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安中・富岡・下仁田の日帰り温泉6湯|西上州の冷鉱泉めぐり

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群馬の温泉というと、草津・伊香保・四万・みなかみ。県の北側の山の中に、熱い湯が湧いている土地です。

ところが、県の南西の隅――安中から富岡、下仁田へ下りていく西上州(にしじょうしゅう。群馬県の南西部、旧上野国の西側一帯を指す呼び名)は、様子がまるで違います。

湯が、冷たい。

この記事で並べるのは、安中・富岡・下仁田の5湯に、隣の高崎市吉井町から1湯を加えた6湯です。そしてこの6湯のうち、4軒の源泉温度は13.7〜15.0℃でした。井戸水と変わりません。そのままでは、どう頑張っても入れない。源泉温度が40℃を超えるのは、砦乃湯の40.8℃と、磯部温泉 恵みの湯の41.9℃だけ。しかも恵みの湯は、その湯を加水と加温と循環ろ過で張っています。

正直に書くと、源泉かけ流し目当てでこのエリアを回りはじめた私は、途中で一度がっかりしています。「加温」「加水」「循環ろ過」「消毒」――浴室の掲示に並ぶ「あり」の文字を見て、ああここも違うのか、と。

でも6軒を回り終えて、考えが変わりました。冷たい湯をどうやって入れる湯にするかで、6軒の答えが5通りに割れていたからです。全部やる湯もあれば、薪で沸かして循環も消毒もしない湯もある。沸かした湯の隣に、沸かしていない湯をわざわざ並べている湯もありました。

この記事は、その5通りを掲示のまま並べたものです。数値はすべて現地の温泉分析書(掲示)から拾い、料金・営業時間・予約の要否といった実務も、実際に行って確かめた範囲で書いています。源泉温度の高い順に並べました。読み進めるほど、湯は冷たくなります。ただし人の手のかけ方は、温度の順には並びません。そこがこの6軒の面白いところでした。

※ この記事は日帰り入浴(立ち寄り湯)の記録です。泉質や成分の話は「そういう成分が入っている」という事実の紹介で、効能を保証するものではありません。料金・営業時間は2026年6〜9月時点のもの。最新の運用は各施設へご確認ください。

先に早見表|6湯の湯の張り方と実務

湯づかいの4項目(加水・加温・循環ろ過・消毒)を、6軒ぶん横に並べます。掲示表の下段にある項目で、読み方は記事の後半でまとめます。加水・循環ろ過・消毒の3つが「なし」で、加温すら内湯には要らない――この状態がそろうのは、6軒では砦乃湯だけでした。この記事ではそれを「完全かけ流し」と呼びます。

施設市町村源泉温度加水加温循環消毒日帰り料金
磯部温泉 恵みの湯安中市磯部41.9℃ありありありあり3時間600円/6時間1,100円/1日1,600円
上増田温泉 砦乃湯安中市松井田町40.8℃なし内湯なし/露天ありなしなし3時間800円/終日1,000円
湯端温泉高崎市吉井町15.0℃ありありありあり800円(50分完全貸切・要予約)
大島鉱泉富岡市14.5℃ありあり(薪)なしなし450円
八千代温泉 芹の湯下仁田町13.8℃なしありなしあり800円
下仁田温泉 清流荘下仁田町13.7℃なしあり一部ありあり1,000円(露天のみ)

※ 砦乃湯の内湯は源泉40.8℃をそのまま使うので加温なし。露天だけ、その日の気温に合わせて加温しています。恵みの湯の41.9℃は令和7年9月の分析書の値で、館内の掲示表(平成27年)は源泉の泉温を9.6℃とし、加温の理由を「源泉温度が低いので」としています。

この表がそのまま、この記事の中身です。以下、1軒ずつ見ていきます。

1. 磯部温泉 恵みの湯(安中市磯部)|41.9℃の強塩泉を、加水・加温・循環ろ過で張る

安中市の市営施設で、JR磯部駅から徒歩5分(施設サイトの表記)。ロビーに温泉の分析書と掲示表が3世代並んでいます。平成8年の分析書は泉温52.6℃、平成27年の掲示表は9.6℃、令和7年9月の分析書は41.9℃。源泉の泉温が年代ごとに違い、理由は掲示にありません。この記事の並び順は、最新の分析書の41.9℃で決めました。

恵みの湯に掲示された令和7年9月の温泉分析書。泉温41.9℃・pH6.9・溶存物質34.07 g/kg
令和7年9月の分析書。泉温41.9℃、溶存物質34.07g/kgの強塩泉(恵みの湯)

湯づかいは加水あり・加温あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤あり。湯端温泉と同じ、4項目すべて「あり」です。ただ、掲示の仕方が違います。加水の理由を「温泉資源保護のために揚湯量の制限があるので、その不足を補うため」、加温の理由を「源泉温度が低いので」と一文ずつ書き、分析書の隣に貼っている。私はこういう掲示は好きです。

