢)
まとめ|塩と変え玉で組む
一杯を選ぶなら特製塩らーめん1,200円。澄んだスープに柚子が効いて、あっさりしているのに物足りなさがない。そこに土佐酢の変え玉450円を組む。酸味ととろろ昆布で、後半の味を切り替えられる。この2品で1,650円。昼ならかけ+変え玉のランチセット1,380円という手もある。まぜそば700円は値段の割に満足度が高く、戻り鰹丼は私の舌には合わなかった。
行くなら水・木を避ける(店頭掲示の定休日)。駐車場は店前が埋まっていたら向かいの19〜23番へ。支払いは現金だけなので、財布の中身を確かめてから暖簾をくぐる。
よくある質問
Q. 麺やCo粋の営業時間と定休日は?
A. 2026年9月時点の店頭掲示で、昼の部11:30〜15:00(ラストオーダー14:30)、夜の部18:00〜21:00(ラストオーダー20:30)、定休日は毎週水曜と木曜です(祝日の場合は営業し翌日休)。Web上には「水曜・第1第3木曜」と載っている情報もありますが、店頭掲示が優先です。店休日は店舗カレンダーで確認との掲示もあります。
Q. 麺やCo粋に駐車場はある?
A. 店の前に数台分と、道路を挟んだ向かい側の第二駐車場にCo粋の枠があります(2026年9月時点・現地確認)。向かい側は番号制で、19〜23番がCo粋の利用枠です。
Q. 麺やCo粋の支払い方法は?
A. 現金のみです(2026年9月時点)。クレジットカード・電子マネー・QR決済は使えません。席で口頭注文し、ラーメンを注文しない人はテーブルチャージ300円がかかります。



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