源泉は溶存物質34.07g/kgのナトリウム-塩化物・炭酸水素塩強塩温泉(高張性・中性、pH 6.9)。掲示表の「入浴時(うすめ後)」の欄は成分総計3.24g/kgで、ナトリウムイオンと塩化物イオンは源泉のおよそ11分の1です(分析年が違うので参考値)。私が入った日は内湯が40℃くらい、露天が42℃くらい。薄めてあっても、塩味は分かりました。

地下には予約制の砂塩風呂(1回3,100円・入館料別)があり、こちらは別記事にしました。2026年10月1日〜31日は浴室工事のため休館(安中市公式・2026年7月23日更新)。

所在地安中市磯部3-3-41
料金大人 3時間600円/6時間1,100円/1日券1,600円・超過1時間ごと250円(中学生以上・2026年9月時点)
営業10:00〜21:00(入館は20:00まで)/第1・第3火曜定休(祝日の場合は翌日)
その他サウナ(東=ドライ/西=スチーム・日替わり)・水風呂・食堂あり
アクセスJR信越本線 磯部駅から徒歩5分(施設サイト)/碓氷峠鉄道文化むらから車18分(12.2km・国道18号・Googleマップ実測)・駐車場106台

▶ 恵みの湯(磯部温泉)の詳細レポート

2. 上増田温泉 砦乃湯(安中市松井田町)|40.8℃、沸かさなくていい唯一の湯

6軒の中で、沸かさずに注いでいるのはここだけです。源泉温度40.8℃。そのまま浴槽に注げば、もう入れる温度で湧いています。

だから掲示はこうなります。加水なし・循環ろ過なし・消毒なし。加温すら、内湯には要りません。私が入った日は、施設の温度計で内湯39.1℃。露天のほうはその日の気温に合わせて少し加温していて、約41℃でした。

上増田温泉 砦乃湯の内湯。木製の樋から湯がじゃばじゃば落ちている
木の樋から落ちる源泉。40.8℃で湧くので、内湯は加温すらしていない(砦乃湯)

泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性)、pH 8.0。炭酸水素イオン(HCO₃⁻。重曹のもとになる成分)が959mg/kgと多く、溶存物質は1.74g/kg(遊離ガスまで含めた成分総計は1.76g/kg)。ヌルヌルとすべるタイプではないのに、はっきりとしたとろみがあります。後で出てくる芹の湯ほどではありませんが、この重曹系の多さが手触りに出ているように思います(メタけい酸は54.6mg/kgで、突出した値ではありません)。

39℃台という温度は、熱い湯が好きな人には物足りないはずです。ただ、私はのぼせませんでした。3時間800円という料金設定は、この湯温だと理にかなっています。終日1,000円との差は200円。迷ったら終日で構いません。

所在地安中市松井田町上増田2164
料金大人 3時間800円/終日1,000円/個室3時間3,000円(現地掲示)
営業11:00〜19:00/水曜定休
その他サウナあり(土日祝 13:00〜17:00のみ稼働・現地掲示)/水風呂は通常稼働
アクセス上信越道 松井田妙義ICから車約9分(7.5km・県道33号)・駐車場無料約30台

⚠️ 床の滑りに注意。温泉成分(炭酸水素塩・湯の花)が床に堆積して、洗い場や浴室への動線が滑りやすくなっています。現地にも注意の掲示がありました。

⚠️ ナビに注意。Googleマップは北側の山道を案内してきますが、道幅が狭く離合が困難です。南側の県道33号から増田川沿いに入るのが正解でした。

▶ 上増田温泉 砦乃湯の詳細レポート

3. 湯端温泉(高崎市吉井町)|15.0℃、4項目すべて「あり」。その代わり50分は完全に自分だけ

ここから下は、全部冷鉱泉(源泉の温度が25℃に満たない温泉のこと)です。

湯端温泉の源泉「湯端の湯」は15.0℃。湯づかいの4項目は、加水あり・加温あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤あり。全部「あり」です。かけ流し至上主義で来ると、最も厳しい採点になる一軒でしょう。

掲示には理由も書かれていました。「冷鉱泉のため加温しています」「源泉の供給量不足を補うため加水しています」「温泉資源の保護と衛生管理のため循環ろ過装置、塩素系薬剤を使用しています」。湧出量は測定不能とされていますが、掲示が加水の理由を「供給量不足」と書いているとおり、量は細いのです。なおこの源泉は自然湧出(ポンプで汲み上げず、自分の力で地表に出てくること)です。

ただ、この湯には別の武器があります。日帰りは50分の完全貸切だけ。「ホタルの湯」という浴室を、その50分のあいだ丸ごと使います。他の客と居合わせる可能性が、運ではなく仕組みとしてゼロになる。

湯端温泉の貸切浴室「ホタルの湯」。グレータイルの浴槽と大窓、外にウッドデッキ
50分のあいだ、この浴室が丸ごと自分のものになる(湯端温泉「ホタルの湯」)

そして中身は薄くありません。ナトリウム-塩化物冷鉱泉で溶存物質6.36g/kg、塩化物イオン3,276mg/kg。数値のうえでは、はっきりした塩類泉です(源泉は飲用不可と掲示されています)。浴槽の設定温度は夏期38〜40℃・冬期41〜42℃と掲示されていました。

所在地高崎市吉井町多比良3309-1
料金大人750円+入湯税50円=800円/子供(3歳〜小学生)450円・3歳未満無料/タオル250円(2026年7月時点)
営業11:00〜16:00・50分完全貸切・要電話予約(3日前から)/定休 月・火・水
支払い現金・クレジットカード
アクセス車が現実的。ナビは施設名でなく住所検索が確実(別の場所が候補に出る例あり)。道中に狭い区間あり・駐車場無料

▶ 湯端温泉の詳細レポート

4. 大島鉱泉(富岡市)|14.5℃を、3代目が毎日薪で沸かす

この記事を書こうと思った理由は、この一軒です。

大島鉱泉の源泉「榊の湯」は14.5℃。湧く量も入浴に足りるほどではなく、加温あり・加水あり。掲示のとおり、ここは源泉かけ流しではありません。冷たい鉱泉を沸かし、足りない分を水で足して張った沸かし湯です。ここを「かけ流し」と書いてしまうのは、この湯に対しても読者に対しても不誠実なので、はっきり書いておきます。

ところが、残りの2項目を見てください。

循環ろ過なし。消毒剤なし。

ぐるぐる回していないし、塩素も入れていない。この記事の6軒で、循環と消毒の両方が「なし」なのは、砦乃湯と、この大島鉱泉だけです。かけ流しの砦乃湯と、沸かし湯の大島鉱泉。湯の張り方はまるで違うのに、この2項目だけは同じところに立っています。

大島鉱泉の浴室に掲げられた温泉成分等掲示表。加水・加温は「あり」、循環ろ過と消毒剤は「なし」と記されている
加水・加温は「あり」。その下の循環ろ過と消毒剤は、どちらも「なし」(大島鉱泉)

では、どうやって沸かしているのか。3代目のご主人が、毎日薪をくべて沸かしているのだそうです。薪は、解体した家の廃材を再利用しているとのことでした。ボイラーで回して塩素を入れれば、手間はかからない。それをせずに、毎日火を焚いている。

分析書の知覚欄は「淡い黄色・わずかに硫化水素臭・黄土色の沈殿物」。ただし実際の湯船は、ひと目でわかるくらい濃い黄土色に色づいていました。泉質名はありません。療養泉の基準に届かず、温泉法別表のメタほう酸・炭酸水素ナトリウムの項によって「温泉」に該当する湯だからです。pH 9.0、溶存物質0.80g/kg。数値だけ見れば薄い湯です。

大島鉱泉の浴室。富士山と滝のタイル絵の下に、黄土色に色づいた湯をたたえる浴槽がある
富士山と滝のタイル絵。この湯を、3代目が毎日薪で沸かしている(大島鉱泉)

そして料金が大人450円。昭和の銭湯そのままの富士山のタイル絵が貼られた浴室で、群馬では希少な「温泉銭湯」の顔をしています。

湯の濃さで圧倒してくるタイプでは、まったくありません。それでも、湯づかいの4項目の並びとしては、この6軒でいちばん奇妙で、いちばん誠実です。

所在地富岡市大島148
料金大人450円/中人(小学生)200円/小人(乳幼児)100円(2026年7月時点)・現金のみ
営業13:00〜19:00・不定休(日帰り専門・宿泊なし)。訪問前に電話確認を
アクセス上信越道 富岡ICから車約10分(5.4km)/富岡製糸場から車約10分(4.3km)・駐車場無料約10台

▶ 大島鉱泉の詳細レポート

▶ 薪の風呂は本当に柔らかい?ボイラーの湯との違いを調べた(この薪の湯を、燃料と湯使いに分けて資料で検証した考察)

5. 八千代温泉 芹の湯(下仁田町)|13.8℃、循環はしない。加温と塩素を隠さず併記する

下仁田の山道をぐいぐい登った先、西野牧にあります。

湯づかいの4項目は、加水なし・加温あり・循環ろ過なし・塩素系薬剤で消毒あり。別の掲示には「源泉掛け流しで営業しております」とありました。つまりこの湯は、「かけ流し」と名乗りながら、加温と塩素をきちんと併記しているわけです。「100%かけ流し」と大きく打たず、事実だけ出している。この隠さなさのほうが、私には信用できました。塩素のにおいは、入っていて気になりませんでした。

泉質は含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉。そして中身が濃い。溶存物質14.59g/kgの高張性。私がこれまで入って掲示分析書を確認した群馬の湯のなかでは、この記事の1軒目・磯部温泉 恵みの湯(34.07g/kg)、藤岡・八塩温泉 鬼石観光ホテル(28.06g/kg)、高崎・相間川温泉(23.1g/kg。同じ源泉を引くせせらぎの湯も同値)に次ぐ、源泉で数えて4番目の濃さでした。ナトリウム4,639mg/kg、塩化物イオン5,516mg/kg、炭酸水素イオン3,804mg/kg。

湯船に足を入れて沈み込むと、肌に薄い膜が一枚乗ったみたいに、つるんとすべります。「ぬるすべ」を通り越して「ぬるぬる」と言いたくなる濃さでした。面白いのは、これが高pHの湯ではないことです。pH 6.51=中性。いわゆる「美人の湯」と呼ばれるアルカリ性の湯ではないのに、ここまですべる。私がヌルすべの物差しにしている島根・美又温泉はpH 9.8〜9.9のアルカリ性単純温泉。高pHの湯がなめらかになるのはよく言われる話です。芹の湯はその真逆から同じところへ辿り着いていて、効いているのは炭酸水素塩(重曹の成分)のほうだと思われます。

供給温度は体感で40℃前後。ぬるめです。せかせか上がらず、長く浸かるのが正しい入り方でした(湯温が低くても、時間は区切ってください。詳しくは記事末の注意書きに)。

八千代温泉 芹の湯の浴室。木の湯口からとろりと源泉が注がれ、湯面は緑がかっている
木の湯口から注がれる源泉。湯面が緑がかって見える(芹の湯)

もうひとつ、浴室の掲示に面白いことが書いてありました。この浴槽には温泉藻(緑藻の一種)が育っているのだそうです。掲示によれば「他の温泉環境ではなかなか見ることができない珍しい現象」で、人体に害のある藻は報告されておらず、浴槽清掃も定期的に行っている、とのこと。湯の緑がかった色と、石のぬるりとした手触りは、これも関係していそうです。

お風呂は男女入替制の内湯2か所(木の浴室/岩の浴室)で、露天はありません。

⚠️ 床がとにかく滑ります。湯がぬるぬるなぶん、浴室の床も、湯船のふちも、石を敷いた浴槽の底もぬるっとすべります。私も歩くたびにヒヤッとしました。「ぬるぬるして気持ちいい」と「ぬるぬるして滑る」は表裏一体です。すり足で、つかまれるところを使って動いてください。

所在地甘楽郡下仁田町西野牧12809-1(電話 0274-84-3812)
料金大人(中学生〜)800円/子供(小学生)500円(2026年6月時点)・現金
営業11:00〜20:00/定休 木曜・第2金曜(月により変動あり)。※公式サイトの現行案内は10:00〜21:00。私が確認した現地掲示は11:00〜20:00でした(2026年6月時点)
アクセス上信越道 下仁田ICから車約24分(19.8km)。国道254号→県道43号(紅葉ライン/姫街道)。山道に狭い区間あり・駐車場約15台

▶ 八千代温泉 芹の湯の詳細レポート

6. 下仁田温泉 清流荘(下仁田町)|13.7℃、沸かした湯の隣に、沸かしていない湯を並べる

6軒で最も冷たい源泉です。「清流の湯」13.7℃、pH 6.0の中性、成分総計2.68g/kg。泉質は含二酸化炭素-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉。

掲示は加水なし・加温あり・放流一部循環ろ過式・塩素系消毒あり(消毒は県の行政指導によるものと記されていました)。ここも、かけ流しではありません。

ところがこの露天は、造りで答えを出しています。湯船が2つ並んでいるのです。片方は加温した湯で、その日は40℃弱。もう片方は、加温していない「源泉そのまま」の槽で、私が行った日は約19℃でした。13.7℃の源泉が初夏の外気に温められて、その程度まで上がった冷たさです。

2つの湯の色が、違います。加温槽は透明。源泉そのまま槽は、透明感のある茶色。この湯には鉄(II)イオンが5.83mg/kg含まれていて、空気に触れると酸化して茶色くなります。加温槽が透明なのは、循環ろ過を通る過程でその茶色い鉄分が漉し取られているためとみられます。

つまり成分をそのまま残しているのは、茶色いほうです。沸かして透明になった湯と、冷たいままの茶色い湯。同じ源泉の二つの顔を、並べて見比べられる。この構成が、6軒でいちばん理屈の見える一軒でした。

露天から上がって外気で冷ますのが好きな私の入り方に、この造りはそのままはまります。土曜の昼前に行ったこの日は、手を入れて終わりでした。長く浸かるには冷たすぎたのです。ただ真夏に汗をかいて来れば、温→冷を一か所で完結できるはずです。

岩肌を流れ落ちる源泉のまわりには、クリーム色から茶褐色の析出物(温泉成分が固まって岩などにこびりついたもの)がびっしり付いています。茶褐色は鉄の酸化、白っぽい部分は炭酸カルシウムによるものとみられます。

清流荘の露天。岩肌を流れ落ちる源泉のまわりに、クリーム色から茶褐色の析出物がびっしり付いている
岩肌にこびりついた析出物。茶褐色は鉄、白っぽい部分は炭酸カルシウムとみられる(清流荘)

日本秘湯を守る会の一軒宿で、日帰りで入れるのは露天だけ(内湯「薬師の湯」「観音の湯」は宿泊者専用)。この日は最初から最後まで完全に貸切でした。

所在地甘楽郡下仁田町吉崎769(電話 0274-82-3077)
料金大人1,000円(2026年6月時点。タオル付の可能性あり・受付で確認を)
営業受付は午前11時ごろから。月に数回の不定休(非公表)。※日本秘湯を守る会や下仁田町の案内では日帰り11:00〜14:30・大人800円となっていますが、私が払ったのは1,000円でした(2026年6月時点)。時間も料金も電話確認が確実です
アクセス上信越道 下仁田ICから車約7分(4.5km・県道193号)・駐車場20台無料。駐車場から鉄の橋を歩いて渡る

⚠️ 宿泊が満室だと日帰りを断られることがあります。行く前に電話(0274-82-3077)で「その日やっているか・日帰りで入れるか」を確認するのが確実です。6軒の中で、これが最も空振りしやすい一軒でした。

▶ 下仁田温泉 清流荘の詳細レポート

下仁田町に、群馬の炭酸泉(二酸化炭素泉)の3分の2がある

並べていて気づいたことがあります。芹の湯と清流荘は、どちらも二酸化炭素泉です。

二酸化炭素泉(炭酸ガスを多く含む療養泉。遊離二酸化炭素1,000mg/kg以上が基準)は、日本では数が多くありません。この2湯の遊離二酸化炭素は、芹の湯が1,018mg/kg=基準ぎりぎり、清流荘が1,120mg/kg。どちらも基準を超えていて、泉質名にも「含二酸化炭素-」が冠されています(溶存物質が多いぶん単純二酸化炭素泉ではなく、県の一覧がこれを二酸化炭素泉に分類しています)。

群馬県が公表している「群馬県内泉質別温泉一覧」(令和8年3月31日現在)を見ると、県内211(表記は212。北軽井沢温泉が長野原町と嬬恋村で二重計上されているためと注記あり)の温泉地のうち二酸化炭素泉に分類されているのは3つだけでした。桐生市の猿川温泉、下仁田町の下仁田温泉、そして下仁田町の八千代温泉です。

炭酸を含み、空気に触れると金茶に濁る湯なら、大分・九重の筌の口温泉(新清館)で浸かったことがあります。ただし新清館の掲示分析書では、筌の口の遊離二酸化炭素は750mg/kgで、二酸化炭素泉の基準1,000mg/kgには届きません。それでも析出物がびっしり付いた濃い湯で、清流荘の茶色い源泉槽を見たとき、あの湯を思い出しました。

残る1つ、桐生市の猿川温泉も日帰りで入れます。わたらせ渓谷鐵道・水沼駅の駅舎にある「水沼の湯」(水沼ヴィレッジ)で、10:00〜21:00・平日1,350円。ただし私は対岸のサウナ棟には行ったものの温泉棟は未訪で、掲示の分析書を自分で確認していません。しかも施設公式の現行の泉質表記は「ナトリウム、カルシウム塩化物、炭酸水素塩冷鉱泉」で、「含二酸化炭素」が付いていません(県の一覧と表記が割れています)。

つまり県内3つのうち2つが下仁田町にあり、しかもその2湯は掲示の分析書を自分で確認できました。下仁田の湯が冷たいことと、炭酸を含んでいることは、おそらく無関係ではありません。二酸化炭素は水温が低いほど水に溶けていられるからです。

ただしそれは裏を返すと、加温すると抜けやすいということでもあります。芹の湯の浴槽と、清流荘の加温槽は加温なので、掲示の1,018/1,120mg/kgはあくまで源泉の値。人工炭酸泉のような細かい泡付きを期待して行く湯ではありません(清流荘には加温していない源泉槽もありますが、そちらの泡付きは私は確かめていません)。

※ 県の一覧は温泉地を主成分で分類したものです(複数の泉質を持つ温泉地は主成分で1つに振り分けられています)。源泉の本数を数えたものではありません。

温泉成分等掲示表は5項目。読むのは4つ、湯を分けるのは3つ

6軒ぶんの掲示を並べてみて、はっきりしたことがあります。湯の張り方(循環ろ過と消毒の有無)を、施設の格や値段では判定できないということです。

この6軒で最も安い450円の大島鉱泉は、循環も消毒もしていません。そもそもこの大人450円/中人200円/小人100円は、群馬県が物価統制令にもとづいて指定する一般公衆浴場の入浴料金の上限額(2023年8月改定)と完全に一致します。値引きではなく、銭湯と同じ値段です。1,000円の清流荘は、一部循環と塩素消毒があります。3時間600円の恵みの湯は、4項目すべて「あり」。もっと分かりやすいのは同じ800円の2軒で、湯端温泉は4項目すべて「あり」、芹の湯は循環ろ過が「なし」。同じ料金でも中身は割れます。値段からは、湯の張り方は読めません。

見るべきは、浴室か脱衣所に必ず貼ってある温泉成分等掲示表の下のほうです。ここには加水・加温・循環ろ過・入浴剤・消毒の5項目に「あり/なし」が書かれています。

八千代温泉 芹の湯の浴室に掲示された温泉利用状況。加水・加温・循環・入浴剤・消毒の5項目が縦に並んでいる
これが5項目。加水/加温/循環/入浴剤/消毒が縦に並び、それぞれに一文で状態が書かれている(芹の湯)

じつは、この湯づかいの部分について法令が定めている項目は4つで、入浴剤と消毒は同じ第4号にまとめられています(温泉法第18条第1項第四号の委任を受けた、同法施行規則第10条第2項第四号)。掲示表が5行に見えるのは、施設が入浴剤と消毒を別の行に分けて書いているからです。この湯づかいの掲示が義務になったのは2005年(平成17年)5月24日から。条文の書き方は「温泉に水を加えて公共の浴用に供する場合は、その旨及びその理由」という条件形ですが、実務上はほぼどの施設も「あり/なし」の様式で貼っています。だから2005年以降に掲示された湯なら、加水・加温・循環ろ過・入浴剤/消毒の状態はまず読めます。

そして入浴剤は、湯そのものではなく後から足したものの話。入浴剤の欄まで記録できたのは大島鉱泉と芹の湯の2軒で、どちらも「なし」でした。この記事が見る4つは、そこから入浴剤を外した加水・加温・循環ろ過・消毒です。読む順番としては、私はこう見ています。

  • 循環ろ過(ここが「あり」なら、湯は使い回されています。私はまずここを見ます)
  • 消毒(塩素の有無。においが苦手なら、ここが決め手になると思います)
  • 加水(源泉が薄まっているか。湧く量が細い湯ほど「あり」になりがちです)
  • 加温(冷鉱泉なら「あり」は必然。ここを減点しても、あまり意味はないと思っています)

西上州のように源泉が冷たい土地では、加温を責めても始まらない。だから残る3項目、とくに循環と消毒がどうなっているかで見ると、同じ「日帰り温泉」の中身がくっきり分かれます。

4項目それぞれの読み方と、掲示から「源泉かけ流し」を見分ける手順は、源泉かけ流しの見分け方|群馬の温泉の掲示で読む5つの型にまとめました。

⚠️ 恵みの湯を除く5軒は、ぬるめの設定が目立ちます。ただし芹の湯は溶存物質14.59g/kgの高張性で、ぬるくても体への負荷は小さくありません。消費者庁と環境省は入浴事故の予防として、湯温41度以下・入浴時間は10分程度まで、入浴前のかけ湯、飲酒後の入浴を避けることを呼びかけています。長湯が気持ちいい湯ほど、時間だけは意識してください。

観光の帰りに1湯|主要スポットからの車時間を実測しました

身も蓋もないことを言えば、1日に温泉へ2回も3回も入るのは温泉好きの発想です。普通は、どこかへ出かけた帰りに1湯でしょう。

その点、西上州とその隣(吉井町)は「どこか」に困りません。世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産が2つ(富岡製糸場・荒船風穴)、上野三碑の多胡碑、碓氷峠(横川)、妙義山(道の駅みょうぎ)、そして無料のこんにゃくパーク。そのどれもが、この6湯のどれかから30分以内でした。

車時間は、いずれも Google マップのルート検索で起点ごとに実測したものです(2026年8月時点・恵みの湯のみ2026年9月・通常の交通量)。

予約なしで寄れる4湯

出かけ先湯車経由
こんにゃくパーク(甘楽町)大島鉱泉12分/7.2km県道193号
富岡製糸場(世界遺産の構成資産)大島鉱泉10分/4.3km県道198号
貫前神社(上野国一之宮)大島鉱泉8分/3.6km県道192号
碓氷峠鉄道文化むら(横川)砦乃湯17分/12.8km国道18号→県道33号
道の駅みょうぎ(妙義山)砦乃湯17分/11.9km県道33号
碓氷峠鉄道文化むら(横川)恵みの湯18分/12.2km国道18号
荒船風穴(世界遺産の構成資産)芹の湯22分/14.6km国道254号→県道43号

いちばん現実的なのは、こんにゃくパーク → 大島鉱泉です。というより、これは私が実際にやった順番でした。パークは9時開店。入場も、こんにゃくバイキングも、工場見学も、駐車場も0円です。ひとしきり遊んで昼をここで済ませ、大島鉱泉が開く13時に合わせて12分走る。土産を買わなければ、この半日で出ていくお金は入浴料450円だけでした。

▶ こんにゃくパーク(甘楽町)の詳細レポート

大島鉱泉が強いのは、富岡・甘楽の観光地3つ(製糸場・こんにゃくパーク・貫前神社)のどれからも10分前後だという一点です。13:00開店なので、午前に観光して、昼を食べて、そのまま450円の湯へ――という半日の型にきれいに収まります。

碓氷峠鉄道文化むら → 砦乃湯も相性がいい組み合わせでした。Googleマップの案内は起点によって割れます。横川を起点にすると最速ルートは国道18号から県道33号に入る道で、これは砦乃湯の項で書いた「北側の山道を避けて南から入る」正解ルートとそのまま一致します。横川で峠の釜めしを買って、17分走って39℃の湯。妙義山を歩いた帰りなら、道の駅みょうぎから同じく17分です。文化むらからは磯部温泉の恵みの湯へも18分(12.2km・国道18号)で、横川からの帰りは砦乃湯と恵みの湯のどちらにも振れます。

荒船風穴 → 芹の湯の22分は、県道43号、地元で紅葉ライン(姫街道)と呼ばれる道を下る区間です。芹の湯自身が「姫街道の隠れ湯」を名乗っているので、道のほうが先につながっている格好になります。

先に予定を立てたい2湯

残る2湯は、思いつきで寄れません。分けておきます。

  • 湯端温泉:完全予約制(3日前から電話)・11:00〜16:00・月火水休。予約時刻が決まってから、前後の予定を組むほうが確実です。同じ吉井町にある多胡碑記念館(多胡碑は奈良時代の石碑で、上野三碑〔こうずけさんぴ〕としてユネスコ「世界の記憶」に登録されています)からは9〜14分(県道41号経由が最短)。碑を見て、貸切風呂に50分入って帰る、という半日の組み方ができます。
  • 清流荘:予約制ではないものの、不定休が非公表で、宿泊が満室だと日帰りを断られます。受付は午前11時ごろからで、入れるのは露天だけ。荒船風穴からは26分ですが、風穴を見てから向かうと受付時間が読みにくいので、朝いちで電話してから動く日に充ててください。

湯のあとに寄れる西上州の食

下仁田まで下りたなら、餃子タンメン一番(下仁田町下仁田362・上信電鉄 下仁田駅から徒歩3分)。『孤独のグルメ』の聖地ですが、昼は11:30〜14:00で売り切れ次第終了、定休は毎月「3の付く日」(3日・13日・23日)という変則です。湯とセットで組むなら、ここの定休をいちばん先に確認してください。

安中側なら、砦乃湯の記事でも触れた石窯料理 ルオントがあります。

磯部温泉 恵みの湯の帰りなら、同じ安中市の国道18号沿いにある貝だしラーメン 麺屋わくや。恵みの湯で砂塩風呂と大浴場を済ませて、13時にわくやで昼、という順で回った日の記事です。

定休日だけは先に確認を

6軒の休みは、第1・第3火曜(恵みの湯)/水曜(砦乃湯)/月・火・水(湯端)/木曜・第2金曜(芹の湯)/不定休(大島・清流荘)とバラバラです。恵みの湯は2026年10月1日〜31日が浴室工事で休館です。水曜は砦乃湯と湯端が同時に休みになるので、この曜日に西上州へ向かうなら、湯は富岡か下仁田に絞ることになります。

よくある質問(FAQ)

Q. 安中・富岡・下仁田で日帰り入浴できる温泉はどこ?
私が実際に入って掲示を確認した範囲では、この記事の6湯です。安中市磯部の磯部温泉 恵みの湯(3時間600円)、安中市松井田町の上増田温泉 砦乃湯(3時間800円)、高崎市吉井町の湯端温泉(800円・50分完全貸切)、富岡市の大島鉱泉(450円)、下仁田町の八千代温泉 芹の湯(800円)と下仁田温泉 清流荘(1,000円・露天のみ)。6軒とも宿泊なしで立ち寄れます。恵みの湯は2026年10月1日〜31日が浴室工事で休館です。

Q. 西上州で「完全かけ流し」の日帰り温泉はある?
私が実際に入って掲示を確認した範囲では、加水・循環ろ過・消毒が3つとも「なし」で加温すら内湯には要らない――この記事でいう「完全かけ流し」は、上増田温泉 砦乃湯(安中市松井田町)だけです。源泉40.8℃をそのまま内湯に注ぎ、露天だけその日の気温に合わせて加温しています。なお八千代温泉 芹の湯は掲示に「源泉掛け流しで営業しております」とあり、加水なし・循環ろ過なしですが、加温と塩素系薬剤による消毒を併記しています。

Q. 西上州でいちばん安く入れる日帰り温泉は?
富岡市の大島鉱泉で大人450円(2026年7月時点・現金のみ)です。沸かし湯ですが、循環ろ過も消毒剤も使っていません。13:00〜19:00・不定休なので、訪問前に電話確認をおすすめします。

Q. 富岡製糸場やこんにゃくパークの帰りに寄れる温泉は?
この記事で挙げるなら大島鉱泉(富岡市)です。こんにゃくパークから車12分(7.2km)、富岡製糸場から10分(4.3km)でした(Googleマップのルート実測・2026年8月時点)。13:00〜19:00・大人450円・現金のみで、不定休のため訪問前の電話確認をおすすめします。碓氷峠鉄道文化むらや妙義山(道の駅みょうぎ)からなら、上増田温泉 砦乃湯まで17分。碓氷峠鉄道文化むらからは磯部温泉 恵みの湯へも18分です。

Q. 予約が必要な湯はある?
湯端温泉は要電話予約です(3日前から・50分完全貸切)。清流荘は予約制ではありませんが、不定休が非公表で宿泊満室時は日帰りを断られることがあるため、当日の電話確認(0274-82-3077)が確実です。

Q. 群馬で二酸化炭素泉(炭酸泉)に日帰りで入れるのは?
私が実際に入って掲示の分析書を確認した範囲では、下仁田町の八千代温泉 芹の湯(遊離二酸化炭素1,018mg/kg)と下仁田温泉 清流荘(1,120mg/kg)の2湯です。県の一覧の3つ目は桐生市の猿川温泉で、水沼駅の「水沼の湯」として日帰り入浴ができます(私は温泉棟が未訪。施設公式の現行泉質表記に「含二酸化炭素」はありません)。群馬県の泉質別温泉一覧(令和8年3月31日現在)で二酸化炭素泉に分類されている温泉地は県内211のうち3つで、そのうち2つがこの下仁田町の2湯にあたります。芹の湯の浴槽と清流荘の加温槽は加温のため、数値は源泉の値です。泡付きを期待する湯ではありません。

Q. 冷鉱泉を加温している湯は、温泉として価値が低い?
そうとは言えません。源泉が冷たい土地では加温は必然で、そこを減点しても何も分かりません。見るべきは残りの項目です。この6軒でも、加温している大島鉱泉は循環ろ過も消毒もしておらず、芹の湯は循環をしていません。掲示表の5項目(加水・加温・循環ろ過・入浴剤・消毒)のうち、湯づかいの4項目を分けて読むと、中身の違いがはっきりします。

まとめ|冷たい湯の土地には、冷たい湯なりの答えがある

西上州の6軒は、源泉温度で並べると41.9℃・40.8℃・15.0℃・14.5℃・13.8℃・13.7℃。4軒が冷鉱泉です。

だからこの土地の湯は、そのままでは成立しません。全部やる(湯端・恵みの湯)、薪で沸かして循環と消毒はしない(大島)、循環はせず、加温と塩素は隠さない(芹の湯)、沸かした湯の隣に沸かしていない湯を置く(清流荘)。そして、そもそも沸かさなくていい(砦乃湯)。

草津や万座のような分かりやすい強さは、ここにはありません。代わりにあるのは、湯づかいの4項目が5通りに分かれているという面白さです。かけ流しかどうかだけで湯を選んでいたころの私なら、たぶん5軒を切り捨てていました。並べてみないと分からないことでした。

なかでも、いちばん切り捨てていたであろう湯が、いちばん記憶に残りました。富岡の大島鉱泉です。かけ流しでもなく、泉質名すらなく、沸かして水で足した450円の湯。それでも循環はせず、塩素も入れず、3代目が毎日薪をくべている。湯づかいの4項目を1軒ずつ読むというのは、要するにこういう湯を見落とさないための作業なのだと思います。

ほかの群馬の湯とも比べたい方は、こちらもどうぞ。

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